ようやく、台風の目が治まったようです。 そう、アリヤ・ジュタヌガーン選手 (20) のことです。
現在 行なわれているミシガン州のブライズフィールドCCで開催されている米国女子ツアー
「マイヤーLPGAクラシック」 の二日目を終わって、姉のモリヤ選手と同じく25位にいます。
まぁ~ 野村敏京プロ以外、日本選手が上位に入っていない中 25位にいること自体 凄いことだけど ・・・
<スター誕生です、バンコク市内の広告にアリヤ選手が ・・・>
アリヤ選手、初優勝から3週連続優勝という快挙後、4試合連続優勝に臨むのかと思いきや、
”タイにも戻らなければならないし、休養が必要” と、4試合目となる翌週の 「ショップライト
クラシック」 をスキップしましたので、4試合連続優勝はなくなりました。
もし達成したら新記録かと思いましたが、上には上がいるもので、米国女子ツアーでは4人いました。
LPGA創生期のミッキー・ライト、キャシー・ウィットワース選手、それに、アニカ・ソレンスタム、
ロレーナ・オチョア選手がそうでした。 更に 参戦した試合の連続優勝の記録としては、1978年の
ナンシー・ロペス選手と2004年から05年にかけてのアニカ・ソレンスタム選手の5週連続優勝があります。
<アニカ・ソレンタム選手>
さて、12日に終了したメジャー第二戦の 「KPMG女子PGA選手権」 で初のメジャータイトルとともに
彼女自身の4連勝に挑戦しましたが、それでも3位に入りましたからネ。 まだ好調を維持していました。
優勝したのはカナダの18 歳・ブルック・ヘンダーソン選手でした。 2 位にはニュージーランド籍の
19歳・リディア・コ 選手ですヨ。 アリヤ選手が20歳と米国女子ツアーも低年齢化が、驚くほど
物凄く進んでいますネ。 米国女子ツアーで、今 もっともホットな3人娘です。
ところでアリヤ・ジュタヌガーン選手、今年の最初のメジャー、「ANAインスピレーションズ」 で
逆転負けをした際 「LPGAでのプレーの仕方、勝ち方を学んだ」 とコメントしていました。
<3番ウッドを取り出すアリヤ・ジュタヌガーン選手>
負けることで勝ち方を知ったといいますか、その一つの選択が キャディバッグから1番ウッドを抜く
決断をしたことだといいます。 コースが狭すぎるなど自身にとって難しいコースは、ドライバーの
飛距離が最大の武器にもかかわらず、ドライバーを使わずに 封印して好結果を 出しています。
アリヤ選手のクラブセッティングは、ウッドは3番の1本だけで、その下は2アイヤンから
PWまで9本のアイアンに、ウェッジが50、56、60度の3本。それにパターという構成だとか。
ウッドの3番でも280ヤード前後の飛距離が出ると聞きますから 大変な彼女の強みですよネ。
<リディア・コ 選手>
「LPGAボルヴィック選手権」 で予選ラウンドの2日間を、アリヤ選手と一緒に回った世界ランク
1位のリディア・コー選手も 「1Wを入れていないプロと一緒に回ったことはない。 でも、
そのセッティングは完璧で、彼女は3Wで曲がらずに私の1Wより 30~40ヤードに飛んでいた」 と
言わしめています。 これからも、とても楽しみですよねぇ~ ・・・
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
USLPGAのドライビング・デイスタンス・ランキング(下記)を見ると、アリヤ(3W)とコー(1W)の差は確かに20ヤードもありますね。
1位:レクシー・トンプソン 283Y
10位:ブルックス・ヘンデルソン 267Y
14位:アリヤ・ジュタヌガン 266Y
118位:リデイア・コー 247Y
http://www.lpga.com/statistics/driving/average-driving-distance?year=2016
アリヤ選手の破壊力の凄さは末恐ろしいものがありますが、ドライバーが宮里藍より飛ばないリデイア・コー選手が世界ランクのトップに君臨していると言うのも、ゴルフの奥深さを感じますね。
★上記のランキングを見ていて気がつくのは、日本では無名のタイ人女子プロが数多くUSツアーに入ってきてる、ということですね。
しかし、まったく同感ですね。 今後は、勝みなみ ちゃんあたりが期待できるでしょう ・・・
ムービングサタディのバーディーラッシュで首位に立ち、サンデーバックナインは17番の攻めのバーディーでイ・ミリムを振り切り、見事全英女子オープンを制しました。いやー、嬉しいですね!!
ドライバーを持たないチャンピオンというのも凄いですが、ルーティーンにしているショットやパッティング前の微笑みも素晴らしい。戦いの中にあってこれぞ「イム・サヤーム」。インタビュアーも「Smile champion」って言ってました。優勝おめでとう!
こんなに早く、メジャーで勝つとは、誰が想像したでしょう。
お会いした時に、ゆっくり話しましょう。