アピシット政権が発足して一年が経つんですねぇ~ このような節目が来ると一年の速さを実感します。
アピシット首相は、昨年11月~12月あの空港占拠騒動後、タクシン元首相派政権が憲法裁判所により
解党されて崩壊した際に、当時 野党だった民主党にタクシン派の一部が合流し発足した政権です。
アピシット首相就任当初は、政権交代した民主党・鳩山首相のように非常に期待も高かったのか?
支持率も評価もウナギ登りでしたが、半年を過ぎた7月頃から、徐々にダウンして来ていますネ。
そう云えば、オバマ大統領の米国・日本・タイは与党・民主党にチェンジした共通点を持ってますネ。
<アピシット首相>
日本では新聞社やテレビのメディアが、現政権の 或いは 首相の評価を世論調査などで定期的に
支持率何%と発表しますが、タイでは大学のアンケート調査が多く 何点という点数が使われますネ。
確か、7月後半に タイの国立ラーチャパット大学が、タイ全国で行った世論調査で、アピシット政権への
評価は10点満点で6.39点でした。15年間の学費無料化、高齢者手当て、2千バーツ定額給付金などが
支持された一方、経済政策への評価が低く、取組む姿勢は好感しつつ 実績が物足りないようでした。
それが、発足から一年経ったアピシット政権の総合的な通信簿は、経済界では評価する声もあるモノの
最近バンコク大学が全国の1,660人を対象に実施した世論調査では、経済政策は10点満点中3.87点と、
低迷し、調査した大学が違いますが 7月と比較すると更に2.52ポイントもダウンしています。
不況対策に取組む姿勢と明確な決意は、7月同様 評価されつつも 国民生活の質的向上、外交、適切・
迅速な法の運用、国家安全保障などが、いずれも4点に満たず、これらが厳しい評価となったようです。
<タクシン元首相>
処で 一年経ったアピシット首相をおとしめる為か、タクシン氏の暗殺計画が明記されている極秘文書を
入手したと、タクシン支持派の野党・タイ貢献党が騒いでいますネ。いやはや 物騒なことです・・・
暗殺と云うと、25、6年前のフィリピン・マニラ空港で起きたアキノ氏暗殺事件、記憶が鮮明に残っています。
あの事件で、確かに政敵はいなくなりましたけど、マルコス大統領失脚亡命事件の直接的原因に繋がり、
政治的にも個人的にも、内外に信用を落とし最も損をしたのが、マルコス大統領でしたからねぇ~
こんなこと、ワタクシが心配するまでも無く (笑)、今の時代 誰でも理解できるでしょうが、
あり得ない事が起きるのも、アジアの国々ですからネ… …
報道によれば、アピシット首相は 「合法的な方法でタクシン元首相を帰国させ、刑に服させようと
している。政府が暗殺などと云う非合法な手段に訴えることはない!」 と明言し、「あまりに汚い
やり方、そんな噂は国益をも損なうものだ!」 と批判していますが・・・
<エリートなお二人>
ここ数年の首相の短命、野党・民主党の政権交代、お金持ちエリートの首相誕生、
その首相の支持・人気の凋落・・・ 等々。 タイと日本の政情、余りにも似ていません?
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