民主主義とは選挙の結果に不満があっても、過半数を 獲得した方に従うのが前提ですよネ。
ですが、バンコクの大学教授ら有識者は、ほとんどが反タクシン派だけに、選挙自体に反対しています。
選挙を 行ない、結果を 受け入れるのが民主主義だとわかっていても、彼らはタイと世界の民主主義は
違うと、今回ばかりは反対です。 それに、ご病気のプミポン国王の影響力が落ちていることも
左右しているかも。 昨年12月のご誕生日に解決を 訴える演説もしましたが、効果はありませんでした。
在留邦人に在タイ日本大使館から、2月2日の総選挙の期日前投票日が行なわれる明日は、
バンコク都内の主な会場に近づかないよう、昨日 注意喚起する一斉のメールが流れています。
これまで予定通り総選挙の実施を 主張してきたインラック首相ですが、タイの憲法裁判所は昨日、
2月2日投開票の総選挙 (下院、定数500人) について、政府と選挙管理委員会の双方が
同意すれば、総選挙の延期が可能だとする判断を 下しました。 簡単に流れを 説明すると …
昨年11月から続く反政府デモが 長引く中、インラック首相は 事態打開を 目指して、昨年末に下院を
解散、総選挙を 2月2日に行なうと決めました。 が、反政府派の妨害で、選挙管理委員は 「選挙運営が
できない」 と延期を 政府に要請するも、政府は 「延期する法的な権限がない」 としていました。
このため、選挙管理委員が憲法裁判所に、* 延期は法的に可能か、* 延期の権限は誰にあるか、の確認を
求めていました。 結局 憲法裁判所は 「政府と選管が共同で新たな選挙期日を 定めることができる」 との
判断を 下した次第です。 さぁ~ 総選挙日を どうするか、今後インラック首相の決断が焦点となります。
政情不安で寒い空気が流れていますが、それに合わすかのように 本当の天候も寒い日々が続いています。
一昨日のバンコク市の最低気温は、15度前後まで下がり、東北部のルーイ市 5.5度・北部チェンライ市 7度
チェンマイ市など11.4度と、のきなみ 各地の特に北部・東北部の最低気温が下がっています。 依って
昨年10月22日~今年の1月19日までに、低気温が原因とみられる死者が63人にのぼったとか。
タイに もし 日本の寒波がやって来たら、タイの国は全滅ですねぇ~ (笑)
昨日は7時過ぎからラウンドしましたが、キャディさんたちも “ナ~ウ、ナ~ウ (寒い、寒い) ” と
大騒ぎでした。 就寝する折も 半袖・半ズボンでは風邪を ひきますネ、ホント。
さぁ~ 汚職で有罪判決を 受けているタクシン氏が刑に服し、完全にインラック首相らと政治から身を
引けば、対立は収まるのか、総選挙の結果だけでは 政局不安は収まりそうにありません。
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ところが、タイ国では、タクシン派がタイ北部、東北部の貧困層を1000万人単位で買収しているので、普通選挙は無意味だ、というのがタイ知識層の見解です。
選挙には買収行為は付き物、と言っても、有権者の相当部分が買収されていたのでは話になりません。
選挙時に1000B(?)を渡して買収する以外に、タクシン派の買収は国家財政資金を使って日常的に貧困層(農民)を買収しているのが特徴です。
コメの高値買い取り政策が象徴的な手法です。
民主主義とは何たるか?も知らなかった貧困層は、タクシンの出現で、民主主義は金になる、と目覚めたのが、タイの民主主義が歪曲してしまった根本要因です。
タイ国の1人当たりGDPは6000$ですが、バンコクの1人当たりGDPは13,000$を越えています。
バンコク都民が支払った税金をタクシン傀儡政権が支持基盤である東北部の有権者の買収資金に使うのに、我慢の限界に達したのが、今回の反政府デモの核心です。
日本のマスコミは口を開くと、公正な普通選挙を、なんて報道しますが、タイの実情に疎過ぎる、と言うしかありません。
タクシンは30B医療など貧困層救済の政策で評価する向きもありますが、それでも、タイの知識層に嫌われるのは、タクシンは権力奪取の道具としてしか貧困層を見ていないことが透けて見えるからです。
固定資産税や相続税の導入で資産の再分配を図ればいいのに、タクシンは無関心です。
それにくらべればタイは日本よりわかりやすい。日本は官僚支配がわからないことが問題だ。いずれギリシャになることが官僚はわかっているのに。
日本人が偉そうにタイの政治をガタガタ言えないぞ、
分かったようなことを言わないでくれ、知らない者は鵜呑みしてしまう、
それに先頭に立っているステープ氏しかり、民主党だって汚職がないわけじゃない、
有識層もタクシンを批判できる身分じゃない、タクシンを叩けば世界が同情してくれると思っているのだ、