いやぁ~ 参りましたねぇ~ 4試合連続優勝したプラヤド・マークセン選手ではありません。
9月の「日本女子プロ選手権」に続いて2勝目を挙げた19歳の川崎春花プロでもありません。
「日本オープン」で優勝したアマの蟬川泰果クン(21歳 東北福祉大4年生)のアマ2勝目です!
最終日、2位の同大学の先輩 比嘉一貴プロ(27歳)に7打差をつけてスタートしましたが、
2バーディー、2ボギー、1トリプルボギーの73で回り、通算10アンダーで逃げ切りました。
9番パー4で2打目をグリーン奥の斜面に打ち込み、クラブがボールの下をくぐるミスが二度
あって、トリプルボギーとなった時、これで崩れていくかと思いきや10番で貴重なパーを拾い、
持ち直しました。 結果、先輩に2打差をつけての優勝は、メンタルの強さをも感じます。
記録ずくめの優勝でした。他の国内メジャー大会も含めてアマチュアが「日本オープン」を
制したのは、1927年の第一回大会で優勝した赤星六郎氏以来、95年ぶり二人目だそうです。
東北福祉大学在学中の21歳265日での優勝は、日本オープンでは歴代4位の年少記録で、
日本選手では、28年に19歳で優勝した浅見緑蔵氏に次ぐ歴代2位とのことでした。
初日から首位を譲らなかった同試合は、73年以降に優勝したアマチュア選手では、80年の
「中四国オープン」を制した倉本昌弘プロに続く42年ぶり二人目の完全優勝となりました。
蟬川泰果クンは、9月の「パナソニックオープン」に続くツアー2勝目であり、73年のツアー制
施行後にアマチュアが複数回の優勝を遂げたのは初めてで、女子でも88年のツアー制施行後に
複数回の優勝を飾ったアマチュア選手はいません。 先輩 松山英樹プロも成し得ませんでした。
<金谷拓実プロも1アンダーの5位と健闘>
近年の男子ツアーでも、2019年の金谷拓実のアマチュア優勝を皮切りに、昨年の中島啓太・
蝉川泰果クンと、アマチュアでもツアーで勝つ選手が次々と出現、それに刺激を受け、他の
若い選手の有川有人・大西魁斗・河本力プロらも勝って、急激に若返りが進んでいます。
今大会の「日本オープン」では、百戦錬磨のプロたちも苦しむタフなセッティングのなか、
予選を通過し、杉浦悠太(21歳 日本大学)が3位タイ、鈴木晃祐(21歳 東北福祉大)が
<杉浦悠太クンと二人の JGAのユニフォームが輝いていました>
19位タイ、岡田晃平(20歳 東北福祉大)が28位タイ、出利葉太一郎(21歳 日本大学)が
57位タイと頑張っていました。大学時代の金谷拓実を初め、彼らの共通点は JGA(日本ゴルフ
協会)ナショナルチームに名を連ねていたことで、蝉川クンら何人かは、現在も在籍中です。
近年、女子も含めて彼らが躍動し強くなっているのは、7年前に就任した同チームのヘッド
コーチであるガレス・ジョーンズ氏(51歳)の影響が大きいようです。「ゴルフの技術だけで
なく、自信をつけさせるメンタル面での指導法が功を奏している」と聞きます。 明日に続く。
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