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中欧ツアーから3 名画「接吻(Kiss)」の官能美はどこから!

2018-10-07 22:03:28 | 旅行
今日も真夏日最高気温33℃。一方うろこ雲に初秋を感じる。

中欧ツアーの個人的目玉の一つはグスタフ・クリムト(オーストリア分離派1862~1918)の
接吻」。
以前に軽井沢銀座で名画「接吻」のコピーを見てエ~誰の絵?変わった構図、色彩の絵だと思った。
どんな画家?いつか本物を見たい!
今回ついにオーストリア美術館(ベルヴェデーレ宮殿上宮)で本物に出合った。
感想:一言で言うと従来にない大胆で斬新な官能表現の美しさ。
   それゆえにアカデミックなオーストリア画壇と決別した。
   「接吻」が超有名だが風景画にも好きな作品を沢山発見‣・こちらの方も好ましい。
                 ♦プチコメント♦
(1)よく見ると右側の女性の足元は崖に掛かっていて、しかも表情は官能的
   ー崖っぷちの接吻=不安定なシュチュエーション=彼の境遇の反映かー
(2)私生活は複雑だったらしい。モデルになった女性たちと同居していたとか。
   しかも敬愛した女性エミーリエ・フレーゲはなき弟の妻。
(3)着衣に特異性
   彼が好んだスタイル=ダボダボ(元弟の妻エミーリエ・フレーゲのデザイン・・・彼女はデザイナー、着衣写真が残っている)
   モデルは男性はグスタフクリムト、女性はエミーリエ・フレーゲか?
(4)西洋の絵画で金粉が使われたものは珍しいように思う。ジャポニズムの影響?
(5)花園の色彩が乙女チックで何とも美しいークリムトの写真では大柄で厳めしいイメージだが実は繊細な性格―
   以上クリムトに関する書物の受け売り。間違っていたら、ごめんなさい。
   弟子エゴン・シーレの絵も見たが、こちらもインパクトが強い。写真はベルヴェデーレ宮殿外観
   


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