当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

伊藤若冲アナザーワールド

2010年04月18日 | 日記
改装が終わり新規開店な静岡県立美術館に行ってまいりました

1発目はなんと『伊藤若冲』


駐車場が混み②で多少イラっとしましたが
あそこ、スペースの取り方に無駄がありすぎ‥改装やるならそこもやれ

中に入ってみると、お出迎えは開催記念に美術館がプレゼントを受けていた若冲の屏風絵の複製品の展示。
って撮影OK
やるじゃないか県立美術館
複製でも、撮影禁止のが多いのにね。やっぱり記念?


この複製、本当にすごかったです。
近くで見ればもちろんコピーってわかりますが、色の濃淡とかちゃんとリアル。
本物も中でちゃんと展示されてたので、観終わってからまた観に行ってしまいましたよ



そして中へ。
美術館自体は何を改装したのか全くわかりませんでしたが(空調と展示棚の設備やったのかな?)、作品は凄かったです

若冲作品の中でも、水墨画がメインのこの展示会。
ここ数年、色々なところで若冲作品も観ましたが、やっぱり有名な‥つうか人気がある?彩色画が中心で、水墨画って展示量少なかったと思うんですよね。
実際そのこともこの展示会の売り文句だし。

水墨画も、やっぱり若冲は迫力ありますね
なんつうか‥あの細かさと勢いは水墨画でも相変わらず健在
鶏が有名なので、彩色画のが獰猛さは感じるかな?
でも、筆のタッチとかのリアルさや、年代の違いは水墨画のが感じました。
晩年のが筆が堅物な感じになってるとか、今まではわからなかったんですけど、水墨画で並んでるとその辺が凄くわかる。
でも硬質な感じが、また重厚さにもなっていて、勢いは落ちるけど重みを感じる絵でしたね

個人的に一番興味を惹いたのは『象と鯨図屏風』
これは大物作品なんですが、なんか特にじっくりハマって観てしまいました

若冲絡みってことで、鶴亭とかも結構あってなかなか面白かったです。

後半でまた作品少し入れ替えあるから、行けるならもう1回行こうかな