このブログでたびたび申してますが、建築基準法は、それを満たしていれば標準なのではなく、最低限の基準です。
とある平均的な気候の場所に、なんの変哲もない建物を、昭和25年当時に建設した場合の基準です。
ですから、
地震が多く、雪が多く、日照時間が短くて、個性を求めてオリジナリティ溢れる意匠の建物を、現代に建築しようとすれば建築基準法は明らかに物足りない内容であり、
詳細な仕様は、住宅金融支援機構の住宅工事仕様書を頼りに建築されている事が多いと思います。現代版最低基準とでも言いましょうか。
そして、その仕様書が2年振りに改訂されます。
主な改訂点はいくつかありますが、目に留まったのが、
基礎幅が150mmに見直される事。
私個人的には、基礎幅150mmはすでに10年以上前に一般化している様な気もしなくはないですが、かぶり厚さを考慮すれば当たり前の事で、ようやくそれが標準化される様です。
むしろ、120mmで成り立つ設計を教えてくださいと聞きたかった所ですが、それもできなくなる様です。
いい事です。
もう一つが省エネ等級4が標準化される事。
と言っても、省エネ等級4とは次世代省エネルギー基準のことで、別名(平成)11年基準です。
標準化までに13年かかりました。
・・・。
それを縮めるための情報発信は常に行いたいと考えています。
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