人と同じに、一番怖いのが歯周病菌だと思います。
自身が歯周病と対峙した経験が無い事も有り、
この怖さを、当時のカイヌシは全然解っていませんでした。
歯周病菌は常在菌で、口内に存在する菌です。
際立った歯石の付着が無くとも、歯が白くて輝いていても、
一見完璧に見える口内環境でも、
まず、歯周病菌は存在しています。
若く、免疫力の充実している頃は、
大きな問題なく、比較的抑え込めているのですが、
年齢を重ね、また、免疫力が落ちたりすると、
歯と歯茎の隙間、歯周ポケットに存在した菌が
急激に悪さをしたりします。
この事も、人と同じです。
ポケット内部の清掃は、個人メンテレベルでは、
完全に取りきる事はほぼ不可能。
だからこそ、定期的な獣医師によるメンテナンスは、
重要になる訳です。
*
紆余曲折、うぃるの歯の治療遍歴に話を戻しましょう!
そして、これから先記していく治療遍歴は、
約2年半程の期間のお話になります。
特に異変が出始めたは、下の前歯の歯茎でした。
軽い炎症が認められ、歯茎が下がっている様に感じ。
当時通っていたA動物病院へ何度も通いましたが、
「口の中はとても綺麗、口臭もないし。もっと酷いコはいるから大丈夫」
との事で薬処方も、対処治療もなく。
仕方がないので人間用の市販薬「デントヘルス」を使ったり、
…と、
あれこれ試行錯誤の間に、歯肉は下がり、
歯列は少しづつ乱れ、歯の軽度のグラつきも感じ始めました。
このままではまずい…と、
「歯科専門」を謳う病院を調べ駆け込んだのでした。
※以下、B動物病院と表記します。
この時のB動物病院では、歯周病の処置以上に問題な事、
「歯が割れ、歯髄が露呈している」事が発覚し、施術を受ける事に。
(※歯位置、下図参照、赤×印、上顎です。)
あれだけ何度も歯の事で通っていた地元のA動物病院で、
見落とされていた事に恐怖を感じました。
※今思えば、知識が薄い病院であったという事だけなのですが…。
そして、経験した今のカイヌシならば歯欠、
「歯髄の露呈」というものが解りますが、
欠け方にもよるのでしょうが、非常に解り難い状態でした。
何故、歯が欠けてしまったか。
日常的に与えていた「牛皮スティックガム」が原因と判明。
ななみ、もりしと2匹も同じに長年与えてきていて、
歯欠を招いたことはなく、当時、酷く驚きました。
しかし、歯科専門を謳う先生方は口を揃えておっしゃいます。
「牛皮ガム、アキレス等、硬いものを与えてはダメ」と。
「硬い物を噛むと歯が強くなる、も迷信」…と。
※正確には、どの子もダメ…ということではなく、
「顎の強いコ」程、力任せに硬い物を噛み、
結果的に、歯が負け欠けてしまうということ。
硬い物を与えるときは、飼い主の管理下で与える…等、
工夫をする事で、与える事は問題ない様ですが、
実際、その子が顎が強いか否か…力任せに噛むか否か
…を判断するのは難しいのかも知れません。
それは、飼い主さんの日ごろの観察力になるのかな…と感じます。
我が家はその経験以来、硬い物は与えなくなりました。
このB動物病院では、歯の抜髄(根幹治療)施術と、
歯周ポケットの磨き方などを指導受けました。
電動歯ブラシの導入を薦めてくださったのも、このB動物病院です。
このことで、歯磨き方法が劇的に変わりました。
◆先の細いブラシを斜め45度で、
歯周ポケットを清掃する様に当て、
(※下写真の、④番のブラシ)
◆歯の表面の見えない汚れには、電動歯ブラシで磨く。
(※下写真の、⑦番のブラシ)
闇雲に磨いていた頃とは大きく異なります。
それでも、歯周病の症状は、
劇的に好転することはありませんでした。
*
これが、現在のうぃるの口内環境です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/e5/e9606c9758e9234ba9c0d447e0fca09f.jpg)
順を追って、ひとつひとつ記していきますが、
ピンク色の部分が、歯周ポケットの出来やすい場所。
この時、悩まされていたのは、上下前歯の歯周ポケットです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/70/3f8cef3a53f59a6dfea0462a9a6f3967.jpg)
そしてこれが、今、うぃるの使っているアイテムです。
他、デンタルバイオ(錠剤)、乳酸菌パウダー等も使っています。
*
この頃、別件で、地元の別のC動物病院に巡り合います。
現在のS先生です。
専門は皮膚科ですが「歯磨き指導」にも力をいれており、
そんな事から、うぃるの歯茎の相談もする様になりました。
◆抗生物質注射での集中治療を試すも、炎症は劇的に改善せず。
(注射1本2Weekの効果×2回、約1ヶ月間の治療)
◆歯磨き指導基本は、B動物病院とほぼ同じ。
◆人間用デンタルリンスの使用の提案を受ける。
※ただし、キシリトール未使用のもの
(※上図写真の、①番のデンタルリンス)
◆「デンタルバイオ」の案内を受ける。
※この「デンタルバイオ」はサプリ的位置の錠剤。
試験データー収集をS先生も協力された経緯があり、
口内環境の明らかな「改善」データが得られた事を教えて下さった。
この時期と同じくして、
お友達のモカねーちゃん様が、
※モカねーちゃんさまは、人間の歯のお仕事に従事されています。
◆歯と歯茎の間に入れ込むお薬を送って下さる。
(※上図写真の、③番の黄色い注射器の様なお薬)
※ペリオフィール or ぺリオクリン(※人間用)
メーカーによって名前が多少異なりますが、抗生物質のお薬です。
◆ワンタフトも、歯周ポケットには有効な事を教えて下さる。
(※上図写真の、⑤番の先の尖ったブラシ)
*
こんなにも…。
あれこれ試しても尚、好転しない状況に困り果て。
そんな中で、ハプニングが起こります!
長くなるので、続きますm(__)m
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