日本では、2019年から22年の8月までに10件ほどのゴルフ場の倒産が報告されています。
いずれも分割での預託金返還が難しくなっていた所に、20年3月頃から発生した新型コロナ
ウイルス感染拡大の継続で、そのしわ寄せが 今来ているのでしょう。 昨日からの続きです。
コロナ禍のお陰で、感染リスクの低いゴルフの人気が集まっているとは言え、小規模な
コースは、これからもコロナ禍の影響は少なからず受けるでしょうが、大手は堅調のよう。
ゴルフ場運営大手のPGM(パシフィック ゴルフ マネージメント社)やアコーディア ゴルフは
売上高や来場者数が、コロナ禍の影響で2020年(2020年4月~2021年3月)の前年比が
ダウンしましたが、21年は大幅にアップし、22年も現在まで すこぶる好調のよう。日本で
プレーしているゴルファーであれば、練習場やコースなどで実感していることでしょうネ。
バブル崩壊からコロナ禍以前まで、日本のゴルフ産業は長い低迷に喘いでいました。 プレー
人口は1994年の1,500万人をピークに減少し続け、2019年には600万人を割り込んだと聞きます。
2000年に入り、ゴルフ人口を支えていた団塊の世代が減っていくため、“少子高齢化の中でも、
若い世代や女性ゴルファーを取り込まずに将来は無い“ とゴルフ関係者は訴え、躍起になって
いましたが、長い間に渡って 実を結びませんでした。それがコロナ禍で事態が一変しました。
日本は少子高齢化で人口が減っており、様々な分野で縮小していますので、ゴルフも同じように
言われますが、今でも人口が増え続けている米国でも、ゴルフ市場は縮小されていたようです。
それがコロナ禍で米国でも世界でもゴルフ人口が増えているといいます。嬉しい現象です。
ゴルフルールを統括する R&A の最新データによると、2016年からの五年間で、世界のゴルフ
人口は6,100万人から560万人増え、12年の6,160万人を上回り、過去最高を記録したとか。
特に増加幅の大きかったのは、欧州が 790万人から1,060万人(最大は英国の360万人から
570万人)に、アジアが 2,090万人から 2,330万人、米国が 2,990万人から 3,060万人に
増加したといいます。日本の数字は出ていませんが、どれだけ増えているでしょうネ。
アジアの240万人の増加には、日本人とタイ人が貢献しているのかな。 どうでしょうネ?
このゴルフブームが一過性に終わらないよう、タイ国でも日本でもより一層の工夫が必要ですネ。
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