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<日本IBM>「解雇は不当」元社員4人が提訴

2013-09-27 | 労働ニュース
<日本IBM>「解雇は不当」元社員4人が提訴
毎日新聞 9月27日(金)11時6分配信

 日本IBM(東京都中央区)による解雇は不当だとして、元社員で全日本金属情報機器労働組合日本IBM支部のメンバー4人が26日、社員としての地位確認や損害賠償など約5300万円の支払いを求め東京地裁に提訴した。解雇を巡る同支部メンバーの提訴は計10人となった。他にも勤務査定が悪いことを理由に7月から賃金を8~12. 8%減額されたのは違法だとして同支部の9人が減額分の支払いを求めて同日提訴した。

 解雇不当で提訴したのはシステムエンジニアだった男性(50)ら4人。訴状などによると、4人は6月21日から24日にかけ解雇を通告され、28日に解雇された。いずれも「業績が低い状態が続いている」などと告げられ具体的な説明はなかったという。

 賃金減額を巡る9人の提訴については、減額を自由に決められる就業規則の変更が「合理的でない」として労働契約法に違反すると主張している。

 同労組の日本IBM支部では昨年7月から今年6月にかけて26人が解雇された。解雇された元社員の8割超が支部のメンバーで、労組は26日、東京都労働委員会に「組合を狙い撃ちにした不当労働行為だ」として救済を申し立てた。

 労組の大岡義久委員長は「解雇の自由化を先取りしたような解雇や賃金の減額を認めるわけにはいかない」。日本IBMの広報部は「訴状が届いていないのでコメントできない」と話している。【東海林智】

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