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名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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電通を呪縛する「空気」の正体

2016-12-29 | 労働ニュース
「空気」の本質を山本七平は「一つの宗教的絶対性をもち、われわれがそれに抵抗できない”何か”」だとし、その実体を「アニミズム」だと述べたが、これはおかしい。空気の実体はどこにもなく、しいていえば人々の脳内にあるのだ。

このようにすべての人々に共有される情報を共有知識と呼ぶ。ゲーム理論でいうと、すべての人々が同じことを知っているだけではナッシュ均衡は成り立たない。すべての人が同じことを知っていることを知っている…という無限階の知識が必要だ。

たとえば会社に入ったら定年まで勤めることを誰もが知っていて、それを上司も部下も知っている場合には、命令しなくても部下は残業する。共有知識の成立しない契約社員は、明け方まで残業したりしない。上司と部下の間には暗黙の了解がないので、すべて命令しないと動かないし、勤務時間が終わったら仕事が残っていても帰宅する。

一時期まで日本の製造業が高い効率を誇っていたのは濃密な共有知識のおかげだが、広告代理店や金融などのサービス業には向いていない。だから電通で社員が夜遅くまで残業して共有している知識は、ほとんど無駄である。それは彼らを会社にしばりつけ、転職のオプションを奪っているだけだ。・・・・続きはこちら

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