コロナ禍に入った、特に昨年から今年は、違法賭博の摘発が多くなったような気がします。
ビフォーコロナは、賭博が好きなタイの人たちはカンボジアやラオスなどの隣国にある
カジノまで出かけていました。しかし現在は、国境は閉鎖がち。それで国内において
闇賭博場が、多く開かれるようになるんでしょう。それに合わせて摘発も多くなります。
先日のクリスマスの日 タイ警察パタヤ署は、高級コンドミニアムにてドラゴンタイガー
(トランプカード)で違法賭博を行なっていたタイ人と外国人20人を逮捕しています。
賭博好きの彼らの間で、数百万バーツが動いていたといいます。何も富裕層ばかりだけ
でなく、その辺のギャンブル好きの一般人たちも加わっていることも多いようです。
周知のことと思いますが、タイ国では1935年に制定された賭博法により政府が公認する
競馬など以外の賭博は禁止です。ムエタイや闘鶏・闘魚・闘虫など、もし行なうのであれば
許可が必要で、麻雀もNGですヨ。また合法的なカジノはタイ国内にはありません。また
海外で合法的に運営されているオンラインカジノも、タイ国内で行なえば違法となります。
タイ国内でも「カジノ合法化」の議論が起き、時折 ニュースなどに取り上げられます。
そんな中、今月12日、タイ国立開発行政研究院という政府機関が、18歳以上の1,318人を対象に
「カジノ合法化」に関する世論調査の結果を明らかにしています。(調査は12月6日から8日)
カジノ合法化について「まったく同意しない」が46.5%、「あまり同意しない」が10.3%、
「とても同意する」が21.3%、「かなり同意する」が18.1%、「わからない」が3.8でした。
まとめると 不同意派が56.8%で、同意派は39.4%です。 約四割の人が賛成とのことです。
カジノ合法化反対派の意見は「家族の対立、債務問題、犯罪を引き起こす可能性がある」
「仏教国には相応しくない」など。合法化賛成派の意見は「税金を徴収できる」などでした。
タイ人もギャンブル好きと言われますが、世界保健機構では、ギャンブル依存を精神的
病気の一つと定義しており、これをタイ健康促進協会では社会問題と捉えているようです。
その為 同協会では時折、ギャンブルの状況調査を行なっています。2019年の調査では、人口の
57%が 賭け事をしているとのこと。今ではコロナ禍により もっと増えているのか知れませんネ。
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