タイで最近のインターネット事情は？

　昨日、タイでのインターネットのインフラが随分と変化している話から
タイの国際空港に触れました。　スワンナプーム国際空港の補足をもう少ししますネ・・・

タイ空港社（AOT－Airport of Thailand）の新社長に着任したセリラット氏は、16年までに770億バーツを
（約2,310億円）かけて「第二期拡張計画」を発表しています。主な計画内容はと、云うと

＊ 第三滑走路の建設
＊ 空港利用者の収容能力を4,500万人から8,000万人に引き上げる
＊ 商業エリアを整備して、収益の向上を図る

としています。　現在の4,500万人でも旅客数はベスト10に入りますのに・・・　ハードと共にソフトを
どう取り入れるかによって、量も質も世界のベスト10に入れるか、大きなポイントになるでしょうネ。

　そうそう、あの旧国際空港ドンムアンについては、プライベート・ジェット機向けの施設・航空訓練
センターを設立して、有効活用するらしいですヨ・・・

　さて　最近のインターネットの普及率はどのくらいになったのでしょう？

　タイ統計局の08年度調査によりますと、コンピュータの世帯普及率は全国で24.8％、バンコクで56.1％
インターネットの世帯普及率は全国で8・6％、バンコクで27・2％…　個人利用となるとコンピュータが
全国で28・2％（6歳以上）、インターネットが18・2％（6歳以上）との事。年々伸びているとは云え、
世帯も個人もまだ低いですネ。　でも、この調査はコンピュータを持っている世帯数から来ているようです。

　バンコク市内にある会社などは、ほぼコンピュータは入っていますし、個人でもネットカフェで利用する
人も多く、実際にはインターネットの利用者は、バンコク市内などは70％以上となるでしょうネ。
（因みに日本は全体で約70％の普及率です）

　また　ちょっと意外に感じましたが、景気低迷で消費が流れない中、インターネット通販などのｅコマース
市場が好調のようです。同市場では年々拡大が進み、09年は前年比40％の伸びになるとか・・・

　ネット通販大手「www.Tarad.com」、「www.ToHome.com」では、通販サイトの充実化によって、
国内外からのアクセスがかなりの数に上るようになっていると聞きます。富裕層が中心なんでしょうが、
取引の内90％が国内からの注文で、55％がバンコクからの利用となっているそうです。

　インターネットの普及でこんな事件簿も起きています。

　マンモス大学があるラムカムヘン通りにあるネットカフェで、個室のコンピュータで猥褻動画を見ながら、
○○することを売り物にした同店が大人気となり、警察の手入れを受けたそうな・・・　利用者の大半は
男子大学生と云います。中には若い男女カップルも同じ部屋に入るとか・・・

　早いか・遅いかの違いだけで、考えること・やることは、どこの国でも一緒ですネ（笑）　
まぁ～　こんな事件がタイで起きるのも、インターネット・インフラの普及の賜物です。（困）
これからタイも、環境が整えられれば整えるほど、こんな社会問題となる壁にぶち当たるのでしょう。

　10年後のタイのインターネット・インフラは、どうなっているんでしょうネ。



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