これで政局は治まるんでしょうか?
サマック前首相が副業(テレビの料理番組に出演)による憲法違反で首相の座を失職したことを受けて、17日の本会議で
第26代のタイ首相にタクシン氏の義弟であるソムチャーイ・ウォンサワット副党首(副首相兼教育相)が298票を獲得して首相に
指名され就任することが決まりました・・・ 信じられませんねぇ~!
大体、現行の政権にイチャモンをつけているのは、元を正せばタクシン元首相から発している訳ですのに、これでは“深い傷口に
絆創膏を貼り付けただけ”で、なんら解決策にも結びつかないような気がしますが、どうなんでしょう?人材が居ないんでしょうか。
温和な人柄で、連立与党幹部の支持者も多く、野党からも「与党の首相候補の中では最適の人材」という評価もあるそうですが、
この流れを作っているのは、相変わらずに裏でタクシン氏が糸を引いている、なんて噂も聞きますしネ。何をや言わんか、です。
やはり誰もが案じているように、8月からバンコクの首相府を占拠している反タクシン派団体の民主主義のための市民同盟(PAD)は
「ソムチャーイ氏はタクシン氏の代理人どころか身内だ!」として、反政府活動の継続を改めて宣言しているそうです。
義理のお兄さんは、汚職裁判を逃れて、なんせ英国に逃亡中の身であるんですから大変な船出です。深い傷口に貼った絆創膏が
早くも剥がれそうです。
まぁ~ ワタクシなんぞ タイの政治やらそんなに詳しいわけでは無く、外国人ですから生意気な意見など言えるはずも
無いんですが、素人目から覗いても、こんな印象を持ってしまいます。唯々 政局が政権が安定して貰えれば良いのですが・・・
NNAビジネス・ニュースにこんな論評が載っていました。
{ソムチャイ氏は常に笑顔。新聞でもテレビでも、いつもにこにこしている。毒舌で、むすっとしたサマック前首相と全く対照的だ。
その前任のスラユット暫定首相は、お面のように表情を変えなかった。初めて白い歯を見せたのは退任直後だったように思う。
表情がソフトな首相は、チュアン元首相以来といえよう。タクシン元首相の義弟という立場から、新首相は反政府の市民団体から
強い攻撃を浴びるはず。だが、柔を持って剛を制すとは言ったもので、笑顔を維持できれば、意外と人気が上がって
長続きするかもしれない。}
政局も “微笑みの国・タイ” らしい形で落ち着いてくれると良いですが・・・ 笑顔に期待いたしましょう。
< ソムチャーイ・ウォンサワット > ― ニュースクリップから抜粋 ―
1947年生まれ。タマサート大学法学部卒し裁判官を経て、1999―2006年法務次官、労働次官。次官在任中に
タイ発電公社(EGAT)、クルンタイ銀行(KTB)、国営石油会社PTTなどの取締役を歴任。タクシン元首相の
妹でPPP北部閥を率いるヤオワパー元下院議員との間に子供3人。ウォンサワット家はタイ証券取引所(SET)
上場の携帯電話販売会社Mリンク・アジアなど複数の企業を所有している。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
サマック前首相が副業(テレビの料理番組に出演)による憲法違反で首相の座を失職したことを受けて、17日の本会議で
第26代のタイ首相にタクシン氏の義弟であるソムチャーイ・ウォンサワット副党首(副首相兼教育相)が298票を獲得して首相に
指名され就任することが決まりました・・・ 信じられませんねぇ~!
大体、現行の政権にイチャモンをつけているのは、元を正せばタクシン元首相から発している訳ですのに、これでは“深い傷口に
絆創膏を貼り付けただけ”で、なんら解決策にも結びつかないような気がしますが、どうなんでしょう?人材が居ないんでしょうか。
温和な人柄で、連立与党幹部の支持者も多く、野党からも「与党の首相候補の中では最適の人材」という評価もあるそうですが、
この流れを作っているのは、相変わらずに裏でタクシン氏が糸を引いている、なんて噂も聞きますしネ。何をや言わんか、です。
やはり誰もが案じているように、8月からバンコクの首相府を占拠している反タクシン派団体の民主主義のための市民同盟(PAD)は
「ソムチャーイ氏はタクシン氏の代理人どころか身内だ!」として、反政府活動の継続を改めて宣言しているそうです。
義理のお兄さんは、汚職裁判を逃れて、なんせ英国に逃亡中の身であるんですから大変な船出です。深い傷口に貼った絆創膏が
早くも剥がれそうです。
まぁ~ ワタクシなんぞ タイの政治やらそんなに詳しいわけでは無く、外国人ですから生意気な意見など言えるはずも
無いんですが、素人目から覗いても、こんな印象を持ってしまいます。唯々 政局が政権が安定して貰えれば良いのですが・・・
NNAビジネス・ニュースにこんな論評が載っていました。
{ソムチャイ氏は常に笑顔。新聞でもテレビでも、いつもにこにこしている。毒舌で、むすっとしたサマック前首相と全く対照的だ。
その前任のスラユット暫定首相は、お面のように表情を変えなかった。初めて白い歯を見せたのは退任直後だったように思う。
表情がソフトな首相は、チュアン元首相以来といえよう。タクシン元首相の義弟という立場から、新首相は反政府の市民団体から
強い攻撃を浴びるはず。だが、柔を持って剛を制すとは言ったもので、笑顔を維持できれば、意外と人気が上がって
長続きするかもしれない。}
政局も “微笑みの国・タイ” らしい形で落ち着いてくれると良いですが・・・ 笑顔に期待いたしましょう。
< ソムチャーイ・ウォンサワット > ― ニュースクリップから抜粋 ―
1947年生まれ。タマサート大学法学部卒し裁判官を経て、1999―2006年法務次官、労働次官。次官在任中に
タイ発電公社(EGAT)、クルンタイ銀行(KTB)、国営石油会社PTTなどの取締役を歴任。タクシン元首相の
妹でPPP北部閥を率いるヤオワパー元下院議員との間に子供3人。ウォンサワット家はタイ証券取引所(SET)
上場の携帯電話販売会社Mリンク・アジアなど複数の企業を所有している。
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PADはここで負ければ利権を取り戻せませんから最後までデモを指示するでしょう。
PPPは選挙で国民の指示を得てますから最後は国民投票で決めたいと思ってるでしょう。
何らかの妥協がないと国民投票まで行くでしょうね。
そうすると政策的に地方と農民と低所得者を大事にするPPPに分があります。
私は現在日本にいますが自宅はチェンマイに有ります。
タクシンは嫌いじゃ無いですから早く晴れて帰って来て欲しいです。
私もそう思います。今日のタイがあるのもタクシン氏の功績。グレーなブラックな部分も高度成長期は付き物。嘗ての日本もそうでした。
今のマスコミがいけんのじゃ!報道の自由ではなくて、変に書き立てあおることが原因。今と昔の違いではないでしょうか!難しい時代。これじゃ誰も政治家しないよ!今の日本人に掛けている点は「肝の大きさ」。今のタイ人に掛けてるのは何でしょう?
バンコク市内のタイの人達も、タクシン派が多いのに、なぜPADの幹部がそんなに力があるのか
七不思議の一つですね。理解に苦しみます。
与党 PPP 国民の力党は、年内にも憲法裁判所から解党命令が出て解散となり、ソムチャイ首相始め党役員は5年間の参政権停止の可能性があります。
タイ政治の問題は、国民間の分裂が深刻なことです。
農村貧困層と都市(バンコク)中間層の利害対立です。
「北部+東北部」と「中部+南部」の地域対立も背景にあります。
タイは農業国で農民が多く、農民人口が多い東北部に議席の多くがあるため、この農民階層にばら撒き政策を行ったタクシン系政党が権力を握ってきました。
しかし、バンコクではタクシン系は全く人気がありません。
2007年12月の総選挙では、バンコクでの議席36のうち、27議席が反タクシンの民主党が獲得しました。
PAD(民主主義市民連合)が堂々と政府庁舎を占拠できるのも、バンコク中間層の支持、軍部の暗黙の了解、タイ経済界の支持(多額の資金提供)、学生の支持があるからです。
日本人にはタクシン・ファンが多そうですが、タクシンの誤算は、タイには絶対権力者がいるということを軽視したことです。
タクシンは2001年に首相に就任し、強権手法でマスコミを弾圧しましたが、2003年12月、国王から、直々に警告を受けました。しかし、その後も、国王の警告を軽視した結果、2006年9月にクーデターで追放され、2008年8月、ついに亡命せざるを得ない状況に追い込まれました。
【バンコク 2003年12月5日 共同通信】
もっと謙虚になりなさい-。
5日付のタイ各紙は、プミポン国王が4日の演説で、政権批判に耳を貸さないタクシン首相の強権的な手法に苦言を呈したと、大々的に報じた。
英字紙バンコク・ポストは一面トップで「首相のごう慢さに警告」の見出しを掲げた。タクシン首相の報道規制に日ごろから業を煮やす地元メディアは、国王の“痛烈批判”に留飲が下がったもようだ。
5日の満76歳の誕生日を前にした国王の演説はタクシン首相や閣僚らを前に、健康不安を打ち消すように約2時間、原稿なしで行われ、ラジオで中継された。
プミポン国王は演説の中で「(タクシン)首相は批判されることを好まない。いらつくからだ」と指摘。指導者は人々との調和を重視し「新聞を読み(批判的な)記事にも寛大であるべきだ」と諭した。
これでよく理解できました。有難うございます。