当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

元興寺

2010年04月11日 | 日記
東大寺の後はならまちを通り抜けて元興寺へ


このお寺、奈良時代には南都七大寺のひとつとしてとっても栄えたお寺。
元は飛鳥時代の法興寺(飛鳥寺)で、現在の場所へは都が移ったのを追っかけて移建されたそうです。
なので、今でも瓦の一部とかには飛鳥時代のものが使われていたり。
まぁそんな由緒正しきお寺さんですんで、奈良の文化財のひとつとして世界遺産になっています。もちろん国宝。

ただこのお寺、平安後期には衰退してしまい、一時期は廃寺寸前だったとか‥?
だからなんですかねぇ‥今では規模も小さいので、少しマニアック

庶民信仰はあったので、供養搭がたんまり。

萩が有名ですが、今は時期が違うので


これは“かえる石”
淀君が気に入っていたとか?

宝物館には国宝の五重小搭がありました
びっくりするほど精密な作り
ずっと床下に保管されていたため、痛みが少ない本当に綺麗
この五重小搭には天平建築の屋根の角度が残っています。
薬師寺の五重塔も片方にその造りを残してますが、屋根の角度があんまりないのが特徴。
ただしこの造りは傷みやすいため、ここのも室内にあったからこそ綺麗に残っていたものだそうです。

弘法さんの坐像は、遣唐使展に貸し出されていたので、残念ながらお目にかかれず
やっぱり遣唐使展も無理してでも行ってくればよかったなぁ‥