6月5日は「世界環境デー」でしたネ。今年のテーマは「プラスチック汚染をなくそう」です。
国連としては、“使い捨てプラスチックの生産や必要以上の使用を減らす” ことを目指しています。
折しも その数日前、タイ南部でプラスチック袋80枚余りを飲み込んで死んだゴンドウ
クジラが、タイ海洋沿岸資源局(DMCR)のフェイスブック上で、明らかにされました。
検視の結果、重さにして8キロ、枚数で80枚ものプラスチック袋がクジラの胃で見つかりました。
どうやら 袋を飲み込んだことで、クジラが栄養のある食物を摂取できなくなったようです。
タイは世界的にも 特にプラスチック袋の消費量が高い上に、観光客が多いビーチも多く
その海岸の近くの水域では毎年、ゴンドウ クジラ、ウミガメ、イルカなど少なくとも
300頭がプラスチックをのみ込んで死んでいると、タイ海洋沿岸資源局が報じています。
しかし、タイだけでななく一説によれば、海に流れ出たプラスチック・ゴミのうち、実に60%が
インド洋から流れているモノだとも噂されています。 インドもプラスチック・ゴミ対策では
大きく遅れており、しかも人口13億人という大国ですからゴミも半端ではないでしょう。
そんな噂を知ってか知らずか、インドには世界に先駆けて環境関連問題を審査する「国家
グリーン裁判所」が設置されています。同裁判所は2017年1月から、デリー市内でのプラス
<インドのモディ首相>
チック製容器の全面的な使用禁止条例を宣言しています。その姿勢を買われたのか、今年の
テーマ「プラスチック汚染をなくそう」のインドはホスト国です。噂が本当なら問題です。
国連によると、この10年間で生産されたプラスチックの量は20世紀全体の生産量を
上回るそうですヨ。使用されるプラスチックの半分は使い捨てで再利用されず、プラス
チックごみが全廃棄物の1割に相当するほか、年間あたり、世界で使用されるレジ袋は
5,000億枚。海に流れ込むプラスチックごみは800万トン以上になるといいますから驚きです。
そう言えば ゴミ問題とは違いますが、タイ政府は6月1日、南部クラビ沖のアンダマン海に浮かぶ
リゾート島ピピレ島のマヤビーチを9月までの4カ月間、閉鎖することに踏み切りましたネ。
ここマヤビーチは、米国の俳優レオナルド・ディカプリオが主演した映画「ザ・ビーチ」
(2000年公開)で一躍有名になり、世界中から観光客が押し寄せるようになっていました。
このためビーチ周辺の生態、特に海底の珊瑚礁に深刻な影響がでるようになり、ゴミ問題も
然り、環境保護の観点からビーチへの立ち入りを全面的に禁止する措置を取ったようです。
美しいビーチと自然をテーマに、観光収入を得ているタイですが、海洋を汚染し海の生物を
脅かし、また自然破壊しては意味がありませんからネ。我々人間がもっと真剣に考えなければ、
今後もこのように立入りを全面的に禁止するエリアが増えるかも … 深刻な問題です。
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