日本も負けじと 格安航空会社 三社が …

　　
　LCC 格安航空会社を 侮っていると、マレーシア航空のようになってしまいます。 （昨日からの続き）

最近 米国では大手アメリカン航空が再編成に乗り遅れて 破たんしていますが、LCCの攻勢も大きな
一因のようです。　確実に 既存の客の一部はLCC に流れて、価格競争で経営が圧迫されます。

アジアで急成長のエアアジアですが、遅まきながら 全日空は香港の投資会社などと共同出資で、関空を
拠点にするピーチ・アビエーションを 設立し、「日本初の本格的LCC 」 を 謳い文句にスタートしています。

　
　　　　　＜どこまで伸ばすか？ 全日空のピーチ航空…＞

更に エアアジアとも組み、成田空港を 拠点とするエアアジア・ジャパンも 立ちあげていますネ。　

日本航空もオーストラリアのジャットスターなどと、ジャットスター・ジャパンを 設立し、2012年中には
就航するそうですヨ。　この日本の三社は 海外LCC と違い、国内線にも就航するようで ピーチが先陣を
切って 来年３月に関西から札幌・福岡に就航予定だそうです … …　常識を 覆す運賃にするとか …

運賃が安いのは 結構、でも 安全性も シッカリお願いしたい処ですよネ。　でも 喜ぶのは消費者だけでは
ないようです。　海外LCC の登場は 日本の地方空港にとって、思わぬチャンスとなっているそうです。

　
　　　＜茨城空港は 2011年のローコストエアポート賞を…＞

例えば 茨城空港、LCC 誘致の為に 使用料がかかる搭乗橋を なくし、乗客は タラップで搭乗してもらい
出発と到着の各ゲートを 一階に集約し 人員の配置を 整理、こうした経費削減で空港使用料を 低く抑え
格安な空港サービスに成功しているとの事です。　昨年３月の開港時は、定期便などありませんでした。

が、今では スカイマークが神戸と札幌に定期便を、中国の春秋航空が上海を 結ぶチャーター便を 週５回
飛ばしています。　しかも 10月・11月の搭乗率は、スカイマーク便が採算ラインと される６割を 超え、

　
　　　＜スカイマークは 先輩として奮闘している…＞

春秋航空も平均 87％と好調だそうですヨ。　これを 参考に各自治体も 盛んに春秋航空の就航を 誘致し
高松には 今年７月から週２便、佐賀県にも来年１月からの就航が決まっているようで、良いことです！

こうした 航空運賃の低価格化の動きは、航空市場全体のパイを 広げるでしょうネ。　LCC が浸透する
国では 低価格競争で、各社が規模の拡大でコスト削減を 進めますので、航空業界の再編が加速します。

我々にとっては 願ってもないことです。　が、何度も言いますが、安全と安心を くれぐれもお願いです！
タイでは こんなことが起きて、運輸省が各LCC 社に いくつかの指示を 出しました。　明日に …



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