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プロ ゴルフ界の要職を見て 日米の違いを感じます!

2019年05月28日 | タイのゴルフ、あれこれ
 
 現在のPGAオブ・アメリカの会長は、スージー・ウェーリーさんという女性です。
ご存知でした? 今年の1月に当ブログでも詳しく書きましたが ・・・

ブルックス・ケプカ選手(米国)の連覇で幕を下ろした「全米プロゴルフ選手権」で表彰式に
登場したスレンダーな女性の姿を、スージー・ウェーリー会長と分った日本のゴルフファンは
少ないでしょうネ。 昨年11月に、女性として初めて会長として就任しています。

 
 <スージー・ウェーリー会長>

オーガスタが女性会員を受け入れたのは2012年の7年前。元国務長官のコンドリーザ・ライス氏と
もう一人の実業家が、初めて女性としてオーガスタ・ナショナルゴルフクラブの会員となりました。

そして今年「オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権」が、オーガスタでは史上初めて、女子の
ゴルフ大会として開かれ、華やかな開幕となりました。優勝は米国のジェニファー・カップチョさん。
日本から唯一 参加した18歳の安田祐香さんが、健闘して3位に入ったのは記憶に新しいですよネ。

 
 <安田祐香さん>

欧米では政財界を初めとして、女性が要職に就くことは珍しくありませんが、ゴルフ業界では
まだまだ でした。それはゴルフの置かれている厳しい状況が背景があるのかな。ゴルフの若者

離れ、ゴルフ人口の減少などの課題解決のためには、ジュニア・女性へのアプローチが必要だと
欧米の業界で 痛感しているからにほかなりませんネ。ここ10年以内で大きく変わってきました。

 

国際労働機関のデータによりますと、世界における2018年の女性管理職の割合は、平均27.1%
だそうです。トップは米国の34%で、日本を除くG7各国は、20%~30%台となっています。
このようなデータを見ると、PGAオブ・アメリカの会長に女性が就任したことも理解できます。

ところが、日本はG7最下位の12%と最悪です。これは宗教的な理由もあって女性の社会進出が
遅れている11.1%のアラブ諸国と変わりません。 それにしても ちょっと低すぎますよねぇ~

 

これほど女性管理職の割合が少ない日本にあって、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は、長年、
会員である女性がトップに立ってきたよう。設立から1987年までの13年間の初代会長こそ中村

寅吉氏でしたが、この間も理事長に二瓶綾子氏が就いていました。87年の社団法人化と同時に二瓶氏が
会長となり、以降32年 小川美智恵・清元登子・樋口久子氏を経て、現在の小林浩美会長に至っています。

 
 <小林会長は5代目になるのかな>

こうしてLPGAの歴史を覗くと、いかにも先進的な団体のように見えます。が、女性の世界は女性が守る
という発想なのかも。同組織に有能な男性が加わると、さらに発展的なLPGAになるような気がします。

米国のPGAは、女性ゴルファーを増やすためにウェーリーさんに会長になって貰ったのではなく、
有能な女性だったからでしょう。 優秀な人は男女が平等に、どんな組織でも就くべきでしょうネ。

 ところで、最近のタイの管理職における女性の比率は どうなんでしょう? 明日に続きます ・・・  



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