「非常事態宣言」 が発令されたことによって、観光業などを 中心に外国企業連や経済界から
「イメージダウンが強くなり、経済への影響が深刻化する」 ことを 懸念する声が相次いでいます。
実際 サッカーJリーグ1部のセレッソ大阪は、今月26日~2月7日に予定していたタイ・キャンプを
中止しました。 これは明後日のことですから仕方ないとしても、3月13日 (木)開幕予定だった
ワンアジアンツアーと共催の国内男子ツアー開幕戦 「タイランドオープン」 も延期されてしまった!
「非常事態宣言」 は、二か月間の警告で、3月13日にも及びますから これも仕方ないか ・・・
<延期が決定したタイランドオープンです…>
このように、デモによる経済的損失が1日当たり5億~7億バーツ (約15億8千万~約22億1千万円) に
のぼると、タイ商工会議所のイサラ会頭が発言していました。 ホント、このまま長期化すれば、タイ全体の
イメージにも影響し、短期は勿論 長期的にも外国からの新規投資の減少にも 繋がっていきますねぇ~
日本ゴルフツアー機構 (JGTO) は、年内の開催を 目指して調整を 続けていくと言っていますが、幸い
男子ツアーは 不人気で試合数が少なく、7月~8月の夏場は7週間も空いているので、ここに入れるかな。
<チャルーム労働相…>
「非常事態宣言」 の治安維持責任者のチャルーム労働相は、「デモ隊の強制排除や武器使用は行なわない」
と述べ、反政府側の 「バンコク封鎖」 に対抗して、「バンコクに平和 を」 というスローガンを 発表していました。
また 「どのような措置を 講じるかは、来週になる」 と先送りし、収拾のメドは立っていません。 ところが、
昨日、政府は 5人以上の集会の禁止や出版規制などを 実施することを 発表し、宣言発令後も一部で
過激なデモ活動が続いていることを 受けて、強硬姿勢に出始めましたネ。
さて、タイ憲法裁判所は昨日、2月2日に予定される総選挙を 延期できるかどうかについて 「今日にも
下す」 としていた判断も先送りにしたようです。 選挙管理委員会が国内の情勢が不安定として 「選挙の
実施延期が可能かどうか」 憲法裁に判断を 仰いでいたんですネ。 政府は 「総選挙を 実施する命令には
国王も署名しており、変更はできない」 と主張していますが、政府の対応も後手後手に回っていたんですが …
<ブラユット陸軍司令官…>
そんな中、プラユット陸軍司令官が 「これ以上暴力が激化すれば、軍が解決に乗り出す準備がある」 と
語ったものですから、政治対立への介入かとも聞こえ、クーデターの臆測を さらに広げそうですヨ。
タイ国軍は政府から独立して中立的立場にいますが、タクシン元首相が追放されてからは、民主党派の
人事がされて来ましたから どちらかと言えば、反政府派なんでしょう。 ですので 一層、プラユット陸軍
<BTSのプロンポン駅付近を 警備している軍人たち・・・>
司令官の発言が 気になるところですネ。 治安維持活動の中心的役割を 担うのは軍ではなく警察で、
軍は宣言発令に消極的で、「第一の責任者は警察」 と、政権との距離を 窺わせているようですが ・・・
プラユット氏は 「状況が悪化すれば、軍は国のために最良と思える行動を 取らなければならない」
と言う発言が、これまでも 「クーデターがあるかないかは確約できない」 と話しているだけに、尚更
バンコク市内に ちょっと 不気味な声として、響いている今日この頃です。
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