虹の向こうに

4人の子どもの父親をしています。
リバ剣、段位は三段。
なぜか少年野球の監督してます。

被災者の状況を考慮して・・・

2011年03月23日 | ひとりごと
8月の東京湾大華火祭の中止が決定したとのこと。

今般の大震災における被災地の状況を考慮してとのことです。

たしかに、何かイベントを開く際に、まだ復興への第一歩をこれから踏み出すという被災地の状況は考慮すべきだと思います。

震災から日も浅い時期にのんきに花見はないだろう、と「さくらまつり」的な行事が中止になるのも一定わかる。

でも、被災者の方々は本当に「イベントなんてやめてほしい」「それどころじゃないこっちの身にもなってくれ」とか思ってらっしゃるのでしょうか。

あ、いや、そう思っているなら仕方ないのですが。

でも、被災地の状況を考慮することと、イベントの類をおしなべて中止にすることは必ずしもイコールではないと思うのです。

東京湾大華火祭と並ぶ隅田川花火大会は、大飢饉とコレラの蔓延による死者を弔い、厄を払うために川開きで花火を上げたのがルーツだとか。

東京湾大華火祭だって、被災者の方々を無料で観覧席に招待したり、チャリティーの性格を持たせたり、花火に復興へのメッセージをこめたり(どうやって?いや、わかんないけど・・・)することで、むしろ被災地を元気づけるものにできたのではないだろうか。

「被災地の状況を考慮して」あれもこれも中止となるほうが、被災者の方々にとって辛い場合だってあるはず。

被災地が大変な状況にあるなかで、何ができるかを考えることのほうが、お互いに前向きになれると思います。


今日、選抜高校野球が開幕しました。

議論の末の開幕。

しかし、被災地から出場する東北高校をはじめ、球児たちのプレーひとつひとつが被災地を元気づけ、勇気づけることを願い、信じて止みません。


「被災地の状況を考慮して」と中止する前に、だからこそできる何かがないか、各イベントの主催者各位に熟慮してほしいな、と思います。


「がんばろう!日本」


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