プラユット首相の11日の演説を受け 14日に、Covid-19 対策本部(CCSA)で
本会議が開催され「11月1日開国」についての話し合いがなされました。
でも演説で述べた「11月1日以降、ワクチン接種を受けた指定の五カ国からの外国人は、
空港での検疫は行なわれず、自由に目的地に訪問できる」という内容と、大きな違いは
ありませんでしたネ。処で CCSAで議決された事項は、閣議決定を経て官報で公告されます。
が、CCSA会議の議長はプラユット首相です。本会議で議決された事が、閣議でひっくり
返されることは無いようです。ここ数週間、一日当たりの新規陽性者数が一万人前後の
横ばい状態で、死亡者も連日100人前後。また最近、クラスターが発生したりしています。
よって、CCSA会議での決定も慎重になってしまい、トーンダウンしたのかも知れません?
首相の演説では、隔離無しの入国を認める低リスク国は10カ国になると表明しており、
残り五カ国については、14日のCCSA本会議で検討することになっていましたが、英国、
米国、ドイツ、シンガポール、中国の五カ国以外の国の発表もありませんでした。
そう言えば、同じ14日に 在タイ日本大使館の梨田和也大使とプラユット首相が、首相官邸で
会談を行なっています。プラユット首相は、岸田新首相就任の祝福や日本からアストラゼネカ
ワクチン、約870個の酸素濃縮器などの寄贈に感謝の意を表したようです。 その際に、
日タイでコロナについての水際措置に対し、相互に緩和するよう話し合われたといいます。
低リスク国の五カ国を考慮したのは、確か 日本の新規感染者が静まり返る前ですから、
五カ国から10カ国に変更される時には、日本もその中に入るでしょうネ。
どうやら現在では、経済的価値とワクチンの適用範囲に従って、38カ国をグループ化し、
さらに、検討しているという話も聞きます。その中には日本も含まれていますしネ。日本は
11月なのか、それ以降なのか不明ですが、今の日本なら今後優先的にリストされるでしょう。
日本で待機しているタイ国のゴルフファンの皆さん、もう少し朗報を待ちましょう。
タイのコロナ対策は朝令暮改ですから、当日にならないと分かりません。
これまでも、何回も梯子を外されてきました。
❶日本が低リスク国として、最初の10か国に入るのか?
コロナ感染状況だけ見たら、日本の新規感染者薄は500人程度、死者数は20人強であり、ワクチン接種率も、今月末には70%を超えるので、世界で最も優良な国です。
米国や欧州ではいまだに数万人の新規感染者が出ており、シンガポールでも、日本の100倍以上(人口比)の新規感染者が出ています。
問題は、日本の水際対策が厳しいことにあります。
海外との往来は相互主義が原則なので、日本が入国制限を緩和しないと、難しくなります。
ただ、今回の場合は、タイ側の外国人観光客の誘致が優先事項なので、相互主義は問題にならないかもしれません。
❷強制隔離が無くなっても、コロナ前のように、パスポートと航空券があれば、タイ入国が可能になるわけではありません。
11月からは、従来のCOE(入国許可証)に代わり、タイランド・パスという名称になるそうですが、内容は明らかにされていません。
名前だけ変わっただけで、中身は変わらないのでは?という話もあります。
コロナ保険は必須のままのようです。
コロナ前に戻るには、まだ相当の時間が必要です。
https://pattayalife.net/archives/43242