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「過重業務で自殺」提訴…電機メーカー社員遺族

2013-09-12 | 労働ニュース
大手電機メーカー「JVCケンウッド」(横浜市神奈川区)に勤務していた横浜市の男性(当時42歳)が自殺したのは、過重な業務負担が原因だとして、男性の両親や妻が同社に対し、約1億230万円の損害賠償を求める訴訟を横浜地裁に起こしていたことがわかった。

10日に第1回口頭弁論があり、会社側は請求棄却を求めた。

 訴状などによると、男性は1993年、合併前のケンウッドに入社し、主に家庭用オーディオ機器の商品開発を担当。昨年から主力の新商品の企画に携わるようになったことで業務に追われ、同年12月以降は、自宅でも数時間の「持ち帰り残業」が常態化。今年2月にうつ病と診断され、3月11日の出社後、社内の倉庫で首をつって自殺したという。男性の携帯電話には「仕事でたちゆかなくなりました。もうどうにも出来ない感じです」などとするメモが残されていた。

 一方、会社側は「過去の業務と比較しても過酷な負担を課した事実はない。男性から病状の報告を受けた後、心理的負担を軽減させる措置を講じた」と主張し、全面的に争う姿勢を示している。

(2013年9月11日19時21分 読売新聞)

写真:JVCのHPより
JVCケンウッドグループは、従業員一人一人の成長をサポートする教育・研修体系の整備に努めるとともに、安全で働きやすい職場環境の整備に努めています。



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