写真と文章で楽しむ小さな小さなギャラリー

折々の写真と短い説明文を不定期に更新したいと思います。

21-10 没後70年吉田博展(東京都美術館)

2021-03-31 20:23:18 | 身近な写真

ソメイヨシノが散りだし3月も終わる。新学期に。4月は旅立ちの時。

 歌手三浦大地の「飛行船」は旅立ちの歌とか。歌詞も素晴らしいが超速バックダンスがすごい。こんな歌手がいたんだ❕ 歌謡界(芸能界)に疎いことを痛感。

 大相撲春場所で関脇照ノ富士が優勝(12勝3敗)。不屈魂、気迫がすごい。一方大関陣が総ダメ。気迫が前面に出ない。次場所に期待大。

新型コロナウイルスの第4波が来た❓❓ 「早期ワクチン接種」に一縷の光。「3蜜」回避、「ソーシアルデスタンス」で乗り切りたい。

 3/18 上野 東京都美術館へ。お目当ては「没後70年 吉田博展」。持参したパンを上野公園の空きベンチで素早くほおばり12時前に美術館へ。吉田博(1876~1950)はあまり有名でないが明治の画壇で特異な存在。かの有名な黒田清輝と強烈なライバル。いわゆるアンチ黒田清輝。会場はほどほどの込み具合。新型コロナウイルス無き時代は大混雑だった、今回は静かだ。 吉田博は超現場主義者でその場に出向き(彼は登山家でもあった)対象を子細に写生して作品に。日本、世界の山々、自然をイキイキと立体的に描いた。 私の故郷(富山)の「剣岳の朝(1626)」(当時は剱岳)「立山別山(1926)」「雷鳥とこま草(1926)」「黒部川(1926)」も描いた、また埼玉県の「川越の櫻(桜)(1936)」という作品もある、この桜は「中院の桜」と推測(枝垂桜で有名)される。写実性とダイナミックな構図は私の好み。彼はまた木版画家としても有名。手元には複製画集「山と水を愛した木版画家吉田博の世界」がある。1枚の版画を完成するのに多いものでは88回も重ね刷りした。重ね刷りによる立体感とグラジエーションは世界一。

 蛇足だが亡きダイアナ妃が愛した画家として知られ彼女の部屋に掲げられた2作品は「光る海(1926)」「猿澤池(1933)」。

記念に3枚の絵ハガキを購入した:「剱山の朝(1926)」「レニヤ山(1926)」「光る海(1926)」 いずれもほのぼのとした心安らぐ傑作と思う。

山岳作品は制作が1926年に集中しており【奇跡の1926年】と言われる。どれも素晴らしいものばかり。興味のある方はネットで「画家 吉田博」を検索ください。きっと魅了されると考えます。

 

今回は散歩道と上野公園の写真を載せる 3月14日

近郊農家の菜の花  蝶々がいない? 3月14日

富士山も望める地点 柳瀬川に架かる橋の上から 快晴だった

オオイヌノフグリ  名前は今一だが・・・

モクレンの咲き始め

ベランダのプランターでチューリップ開花 3月14日

 

ここから3月18日の写真です

公園のベンチで昼食をとり一休み  上野公園動物園方面  左手にコマツオトメの原木が咲き誇る

国立博物館方面 人込みはほどほど

3/18 上野のメインストリートでは桜開花始まる 人出ほどほど 3蜜防止のため 宴会防止用網あり

地面には宴席禁止の張り紙が目立つ

上野東照宮方面 人出もほどほど

小松おとめ原木 早咲きでここだけ混雑していた

東京都美術館 没後70年吉田博展の大型パネル

東京都美術館脇にシャガ咲き始めている やはり早い

展覧会後 年季の入った茶店でコーヒーを 昭和の香りがした 

コロナ対策の新しい花見マニュアル 歩きながらのお花見を・・・

緋寒桜? 赤みが強い1本 少しほころびていた

 

明日から4月 新学期。心を新たして頑張りたいものだ。

                            ではまた