先週初めから 高架鉄道パープルライン (バンコク北部・バンスーと北西部の
ノンタブリ県・バンヤイを結ぶ) が、一般客を乗せ 試験運行を開始していますネ。
今後、毎週 数日のペースで一般客を乗せて試験運行を行ない、8月月6日に いよいよ 正式に開業。
シリキット王妃の誕生日である8月12日に開業式をあげる予定で、運賃は16 バーツから42 バーツ。
パープルラインは全長23キロ、16 駅。バンコクの地下鉄MRTブルーラインを運営するバンコク・
エクスプレスウェイ・アンド・メトロ社 (BEM) が運営します。 が、車両、信号・運行監視設備、
変電設備、通信設備など鉄道システムの納入と軌道、駅設備などのメンテナンスを東芝、丸紅、JR
東日本が担当します。 また車両は全21編成63 両で、JR東日本グループの総合車両製作所が製造。
近年、人口増加で深刻化しているノンタブリ県から、バンコク市内中心部への自動車の
代替交通手段として、渋滞緩和に大きく貢献することが期待されています。
さぁ~ 車両をはじめ主要システム一式が日本製という、タイに初めてのシステム導入ですヨ。
中国とは違い、世界的にもレベルが高い日本の鉄道システムの実力の見せどころです ・・・
ただ、パープルラインの南東側の終点であるバンスー地区のタオプン駅とブルーラインの西北の終点である
バンスー駅は約1キロ離れ接続していません。 タオプン駅までMRTを延伸する計画を立てていますけど、
この計画が予定通り実行されたとしても、来年7月頃になる見通しといいますから、接続面での課題が残ります。
一日あたりの利用者数を15万人と予想していますので、接続面は市民に不便を感じさせるものの、
バンコクのベッドタウンとなっているノンタブリー県に住む住民にとっては最高に便利な足となります。
両路線を管轄するタイ電車公社(MRTA)は、2駅間でシャトルバスを運行し、将来的にはブルーラインを延長して
タオプン駅に接続する計画です。 こんな所が いつも中途半端。 最初からビシっと決めればいいのにねぇ~
そう言えば、バンコクの都市鉄道レッドラインの鉄道システム一式の設計建設も、住友商事・
三菱重工業・日立製作所と共同で、タイ国鉄(SRT)から受注しています。
バンコク中部のバンスー駅を起点に全線高架鉄道で、北隣のパトゥムタニ県ランシットまでの
26.4キロ (北線) と西のバンコク都タリンチャン区までの14.6キロ (西線) を結びます。
ドンムアン空港まで電車で行けるようになりますヨ。 長くなりますので明日に続きます ・・・
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