写真と文章で楽しむ小さな小さなギャラリー

折々の写真と短い説明文を不定期に更新したいと思います。

19-03 ベルギー アルデンヌ(ワロン)地方 モダーヴ城2

2019-04-23 22:23:26 | 旅行

 4月は平成から令和への移行月。残り1週間。報道で事あるごとに「平成最後」と言う。嫌いだ。

令和」考案者として万葉学者中西進氏の名前があがる…現在は富山の「高志の国文学館」の館長。

 高岡市には「万葉歴史館」がある。万葉集編纂者の1人、大伴家持が越中の国守(746~751 5年間)だった。

家持の越中にお別れの歌

しなざかる 越に五年(いつとせ) 住み住みて 立ち別れまく 惜しき夕かも

(巻19-4250・大伴家持)

現代語訳

遠く離れた越の国(越中)に五年間住み続けて、今こうして別れなければならないことの、なんと惜しい宵であることか。


新元号私見 私は「広至」が好きかな!心を広くして生きる の意味にとらえたから。

六候補は・国書から;令和、英弘、広至・漢籍から;久化、万和(ばんな)、万保(ばんぽう)

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 モダーヴ城は日本語イヤーホンを聞きながら見学。案内板に装置をタッチすると説明が始まる。最初は真面目に聞いていたがパスして興味ある部屋のみ聞く。豪華な20室は見応え充分…天井に家紋で家系図伯爵の寝室ヘラクレスの逸話のタペストリー 3階のバルコニーに出ると裏側は深い渓谷。タモリ流にいえば【渓谷のへり】。この渓谷は現在もブリュッセルの貴重な水源地。17世紀の改築はフランス文化の影響(ハプスブルグ家が支配)を濃く受けたのだろうと思う。 

 余談だが日本人の結婚式も年25組程度あるらしい。独身の方いかがかな、新婚旅行も兼ねて。料理も大変美味しく好評とか。お城の前庭で赤い服装の作業者がシーズン前の手入れをしていた。見学後 デュルビュイへ向かう。

 

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世界地図で〔中央ヨーロッパ〕を開くとルクセンブルグ国境に「アルデンヌ山脈」の名前。ディナン、ナミュールの地名も。 

【ご参考】ワロン、アルデンヌの名前

ワロン地方;ベルギー南部。主な都市はリェージュ、ナミュール、シャルルロワ、モンス、トゥルネー、アルロン、バストーニュ、ワーヴル、ヴェルヴィエ、ディナン、オイペンの都市。公用語はフランス語、ドイツ語

アルデンヌ地方;ベルギー南東部、ルクセンブルグ、フランスにまたがる地域。フランスにもアルデンヌ県がある。海抜300~500mの丘陵地=アルデンヌ高地。ローマ時代ケルトの森の女神「アルデュナ」が語源とか。

贅を凝らした内装、窓には水仙が活けてある

天井に家紋入りの家系図 発想が奇抜

ヘラクレスの神話のタペストリー

ポンペイの壁画に出てきた絵画に似ているように感じた

天井の飾りとシャンデリア ヴェルサイユ宮殿並み!?

こんな寝室で寝れるかな?

お城にはこじんまりした教会も設置 

揚水ポンプの模型が地下室にあった

庭園も良く調和している