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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

設計事務所①

2023-01-24 22:53:36 | 設計業務
設計事務所って何してんの?って聞かれて1行で伝えると

「デザイン性の高い建築物を設計すること」

でしょうか。
その1行に何が含まれているかというと、
デザインとは「安全で快適で使いやすくて格好よくすること」だと考えていて、

格好よくとは「設計者のアーティスティックな部分」です。

それをネイティブディメンションズでは「理由がある設計」と表現して、ホームページの一番最初に伝えています。

今日からしばらく、そのために私が具体的に何をしているかをお伝えしようかなと思います。

しかし、そんなことは普段ブログでお伝えしている通りです。
「どんな設計意図を持ってこんな形にしたか」をいつも伝えているブログです。
実はここまでカタチについて理由を事細かに伝えているブログは少ないんじゃないかと思っています。

ですので、ちょっとシリーズ化しようかなと思っている内容は、
私が設計以外に何をしているのか。

イコール

机以外で何してるの

イコール

外で何しているの

をお話ししようと思います。

一番最初の画像はミニストック-12のビフォーアフターです。
元々古いお住まいが建っていました。
そこからミニストック-12が建つまでを題材にしてお話します。

こちらは、私のパソコンのフォルダ
86個あります。

ミニストック-12に関する作業で86回現地に出向いたことを示しています。

まず、ネイティブディメンションズにお問合せいただくほとんどの方は土地が決まっていません。

理由は、小さい家ってどんな土地の大きさに建てられるのかが分からないから。

そりゃそうです。
小さい家を希望する時点で「大は小を兼ねない」ことを知っている方です。
予算は土地建物の総額です。土地を少しでも安くして建物に予算を掛けたい方です。
土地代が高ければ余計に土地の広さにシビアになって、どの位の建物が建てられるのかが知りたい方です。

そこで最初は土地探しのお手伝いから始まります。
前半は候補地をいくつか探して、その土地のロケーション的なメリットデメリットの調査、既存プランを用いてどのくらいの余白が取れそうかの検討を繰り返します。
その後、古家が付いている場合は解体に関する打ち合わせを不動産屋さんとやり取りして、解体後の確認によって次の課題を調査します。

ミニストック-12ではそんな現地確認を8回(赤い囲み)行ったようです。

つづく


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