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派遣労働者を襲うパワハラ・セクハラ、厚労省相談は正社員・パートの3倍、派遣法改悪で人が壊れてゆく職場

2015-06-14 | 労働ニュース
厚生労働省が6月12日、2014年度の個別労働紛争の相談状況を公表しました。パワハラを示す「いじめ・嫌がらせ」の相談件数が3年連続でいちばん多く、件数も6万2,191件と過去最多を更新し、初めて6万件の大台を超えています(▲上表参照)。

この厚生労働省のデータでは、相談件数ごとの雇用形態別は公表されていないので、「いじめ・嫌がらせ」の相談件数に占める派遣労働者の割合は分からないのですが、2014年度に寄せられた全相談件数に対する雇用形態別は分かるので、それぞれの人数当たりで計算してみると以下になります。

◆正規労働者の全相談件数9万1,111件÷3,278万人(×1万)=27.7

◆パート・アルバイトの全相談件数3万8,583件÷1,347万人(×1万)=28.6

◆派遣労働者の全相談件数1万399件÷119万人(×1万)=87.3

(※労働者数は、総務省「労働力調査」の雇用形態別雇用者数の各2014年平均)

派遣労働者の労働相談は正規労働者やパートの3倍以上も多い

上にあるように、派遣労働者の個別労働紛争の人数当たりの相談件数は、正規労働者やパート・アルバイトのいずれと比較しても3倍以上にもなっていることが分かります。しかも雇用形態別の相談件数で前年度の2013年度から増加しているのは派遣労働者だけです。(◆正規労働者=2014年度9万1,111件、2013年度9万7,573


派遣労働者を襲うパワハラ・セクハラ、厚労省相談は正社員・パートの3倍、派遣法改悪で人が壊れてゆく職場
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