世界における2018年の女性管理職の割合は平均27.1%。トップは米国の34%で、日本を除くG7各国は、
20%~30%台。日本はG7各国 最下位の12%です。今のタイ国はどうでしょう? 昨日からの続きです。
英国にある民間企業の調査では、タイの管理職における女性の比率は37%で日本の倍以上で、ずっと
高い数値です。また特に近年の女性の活躍が目立つタイです。中央省庁をみても、女性の次官、局長
クラスは少しも珍しくありません。 そして、タイの警察史上初めて女性警察署長も誕生しました。
<パウィナ・エクチャット大佐>
初めて警察署長に就任したのは、パウィナ・エクチャット大佐(50)です。署長になる前は、
首都圏警察本部第8管区の捜査部長を務めていたそうです。タイ警察内に女性の管理職はおり、
女性で大佐クラスの幹部もいますが、警察署長は、だいたい男性の警察大佐が就任していました。
タイの女性管理職の比率が高いと言っても、政治家・警察・軍には民間企業に較べたら、
グンと下がります。インラック氏が初めて女性の首相になったと言っても、優秀な女性
だったんでしょうが、タクシン元首相の妹で政情の流れで首相になった経緯がありました。
<美しすぎる首相 と言われたインラック氏>
警察署長に就任したパウィナ大佐は、下記のような経歴が そうさせたのかも知れません。
大佐が警察に入ったのは20歳の時で、最初は警察病院の看護師として働いていました。
それが、治療を受けに来る警察官たちに感化され、捜査畑を志します。そして22歳の時に、
試験を受けて現場の警察官に。その後はバンコク首都圏内の警察署に配属となり、主に
女性や子供が関わった事件の捜査を担当するようになりました。
警察病院での看護師経験があることから、殺傷事件でも凶器や犯行の状況を推察するのに鋭い嗅覚を
発揮します。また 検死報告書の理解力も高かったので、それが根拠のある地道な捜査に繋がりました。
その優秀さを認められ、女性や子供が関係する事件だけでなく、凶悪犯罪も担当する捜査チームの主任に
抜擢され、役職も昇っていきます。その後、警察中佐となり、バンコク都内の警察署の捜査課長に就任。
これも女性警察官としては珍しいポジションだそうです。しかし、仕事の優秀さだけではありません。
勤務しながら、スコータイ・タマティラート放送大学で法学の学士号、さらに国立トンブリ・
ラジャパット大学で修士号を取得しています。 凄いです、誰でも真似ることのできない努力も
していました。 考えてみれば、このような女性を 国が警察が放っておくはずがありませんよネ。
タイでは 男性よりも女性の方が、よく働きよく勉強すると言われます。タイの管理職の
比率が高いのは、こんな所に欧米とは違う高さの要因があるんでしょうかねぇ~ ??
タイでは “女性初” というキーワードが、段々と無くなってきました。重要なポストに就く
女性が増え、組織での高いポジションが増え続けています。 タイの男性も奮起しないと ・・・
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