タイのクルンテープかるた会、って？

　　
　“小さな事からコツコツと・・・”　西川きよしが使う　このフレーズ、ワタクシ　大好きです！　
サラリーマン時代に、若い人にも偉そうによく言いました。　そして　言い過ぎて嫌われもしました。　（笑）

　でも　そんな　“小さな事からコツコツと・・・”　と云う努力が実って、今　日向に浮かびつつあるのが
06年でしたか、4年前に発足した競技かるたのサークル　「クルンテープかるた会」　ではないでしょうか？
当時バンコクに在住する　かるた選手が中心となって発足した会と聞いています。

それが、昨年12月7日に行われた　「第五回　日タイ交流かるた大会」　では、タイ人が　なんと45名も
出場し　驚くことに、日タイの上級者を対象とした経験者の部で優勝、2位、3位を独占したのは、タイの女子
学生さん達と云いますから、二度吃驚です！　　正直　当初は　「日本語も解らず、何が　かるた？」　と…

　ホント失礼いたしました！　こんなに素晴らしい成果を出していたなんて、知りませんでしたねぇ～　
＜　クルンテープ　とは、タイ語でバンコクを指します　＞

　　　　
　＜かるたは日本伝統文化の一つです！＞　　　

　タイでは、近年　日本文化関連のイベントが急増し、特にコスプレやアニメなどの大衆文化の世界では
確かに　若者の間で人気を集め、一世を風靡しつつあります・・・　でも　あの　かるた　ですからねぇ～
ワタクシ、だって　そんな　かるた会なんて、出たことありません、皆さんもそうでしょう？

　ワタシなんぞ、最初から日本語が解らないタイ人には無理と　決めつけちゃいますが、日本人にも難しいと
思われる百人一首をよく外国人に広めようなんて、考えましたねぇ～　和歌を始めとする古典への理解を
外国人に求めるのは、ちょっと無理があるのでは？　また　かなり高度なことのように思いますが・・・

　さて、日本人も26人参加したにも拘らず　上位3位まで独占した彼女達、昨年10月に東京で開かれた
第17回多摩百人一首かるた大会の初心者の会に出場し、団体戦で初優勝もしているんですネ。　
「今後は日本の大会の個人戦での入賞を目指したい」　です、って・・・

　　　
　＜各地で開かれるかるた大会＞　

2年前　彼女達に平仮名から教え始めた、クルンテープかるた会長の坂東真由美さん（初段）は、
当時を振り返り　感無量の面持ちだった、と・・・　それはそうでしょうねぇ～　　
それこそ　“小さな事からコツコツと・・・”　でした、　　でしょうからネ。　これは頭が下がります。

　大会では、日本からA級選手三名も来タイし　審判長には東京かるた協会長の横矢美恵子さん（5段）が
務める他、読み手も広島県かるた協会所属の専任読手（6段）が担当したそうですから、正に本格的です！
これでは、レベルも上がり、タイ人の参加者が倍増、倍増で増えていると、云うのも理解できます。

　ワタクシ、ゴルフでは　“小さな事からコツコツと・・・”　が出来ていません！　
　毎週土曜日の開店前の日本料理店・寅次郎（スクンビット通りソイ49）で、かるたの練習が行われている
と聞きますから　どんな練習ぶりか覗いてきましょうかネ・・・



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