昨日、札幌市円山動物園でミャンマーから昨年11月に来ていたアジアゾウ4頭が、13日に
一般公開されたという報道が流れていました。タイでは奇しくも3月13日は「象の日」です。
タイ政府は国民に象を愛し、大事にする気持ちを高めようと、毎年の同日を象の日にしました。
1998年に制定された象の日には、タイ各地の飼育施設や動物園などで祝賀行事が行なわれます。
象使いの本場として知られる東北部スリン県では、象と演者によるアユタヤ王朝時代の戦闘
シーンを再現したショーなども観光客に披露しますネ。 県内で飼育されている約80頭には、
いつもよりも多くのスイカ、パイナップル、バナナなどが振る舞われると聞いています。
「象の日」は世界にもありますネ。「世界 象の日(World Elephant Day)」は8月12日。象は、
タイでは国の象徴であることは知られていますが、世界の象の日には、タイ国が関わっていました。
<パトレシア・シムズさん>
人間と動物の間の相互関係を描くカナダの女性映画監督 兼 作家、パトレシア・シムズさん
(Patricia Sims)と、タイにある象の保護団体(Elephant Reintroduction Foundation)が、
密猟などで、絶滅の危機にある象の現状と保護を訴える目的で、2012年に制定されました。
そうでしたネ、日本にも「象の日」はあります。4月28日ですが、 なぜ? でしょうネ。
時は江戸時代にまで さかのぼります。動物好きだった八代将軍 徳川吉宗に象を献上したいと
中国の貿易商が申し出ます。ベトナムから象を取り寄せ、2頭の象を乗せた船が長崎港に入港。
<徳川吉宗と象の対面シーンは ・・・>
メスはすぐに死んでしまいましたが、残ったもう1頭のオスは日本の気候になれるように長崎で
しばらく飼育したあとに、翌年の春に江戸へと向かいました。勿論 その時代ですから歩きです。
その道中、京都で中御門天皇が象をご覧になりました。これが1729年(享保14年)4月28日の
ことでした。 そう、この日にちなんで 4月28日が「象の日」に制定されたと言われています。
ところでタイには、野生の象が約2,500頭おり、他に約4,000頭の象が飼育されているそう。
少し前は バンコク市内でも観光客相手に、バナナを売って象に食べさせるという光景を
よく 見かけましたが、2010年を過ぎた頃から 今では地方都市へ行かないと見られません。
2009年あたりに、バンコク首都圏で出稼ぎにきた象が交通事故に遭ったり、電線に絡まったり、
大怪我を負うケースが増えて、適切な治療も受けられず、命を落とす象が多いと報じられました。
こうした事故は、地方では 今でも、思い出したように発生していますが ・・・
<シリントン王女>
出稼ぎ象の交通事故などが、頻繁に起きていたその頃、シリントン王女殿下が象を想い、
首都圏の出稼ぎ象を自然へ返すプロジェクトが、王女殿下によってスタートしました。
すると、初日から3日間で125頭が東北スリン県の象保護施設に移送されるなど、あっという間に、
バンコク市内と近郊にいた象を見なくなりました。今では象を 見られるとしたらバンコクから
80キロのアユタヤへ行くと象に乗れもしますネ ・・・ ・・・ 今日は「象の日」にちなんで象の話でした(笑)。
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