今日の話題も “タイならではの話” かも知れませんネ。
タイのエンターテイメント系の「エグゼクティブスター」という雑誌社が、女性とニューハーフによる
ミスコンテストを開催すると発表しています。タイでは毎年、女性の美を競う多くのミスコンテストが
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開催されています。ちょっとしたイベントには、ミスコンが付きものですからネ。けど、そのほとんどは
ミスコンで、ニューハーフではパタヤの「ティファニー ユニバース」くらいかな。でも有名です。
こうして女性は女性、ニューハーフはニューハーフ同士によるコンテストでした。それを一緒に行なうと
いうのは初めての企画で、タイの人たちの間では興味津々らしいですヨ。 なんでも、今回企画されたのは、
エグゼクティブスター誌が創刊4周年記念として開催するもので、ニューハーフの人たちと女性を対等に
接するというコンセプトがあるとか。どちらかというとニューハーフ側に立ったミスコンになるようです。
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確かに こういうミスコンでも、分け隔てなく行なうことが女性と認めることになりますかネ。
優勝賞金は、20万バーツ(約70万円)で、他にいろいろ副賞が用意されるようです。応募できるのは、
タイ国籍で、17才から25才まで。決勝は8月29日にインペリアル ワールド サムロンというショッピング
モール内にあるホールで行なわれます。 ニューハーフの人が優勝しちゃったりしてネ。有り得ますヨ。
タイは世界的にも第3の性の人たちに対して、とても理解のある国としても有名ですが、
6月初めにも、バンコク大学の こんなニュースが流れていましたネ。
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同校は歴史ある有名私立大学で、多くの優秀な人材を排出していますが、以前から「生徒自身が思う
性を尊重させ、それに合った服装をさせる」と いう考え方を持っています。ですから生徒からも
様々な自由闊達な意見や行動が見受けられます。 今回は生徒個人が配信した “男女” が平等に着用
可能な「トムボーイ(オナベ)」と「レディボーイ(オカマ)」という2パターンのドレスコードを配信。
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<トムボーイ…>
それを大学の運営側も公式に発表して承認してしまいました。数日後には公式のフェイスブックにも
共有され、他の学生や卒業生からポジティブなコメントが寄せられ支持されているそうです。
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<レディボーイ…>
タイはLGBT人口も多く、男装する女性を「トム・ボーイ」、女装する男性を「レディ・ボーイ」という
呼び名が一般化しています。大学は「それを認めていますから制服コードはきちんと守って下さいネ」って
とことでしょうか。 タイはトランスジェンダーの人たちにとって住みよい国なんでしょうネ。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
追記
釈迦に説法ですが、トランスジェンダーとは、 性転換手術までは行わないが、異性の社会的
性的役割や規範に収まりたい人。 LGBT とは、女性同性愛者 (レズビアン、Lesbian)、
男性同性愛者 (ゲイ、Gay)、両性愛者 (バイセクシュアル、Bisexual)、性転換者・異性
装同性愛者など (トランスジェンダー、Transgender)の人たちのこと。
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