タイの結婚・離婚が少ない理由！

　今日は、5歳になる花子ちゃん親子のこんな会話から・・・

ママ　　　　　　「花子ちゃん、生まれて来てくれて有難うね　♪」
パパ　　　　　　「パパもママも花子ちゃんが生まれて来て、とても幸せだよ　♪」
花子ちゃん　　「そっか～　パパとママが結婚して～　だから花子が生まれたんだ～　♪」
両親の本音　　「違う、違う、花子が生まれたから結婚したんだよ」　とは、とても言えなかった！

　日本では　「できちゃった婚」　なんて言葉が走り出したのはいつ頃からでしょうネ？　
タイでは、こんな言い回しの言葉、あるんでしょうか？

　読売新聞バンコク版で、こんなニュースが目に留まりました。
タイでの結婚が減る一方、離婚が大幅に増えているんだそうですヨ。

　　　　　　　婚姻届　　　　　　　　　離婚届
99年　　　35万4200通　　　　　6万1400通
08年　　　31万8500通　　　　10万9000通　　　（四捨五入で約の数字）

　確かに、婚姻届が減って離婚届が増えていますネ。　　　結婚の減少要因として・・・
＊ 20代と30代人口の減少、＊　事実婚を容認する風潮の高まり、
＊ 家族を持つことを負担に感じる人の増加・・・　等々と分析していました。

　只　タイでは日本ほど戸籍が重要視されておらず、事実婚・同棲が多く必ずしも入籍をしませんので
総計のトリックが生まれ、結婚・離婚の　「日本との比較など」　難しい所があるようです。
タイのシングルマザーは戸籍にキズがついていない女性が多いのは、こんな要因が手伝っているとか・・・

　日本の離婚率が2.0（1,000人当たり）を切った、切らない、の数字に対してタイではその半分もいかない
と言われていますが、実際は事実婚からの離婚も多く、こんな裏事情によって国連調査で　「敬虔な仏教国
タイでは離婚率は極端に小さい」　・・・　なんて、数字だけ眺めているとこんな結論に結び付いちゃます。（笑）

　タイの結婚と云えば、シンソート（結納金）が、何かと話題になります。

　先月　南タイで　「新郎が用意した結納金が足りないことに怒り、新婦の親戚が、結婚式で新郎に
対して殴る蹴るの暴行を加えた」　・・・　なんてニュースが話題となりましたネ。

なんでも「新婦の両親に結納金10万バーツと8万バーツの金を要求された新郎は、結納金8万バーツだけに
値切ったうえ、結婚式当日には2万バーツしか用意できなかった」　との事。新婦側は借金までして式の
準備をしていた為に、親戚中で切れてしまったようです。

　結婚という儀式で、タイでは大変に重要度が高い結納金を巡る、タイならでの出来事です。
もし　「できちゃった婚」　だったら、新婦側も随分と違った対応になったでしょうにネ。　



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