チャイヤデイロ 和子さんが「タイに住み 悩みを持つ日本人が気軽に相談できる場所を
作れないか」と思ったのは、来タイ後 22年後でした ・・・ 昨日からの続きです。
大学時代に幼児教育を専攻し、その一環でカウンセリングの基本も学んでいたという和子さん。
気軽に相談できる場所を作ることを決断後、通信教育を活用し心理学について本格的に勉強を
始めます。その際、日本には「いのちの電話連盟」という無料相談機関があることも知りました。
同連盟へ “タイで開設するためにはどうしたらいいか” と相談したところ、和子さんの活動を
後押ししたいと研修を提案されました。半年ほどかけて、電話によるカウンセリングの基礎を身に
付けていきます。そして、思い立ってから3年後の2001年、ボランティア相談員6人と無料電話
相談室をスタート。翌年には、タイ政府による財団法人認可も受け、ゆっくりと歩き出しました。
創設から17年経ちましたが、かかってきた電話は1,200件以上になったといいます。 多くの命も
救われたんでしょうネ。また、どれだけの人が悩みを解消できたり、その周囲の人たちが、どんなに
助かったか 計り知れないでしょう。 でも 電話がかかってきた時、どんな対応をするんでしょう。
和子さんが電話を受けた時、一番に考えるのは、相手がどんな気持ちで電話をかけてきたのか、
その背景を汲み取り、相手の思いに寄り添うことを、何よりも大切にしているといいます。
いつも思っていることは、自分たちは決して アドバイスをしたり 相手に意見を述べたりする立場では
ないこと。心の奥にしまっている言葉を口にできるよう、相手に合わせて、聴き役に徹するそうです。
これまでに協力してくれているボランティアの相談員は延べ70人以上になったそう。日本で
心理学を学んだ人も、ゼロから始める人も様々で、皆さん40時間の研修を経て電話に向かうそう。
今ではネット社会となりSNSの普及が進み、またネットで何でも情報が手に入るようになり、
相談件数はピーク時の半分ほどになったようです。でも、同じタイに暮らす相談員と、直接
電話を通して話がしたい、聞いてほしいと望む声は、強まっているように感じているとか。
相談件数は減った今でも、相談室の必要性はあると和子さんは仰います。
現在の和子さんの主な役割は、どう対応していいのか、困った時のサポート役と相談室を
支える相談員のケアだそうです。 ある面、非常にセンサティブな活動ですからねぇ~
相談内容を相談員が引きずってしまわないためのケアも必要なんでしょうネ。
タイで悩みを持っている方、そんな友人がいたり、ボランティア相談員として手助けして
みようという方、問い合わせは Tel 02-392-2680(相談電話)、02-392-3750(事務局)です。
相談時間は 毎週 日・月・火の 10:00 ~ 16:00 です。 FacebookでもOKだそうです。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
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