猫面冠者Ⅱ

主に東洋大学を中心に野球・駅伝などの記録・歴史・エピソードなどなど…。

東洋大学野球部の歴史-戦後編33:昭和61(1986)年

2014-02-14 17:17:00 | インポート
昭和61年の出来事
 1月:第62回箱根駅伝13位
    :白山校舎一号館にパソコン教室設置される
 3月:朝霞図書館・研究管理棟落成
 4月:文学部・社会学部の二年次の授業が朝霞校舎に移行される。
 5月:第37回全日本弓道大会2位
    :第22回東日本空手道選手権2位
 6月:レスリング・エスポアールワールドカップ代表選考会、フリースタイル52kg級で兜森衛優勝
 7月:上記本大会(於・カナダ・セントジョーンズ)で兜森衛5位 
 8月:第26回空手道糸東会全国選手権で団体優勝、個人無差別級で武居俊樹優勝、目黒信明2位
    中量級で青木佳紀2位、軽量級で永桶達也3位
10月:山岳部、インド領カシミール州ヌン峰登頂成功
11月:第30回全日本学生空手道選手権優勝
12月:競技ダンス部、全日本ダンス選手権・タンゴの部で3位
    :第59回学生氷上選手権、アイスホッケー優勝、スピードスケート女子1000mで山村順子優勝


主なメンバー
守備 氏名 出身校 学年
日野泰宏 上尾
弘田旬 明徳
中村孝幸 上尾
小美濃武芳 東亜学園
定金良一 川之江
千々岩勝史 上尾
保坂彰茂 横浜商
深谷康人 大宮北
大立良夫 藤嶺藤沢
船越学 興南
進藤孝志 秋田中央
森浩之 PL学園
渡辺秀人 小松
高梨浩昭 桐蔭学園
和田直也 明徳
中島彰一 取手二
前原尚 興南
蛭田広則 東洋大姫路
田中泰 東洋大姫路
若林孝 上尾
柿久保健二 日和佐
伊藤幸治 PL学園
山下徳人 箕島
赤堀和夫 上尾
塩山隆志 九州学院
松本康宏 PL学園
蛇島修二 九州学院
西本憲仁 東洋大姫路
小林誠吾 上尾
内藤雅人 静岡学園
糸賀孝之 竜ヶ崎一
稲福豊 興南
岡部光宏 智弁学園
忍成功好 川越商
閨隆二 七尾商
守永克己 上尾
井孝久 上尾



昭和61年春・一部優勝(五回目)


4/8 専修大一回戦 神宮
東洋大 130 011 300  9 34 12 9 5 6 4 2 8 2 0
専修大 000 000 120  3 33 9 3 3 4 0 1 7 0 0
(東)○日野7 2/3回8安3責・小美濃1 1/3回1安0責ー森
(専)●関5回8安5責・竹之内1回4安4責・下崎0/3回0安0責・依田1回0安0責・小森2回0安0責ー宮里
本塁打:田中泰・森(東) 三塁打:守永(東)宮里(専) 二塁打:西・福園・橋ケ谷(専)

4/9 専修大二回戦 神宮
専修大 000 000 610  7 41 16 7 1 3 1 1 11 0 1
東洋大 260 000 26X  16 35 15 16 3 5 2 2 3 2 1
(専)●関1 1/3回5安4責・依田4 2/3回2安1責・小森1 2/3回8安8責・竹之内1/3回2安1責ー宮里
(東)○保坂6回9安3責・小美濃0/3回4安3責・千々岩1/3回1安0責・中村2 2/3回2安1責ー森
本塁打:森2=内満塁1(東) 二塁打:森・内藤・忍成・山下(東)依田・前川(専)
暴投:1(専)


4/24 亜大一回戦 神宮
亜  大 000 000 000  0  32 7 0 5 2 0 0 7 0 0
東洋大 000 201 00X  3 26 6 3 9 5 2 1 6 0 0
(亜)●阿波野6回6安3責・中本2回0安0責ー岩本・安藤
(東)○保坂9回7安0責ー森
二塁打:田中泰・忍成(東)岩本(亜)
ボーク:1(亜)
*保坂彰茂投手が初完封

4/25 亜大二回戦 神宮
東洋大 100 002 011  5 32 9 5 9 4 1 0 5 0 0
亜  大 000 020 002  4 32 13 4 1 4 5 2 10 1 0
(東)日野4回4安0責・〇中村3 1/3回7安2責・保坂1 2/3回2安2責ー森
(亜)●阿波野9回9安5責ー岩本
本塁打:蛭田(東) 二塁打:蛇島・田中泰・森(東)


5/1 青学大一回戦 神宮
東洋大 001 000 040 0  5 37 8 3 8 6 1 1 9 3 0
青学大 000 020 102 1x  6 35 11 5 3 5 4 1 9 0 2
(東)保坂5回5安2責・小美濃1 2/3回2安2責・中村1 2/3回3安2責・●大立1 1/3回1安1責ー森
(青)内山9回8安0責・〇杉本1回0安0責ー長谷川
三塁打:忍成・中村(東)長谷川(青) 二塁打:守永・田中泰(東)橋本2(青)
暴投:1(東)


5/2 青学大二回戦 神宮
青学大 003 020 101  7 36 10 4 3 2 0 0 4 0 2
東洋大 602 101 00X  10 32 10 9 8 7 4 1 9 3 1
(青)●杉本3回8安6責・喜多2回2安2責・善波3回0安0責ー長谷川
(東)日野4 1/3回7安4責・〇千々岩4 2/3回3安2責ー森
本塁打:田中泰(東) 二塁打:内藤2(東)甲村(青)
暴投:1 ボーク:1(東)
*初回に打者一巡、内藤雅人選手が1イニングで二本の二塁打を放つ

5/13 駒沢大一回戦 神宮
駒沢大 100 101 001  4 34 10 4 4 2 4 0 9 2 0
東洋大 100 002 101x  5 32 8 5 9 5 0 0 6 1 1
(駒)新谷5 1/3回4安3責・新井1 2/3回1安1責・●石平1 2/3回3安1責ー高柳
(東)保坂5 1/3回7安3責・千々岩1 2/3回2安0責・〇大立2回1安1責ー森
本塁打:今井・為永(駒)松本康(東) 三塁打:今井(駒) 二塁打:守永・内藤(東)
暴投:1(駒) 捕逸:1(駒)
東洋大の粘りがものをいった。九回、同点に追いつかれたその裏、一死から代打前原が中前に落とし出塁。二死後、内藤がカーブを右翼線に放ちサヨナラ勝ちした。
(『朝日新聞』昭和六十一年五月十四日付朝刊)



5/15 駒沢大二回戦 神宮
東洋大 000 000 000  0 27 2 0 5 6 2 1 8 0 3
駒沢大 100 020 02X  5 31 10 5 2 5 5 0 12 3 0
(東)●日野1回2安1責・小美濃4回6安0責・船越1回1安0責・大立1回0安0責・保坂1回1安2責ー森
(駒)○石平9回2安0責ー高柳
二塁打:内藤(東)高柳(駒)
暴投:1(東)


5/16 駒沢大三回戦 神宮
駒沢大 010 000 000  1 32 6 1 5 1 1 1 6 0 2
東洋大 021 000 01X  4 28 7 4 8 3 3 0 6 1 0
(駒)●石平3回3安3責・新井5回4安1責ー高柳
(東)小美濃2回4安1責・〇保坂7回2安0責ー森
本塁打:福本(駒) 三塁打:忍成(東) 二塁打:高柳(駒)赤堀(東)
難関突破
リーグ戦前から「打倒駒大」に燃えていた東洋大が苦戦の末に駒大を下し、大きなやまを乗り越えた。佐藤監督は「もっと打てると思ったけど、さすがに駒大さんは研究している」と、強敵をたたえたあと、「保坂がよく投げた」。東洋大は勝ち点を落としておらず、優勝へ一歩前進。一日置いて青学大戦に臨む。佐藤監督は「青学大に勝てるかどうか」。とはいえ、「次に勝てば、七十%はいけるのでは」と、自信をのぞかせていた。
(『朝日新聞』昭和六十一年五月十七日付朝刊)


5/18 青学大三回戦 神宮第二
東洋大 101 003 020  7 33 10 7 10 8 3 0 10 1 0
青学大 000 010 000  1 33 8 1 2 1 2 1 8 0 0
(東)○保坂9回8安1責ー森
(青)●内山4 1/3回4安2責・善波2/3回2安2責・上田1/3回2安1責・吉田3 2/3回2安1責ー長谷川・松井明
本塁打:守永(東) 二塁打:忍成・赤堀・田中泰(東)長谷川・南淵(青)
捕逸:1(青)


5/21 日本大一回戦 神宮
東洋大 101 000 001  3 28 6 3 4 10 3 0 11 1 1
日本大 000 200 000  2 33 8 2 8 0 0 1 4 1 1
(東)○保坂9回8安2責ー森
(日)●斉藤8 2/3回6安2責・山田1/3回0安0責ー栗原・上原
三塁打:飯塚典(日) 二塁打:桑本2(日)内藤2(東)
捕逸:1(日)
頭の中には胴上げシーン
「もう少し打てなくては…」と優勝に王手をかけたというのに、東洋大の佐藤監督は渋い表情。一回、2四球で得た無死満塁に、犠飛で1点どまり。日大先発の斉藤を助け、最後まで苦しめられる結果となった。「あそこで一気に攻めてたら楽だったのに」と好機をつぶした場面を嘆きながら、「重圧ですかね」と苦笑い。それでも、優勝にあと一勝にこぎつけ「三回戦はやりたくない。気力をふり絞り、涙が出るような優勝を飾りたい」。佐藤監督の頭の中にはもう胴上げのシーンが浮かんでいるようだ。
(『朝日新聞』昭和六十一年五月二十二日付朝刊)


5/22 日本大二回戦 神宮
日本大 000 000 100 000 0  1 41 7 1 6 6 4 0 11 0 2
東洋大 000 001 000 000 1x  2 42 6 2 10 5 2 0 10 1 0
(日)飯塚和5回3安1責・●山田7 1/3回3安1責ー上原
(東)日野4 1/3回1安0責・大立2 1/3回4安1責・保坂5 1/3回2安0責・〇弘田1回0安0責ー森
本塁打:田中泰=サヨナラ(東) 二塁打:守永(東)矢萩(日)
東洋大V サヨナラフィナーレ
  延長13回 田中がアーチ

○…東洋大は、1-1の十三回一死から田中が左翼席へサヨナラ本塁打を放ち、熱戦に終止符を打った。田中の一打は1-0後の山田のカーブをたたいたものだが、球を引きつけて振り切り、見事な打ちかたをした。

自信の打で快進撃
主砲田中の打球が左翼席にはずみ、リーグ五度目の優勝が決まった。打の東洋大にふさわしい幕切れ。「勝ち点が並んだ時はプレーオフ」の、今季から採用された優勝決定方法をはね返す完全優勝だった。
開幕前、東洋大の佐藤監督は、投手を含めた守りに不安を見せながらも「打線はこれまででも最高」と手ごたえを話していた。その言葉通りとなったのが初戦の専大戦だった。
好投手関のいる専大。森主将も「初戦をどう乗り切るか」と重要視したように、今季を占う一戦でもあった、二試合で失点は10。一方の不安は的中したものの、森の満塁など3本塁打、田中の一発を含め朱軸が力を発揮し、25点を奪った。このとき佐藤監督は「今季はこの型しかない」とあらためて「打」の勝負を確信している。
一試合の平均得点は5・7.終盤は打線の調子が落ち気味で、日大戦は苦戦の連続だったが、結局打力で制した格好。昨年、北島、日野の両投手で守り勝ったのとは一味違った優勝となった。
そんな勝因とはいえ、保坂の好投も見逃せない。亜大一回戦で阿波野と投げ合って完封。駒大には三連投、そして日大戦ではつめを割りながらも投げ通した。「本当によく投げてくれた」と佐藤監督がその頑張りをあげたのも当然である。また、同監督は「森がよく引っ張った」と昨年まで勝ち星のなかった保坂を一本立ちさせた森のリードをたたえた。
持ち前の強打線に保坂の台頭で攻、守のバランスがとれたうえ、森をはじめ田中、内藤、守永らが昨春の優勝メンバーである「経験の差」(佐藤監督)も大きい。1点差で勝ったのが四試合もあるようにそれが競り合いでの強さにつながった。一年の時から起用してきた田中ら四年生が主力になり、佐藤監督の次の目標は「大学日本一です」。
(『朝日新聞』昭和六十一年五月二十三日付朝刊)




勝点
東洋大 10勝 2敗 5
駒沢大 9勝 3敗 1 4
亜  大 6勝 6敗 3
専修大 5勝 6敗 2
青学大 5勝 8敗 2 1
日本大 0勝 10敗 1 0



表彰選手・ベストナイン(満票22票)
最高殊勲選手=森  浩之捕手=19票・初
最優秀投手  =保坂彰茂投手=15票・初
ベストナイン
捕  手:森  浩之=19票・三回目
三塁手:田中 泰 =満票・二回目
外野手:内藤雅人=19票・二回目
外野手:忍成功好=17票・初

打撃十傑入り打者
 6位:忍成12試合39打数14安打6打点0本塁打、打率・359
10位:内藤12試合51打数17安打8打点0本塁打、打率・333


第三十五回全日本大学野球選手権 3回目:初優勝

6月10日:一回戦
東 洋 大201 021 001 2  9
北海道東海大013 000 300 0  7
(東)日野・弘田・中村・保坂・小美濃-森
(北)狩野・伊藤・萩原・井上-後藤
本塁打:熊坂(北)二塁打:内藤・忍成2・森(東)狩野・片岡・橋本2・熊坂・角谷(北)

6月12日:準々決勝
東洋大000 201 102  6
福山大000 000 000  0
(東)保坂-森
(福)細川-木村
本塁打:森(東)二塁打:忍成2・守永(東)

6月14日:準決勝
東洋大000 010 021  4
八幡大100 000 001  2
(東)保坂-森
(八)奥村-島袋
本塁打:田中(東)木本(八) 二塁打:山下・森(東)

6月15日:決勝
流通経済大000 002 000  2
東洋大133 000 20X  9
(流)山本・八野田・三沢-寺田庄
(東)保坂-森
本塁打:山下(東) 三塁打:内藤・森(東) 二塁打:小菅・伊藤・寺田憲(流)

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昭和61年秋・一部四位


9/9 青学大一回戦 神宮
東洋大 002 000 000  2 29 5 2 10 9 2 1 11 5 1
青学大 010 011 00X  3 27 7 3 1 2 3 1 5 1 0
(東)●保坂6回6安2責・深谷1回0安0責・千々岩1回1安0責ー和田・中島
(青)吉田2回3安2責・〇佐々木7回2安0責ー長谷川
三塁打:甲村(青) 二塁打:忍成(東)長谷川・南淵(青)

9/10 青学大二回戦 神宮
青学大 000 100 000  1 31 6 0 4 2 1 0 6 0 1
東洋大 012 020 00X  5 29 7 4 4 2 1 1 3 0 0
(青)●善波4 2/3回6安4責・内山1 1/3回0安0責・鈴木1 1/3回1安0責・杉本2/3回0安0責ー長谷川
(東)○日野6回6安1責・深谷2 2/3回0安0責ー森
本塁打:内藤(東) 三塁打:蛭田・忍成(東) 二塁打:南淵(青)
捕逸:1(青)

9/11 青学大三回戦 神宮
東洋大 000 000 000  0 30 4 0 7 2 0 1 5 1 1
青学大 010 102 00X  4 28 5 3 6 4 1 0 5 0 0
(東)●保坂5 1/3回5安3責・深谷1 2/3回0安0責・千々岩1/3回0安0責・中村2/3回0安0責ー森・中島
(青)吉田4回3安0責・〇佐々木5回1安0責ー長谷川
本塁打:南淵(青) 二塁打:赤堀(東)


9/25 専修大一回戦 神宮
東洋大 011 000 000  2 30 6 2 13 10 2 0 13 2 0
専修大 111 000 10X  4 30 9 4 5 0 2 0 4 1 1
(東)●日野3回7安3責・小美濃1回0安0責・保坂3回2安1責・深谷1回0安0責ー森
(専)○関9回6安1責ー宮里
本塁打:田中泰(東) 三塁打:橋ケ谷(専)

9/26 専修大二回戦 神宮
専修大 300 240 000  9 40 17 8 5 1 2 0 7 2 0
東洋大 000 000 011  2 32 6 2 4 1 1 2 5 1 1
(専)○依田9回8安2責ー宮里
(東)●保坂3 1/3回7安5責・千々岩1 2/3回5安2責・中村2回3安0責・日野2回2安0責ー森・中島
本塁打:田中泰(東) 三塁打:西庄2(専) 二塁打:上杉・町田2(専)
ボーク:1(専)
*主将の森浩之捕手が負傷

10/2 東農大一回戦 神宮
東洋大 200 000 000  2 29 4 2 8 3 1 2 4 3 0
東農大 030 000 000  3 27 7 3 4 3 2 1 5 0 0
(東)●保坂1 1/3回4安3責・深谷2 2/3回2安0責・中村2回1安0責ー中島・和田
(農)○橋本9回4安2責ー秀坂
本塁打:秀坂(農) 二塁打:守永2(東)油橋(農)

10/3 東農大二回戦 神宮
東農大 000 000 000  0 32 5 0 8 0 1 0 6 0 0
東洋大 000 131 03X  8 30 9 8 9 5 2 0 5 4 1
(農)●宮本5回5安4責・松本2回1安1責・江島0/3回2安3責・神田1回1安0責ー秀坂
(東)○中村9回5安0責ー和田・中島
本塁打:山下(東) 三塁打:内藤(東)鈴木英(農)


10/14 亜大一回戦 神宮
東洋大 000 000 002  2 31 2 1 8 1 0 0 3 0 3
亜  大 003 002 10X  6 31 8 5 3 2 2 0 5 2 3
(東)●小美濃2 1/3回4安2責・保坂2 2/3回0安0責・深谷2回4安2責・日野1回0安0責ー和田・中島
(亜)○阿波野9回2安0責ー岩本
三塁打:佐藤和2(亜) 二塁打:阿波野(亜)中島(東)

10/15 亜大二回戦 神宮
亜  大 110 000 020  4 30 6 4 6 4 2 0 5 0 2
東洋大 100 050 07X  13 31 11 11 5 9 2 0 5 2 0
(亜)森田竜僊回3安1責・●北沢3 2/3回3安5責・藤森2 1/3回0安0責・吉野1/3回0安2責・日笠2/3回5安0責ー岩本
(東)中村1 2/3回3安2責・〇保坂71/3回3安2責ー中島・和田
本塁打:田中泰・山下(東) 二塁打:佐藤和・若林(亜)内藤(東)
暴投:1(亜)

10/16 亜大三回戦
東洋大 200 200 030  7 35 12 6 7 4 3 3 8 2 2
亜  大 000 000 120  3 33 11 3 6 1 2 1 8 1 0
(東)○保坂9回11安3責ー中島・和田
(亜)●阿波野9回12安7責ー岩本・生田・安藤
本塁打:守永・田中泰(東)橘木(亜) 二塁打:忍成・蛇島・内藤(東)佐藤和・阿波野(亜)
暴投:1(亜)
春の覇者の意地
「やっととれました。長かったですね」。東洋大・高橋監督は遅すぎる勝ち点に、ホッとした表情。春、日本一になりながら、今季は主砲の森の故障から投、打のリズムが合わず黒星が先行し、最下位の声も聞かれたほど。それが、阿波野に初黒星をつけ、首位亜大の勢いを止める貴重な勝ち点となった。「これでリーグを面白くできそう。春の優勝校としてあっさり負けられませんからね」と、してやったりの同監督だった。
(『朝日新聞』昭和六十一年十月十七日付朝刊)



10/24 東農大三回戦 神宮
東洋大 000 000 060  6 30 4 5 11 9 1 1 7 3 0
東農大 010 120 000  4 28 5 4 5 1 5 1 1 0 2
(東)保坂4回3安2責・小美濃2回2安2責・〇中村3回0安0責ー中島・和田・閨
(農)●橋本7 2/3回4安0責・宮本1/3回0安0責・神田1回0安0責ー秀坂
本塁打:秀坂(農) 三塁打:橋本(農)中村(東) 二塁打:笠井(農)内藤(東)


10/29 駒沢大一回戦 神宮
東洋大 110 000 010  3 34 7 3 7 2 0 1 6 0 2
駒沢大 250 022 00X  11 31 8 11 3 4 2 1 2 0 1
(東)●保坂1 2/3回4安2責・弘田4 1/3回4安5責・小美濃1回0安0責・定金1回0安0責ー中島・閨
(駒)○新井9回7安3責ー高柳
本塁打:戸栗・為永・熊倉・野村(駒) 二塁打:中島・田中泰(東)戸栗・太田代(駒)

10/30 駒沢大二回戦 神宮
駒沢大 000 110 010  3 33 8 3 2 1 0 1 4 1 1
東洋大 110 002 00X  4 30 8 4 10 1 0 0 3 3 0
(駒)新谷4回6安1責・●石平3回2安2責・宮坂1/3回0安0責・田村2/3回0安0責ー高柳・村本
(東)○中村9回8安3責ー閨・森
本塁打:今井(駒)田中泰(東)

10/31 駒沢大三回戦 神宮
東洋大 000 000 000  0 31 6 0 4 1 0 1 5 1 0
駒沢大 002 000 00X  2 25 3 2 6 3 1 0 3 1 0
(東)●定金4回2安2責・保坂3回1安0責・深谷2/3回0安0責・中村1/3回0安0責ー和田・森・中島
(駒)○新井9回6安0責ー高柳
本塁打:今井(駒) 二塁打:山下・守永(東)



勝点
駒沢大 9勝 4敗 4
亜  大 9勝 3敗 4
専修大 6勝 6敗 2
東洋大 6勝 8敗 2
青学大 4勝 7敗 2
東農大 3勝 9敗 1

*同勝点の場合勝率に関わらずプレーオフを行う方式が採られたため敗け数の多い駒大が優勝した

ベストナイン(満票24票)
外野手:忍成功好=18票・二回目

打撃十傑入り打者
10位:守永14試合47打数14安打5打点1本塁打、打率・298


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「熱球譜」:戦前・戦後の歴史のうちスコア中心の記事
「全試合結果」 : 戦前から現在までの試合結果(「熱球譜」完成までの繋ぎ版




東洋大学野球部の歴史-戦後編32:昭和60(1985)年

2014-02-14 12:24:00 | インポート
昭和60年の出来事
 1月:第61回箱根駅伝9位
    :外国人研究員として中国社会科学院講師を受け入れる
 3月:朝霞校舎3号館落成
 4月:文学部1部の一年次授業を朝霞校舎に移行
    :博物館学芸員課程設置
 6月:ローラースケート部、第26回東日本大学ホッケーリーグで2位
    :第一回全日本大学柔道体重別選手権、86kg級で猪俣慎一が優勝
 7月:学長選挙で神作光一が当選(9月、第33代学長就任)
10月:中国復旦大学・上海対外貿易学院・華中工学院との間で学術交流に関する協定締結
11月:朝霞キャンパスグラウンド開き挙行
12月:フランス・アルザス学区4大学と学術交流に関する協定締結
    :白山の1部5学部学則定員を1700名から2340名への変更認可される

主なメンバー
守備 氏名 出身校 学年
小金沢真一 岩村田
佐藤智彦 川越商
神藤啓司 宇都宮学園
北島広行 豊南
久利周大 土庄
鳥居由秋 江戸川学園取手
丸山卓己 桐蔭学園
日野泰宏 上尾
弘田旬 明徳
中村孝幸 上尾
保坂彰茂 横浜商
中田忠尚 東洋大姫路
森浩之 PL学園
和田直也 明徳
中島彰一 取手二
阿波連実 習志野
福島雅也 熊谷商
島沢真 東洋大姫路
芦名満 湘南学園
松本治 PL学園
前原尚 興南
蛭田広則 東洋大姫路
田中泰 東洋大姫路
若林孝 上尾
山下徳人 箕島
閨隆二 七尾商
赤堀和夫 上尾
松本康宏 PL学園
中川洋 東洋大姫路
田中和宏 銚子商
武田茂人 池田
竹内直幸 木更津中央
松本和己 東洋大姫路
黒川雅史 上尾
内藤雅人 静岡学園
忍成功好 川越商
守永克己 上尾




昭和60年春・一部優勝(四回目)

4/9 国士大一回戦 神宮 .....
東洋大 004 000 000  4 34 10 4 5 7 2 0 12 5 0
国士大 000 010 100  2 36 10 2 3 1 1 1 9 3 1
(東)○北島9回10安2責ー森
(士)●松浦6回8安4責・亀岡3回2安0責ー気仙・小林・甲斐
本塁打:田中泰=満塁(東) 二塁打:中村・亀岡(士)忍成(東)
*田中泰選手の満塁弾一発で試合を決める

4/10 国士大二回戦 神宮 .....
国士大 000 000 000  0 33 6 0 5 2 0 0 8 1 0
東洋大 100 000 00X  1 25 4 1 4 4 3 0 7 0 0
(士)●松浦8回4安1責ー小林
(東)弘田3回2安0責・〇日野6回4安0責ー森
二塁打:守永

4/24 青学大一回戦 神宮 .....
青学大 000 100 000  1 35 10 1 2 1 1 0 9 0 1
東洋大 010 000 02X  3 32 9 1 6 3 2 1 10 0 0
(青)●斉藤8回9安1責ー長谷川
(東)○日野9回10安1責ー森
本塁打:田中泰(東) 三塁打:斉藤・南淵(青) 二塁打:中村(青)森(東)
捕逸:1(青)

4/25 青学大二回戦 神宮 .....
東洋大 000 100 002  3 33 8 3 4 3 2 0 8 1 0
青学大 000 010 000  1 30 4 1 3 0 0 0 2 0 1
(東)○北島8回4安1責・日野1回0安0責ー森
(青)●斉藤9回8安2責ー長谷川
本塁打:長谷川(青) 二塁打:忍成・田中泰(東)南淵(青)

5/1 日本大一回戦 神宮 .....
東洋大 002 101 000  4 32 9 4 5 2 2 0 5 1 1
日本大 100 000 020  3 34 8 3 9 0 1 0 5 0 0
(東)○日野9回8安3責ー森
(日)●石井6回7安4責・山田2回1安0責・角津田1回1安0責ー片岡・上原
本塁打:田中泰(東)飯塚典(日) 三塁打:磯(日) 二塁打:飯塚・矢萩(日)田中泰(東)

5/2 日大二回戦 神宮 .....
日本大 000 021 000 00  3 37 7 2 3 2 2 1 5 1 0
東洋大 001 010 010 01x  4 39 11 4 2 6 0 1 11 1 1
(日)遠藤正4回3安1責・●山田6回8安3責ー上原
(東)北島5 1/3回5安2責・保坂1/3回0安0責・久利1/3回0安0責・弘田2回1安0責・〇日野3回1安0責ー森
本塁打:森(東) 三塁打:上原(日)阿波連(東) 二塁打:中川(東)飯塚典(日)
暴投:2(日)
○…東洋大が粘りをみせた。1点を追う八回、森が高めの球を強振して左翼へ本塁打。二度もリードされながらそのつど同点に追いつき、延長戦へ持ち込んだ。十一回、先頭の阿波連が左中間に三塁打。続く日野が詰まりながらも左前に適時打してサヨナラ勝ち。
(『朝日新聞』昭和六十年五月三日付朝刊)

*開幕から六連勝で首位に立つ

5/15 駒沢大一回戦 神宮 .....
駒沢大 000 000 011  2 29 7 2 4 1 2 0 3 0 0
東洋大 000 000 100  1 28 5 1 7 3 3 0 6 1 0
(駒)白井7回1安1責・田村1/3回1安0責・〇新谷1 2/3回0安0責ー高柳・木原
(東)日野 ●8 1/3回5安2責・久利0/3回1安0責・保坂2/3回1安0責ー森
二塁打:今井・金指(駒)
ボーク:1(東)
新打線で初黒星
初黒星の東洋大佐藤監督は「悔しい」を連発。今季三本塁打と好調の田中泰を七番から四番に上げて臨んだこの試合。優勝へ向け突っ走りたいところだったが、田中泰が2三振するなど新打線が不発。唯一の打点は投手の日野の安打だったが七回まで1安打に抑えた投球も終盤に乱れた。「自分で打って、かえって力んでしまった」と見る佐藤監督。「あすはトーナメントのつもりで全員野球」と闘志を燃やしていた。
(『朝日新聞』昭和六十年五月十六日付朝刊)


5/16 駒沢大二回戦 神宮 .....
東洋大 011 001 000  3 29 6 3 10 9 4 0 12 0 2
駒沢大 000 001 001  2 32 5 1 1 0 2 0 5 0 0
(東)○北島9回5安1責ー森
(駒)●白井3回4安2責・新谷2回0安0責・佐藤正1/3回0安1責・新井1 2/3回2安0責・田村2回0安0責ー高柳
本塁打:森(東) 三塁打:今井(駒) 二塁打:松本治・田中泰(東)金指(駒)

5/17 駒沢大三回戦 神宮 .....
駒沢大 021 101 020  7 39 16 7 8 7 2 1 14 0 0
東洋大 000 000 100  1 31 7 1 7 1 1 1 5 0 1
(駒)○新谷9回7安1責ー高柳
(東)●北島3回5安2責・日野2回3安2責・久利2 2/3回6安2責・保坂1/3回1安0責・鳥居1回1安0責ー森
本塁打:戸栗・新谷(駒) 三塁打:戸栗(駒) 二塁打:高柳・南谷・金指2・戸栗(駒)田中泰・中川・森・内藤(東)
捕逸:1(東)
*この時点で東洋大が7勝2敗、駒沢大と青学大が6勝4敗で三校共に勝点3。駒沢大と青学大が最終戦で対戦するため、東洋大は亜大戦で勝点を挙げれば優勝、落とせば駒沢大・青学大戦の勝者が優勝となった

5/22 亜大一回戦 神宮 .....
東洋大 000 000 200  2 33 6 1 8 2 0 1 6 0 1
亜  大 000 100 31X  5 30 9 5 2 3 1 0 5 1 2
(東)●北島6 2/3回6安4責・保坂0/3回0安0責・日野1/3回2安1責・弘田1回1安0責ー森
(亜)○阿波野9回6安0責ー倉田・岩本
本塁打:佐藤(亜) 三塁打:鈴木(亜) 二塁打:鈴木・若林・北口(亜)
勝ち点を上げれば優勝の決まる東洋大が亜大に敗れ、ピンチに立った。東洋大は七回に2点を入れてリードしたが、その裏3点を奪われて逆転の敗北。東洋大は勝ち点を落とせば優勝の望みが消える。

…東洋大の北島は七回表に自分で勝ち越し打を放ち、気をよくしてのマウンドだったが、勝利を意識してか、投げ急いで撃ち込まれた。
(『昭和六十年五月二十三日付朝刊)


5/23 亜大二回戦 神宮 .....
亜  大 000 000 002  2 32 7 2 3 1 1 2 5 0 1
東洋大 101 200 01X  5 31 11 5 4 5 2 0 9 0 0
(亜)●三原昇4回7安4責・東山3回3安0責・弓田0/3回1安1責・新田1回0安0責ー倉田・岩本・新谷
(東)○日野8 2/3回7安2責・北島1/3回0安0責ー森
二塁打:忍成・中川・前原・竹内(東)野間・若林(亜)
右打線に期待
亜大との三回戦に五十七年春以来の優勝をかける東洋大・佐藤監督は「明日は総力戦で最後を締めくくりたい」と張り切る。三回戦の亜大の先発投手は左腕の阿波野か。「勝敗は右打者次第」と同監督。
(『朝日新聞』昭和六十年五月二十四日付朝刊)


5/24 亜大三回戦 神宮 .....
東洋大 000 021 002  5 32 8 5 10 1 1 1 2 1 0
亜  大 200 000 000  2 30 5 2 3 2 0 0 3 1 0
(東)○北島7回5安2責・日野2回0安0責ー森
(亜)●阿波野8回5安3責・東山1回3安2責ー倉田
本塁打:森・蛭田(東) 二塁打:佐藤(亜)黒川(東)
東洋 すべり込み優勝
  土壇場、底力で逆転

東洋大が六シーズンぶり四度目の優勝を遂げた。東洋大-亜大三回戦は試合開始から小雨の降り続けるなかで行われた。東洋大は五回、同点に追いつき、六回には森(三年、PL学園)の本塁打で勝ち越し。北島(四年、豊南)-日野(三年、上尾)の継投で逃げ切った。

苦しみに耐え全員主役
総合力の駒大、投手力の亜大。こんな開幕前の評判を見事にくつがえす東洋大の優勝だった。勝因をあげるとすれば「粘りの野球」だろう。
今季の東洋大は経験者が多く残ったものの、昨年の山口のようなチームの軸になる選手がいなかった。「リーダーの不在」。そのなかで、打の中心と期待されていた田中泰が、初戦の国士大一回戦で満塁本塁打を放ち、チームに勢いをつけた。
開幕から六連勝。とはいえ、楽な試合ばかりではなかった。このうち三試合が1点差。日大戦では終盤に追いつき、十一回に突き放す苦しい展開だった。懸念されていた守備、とくに二遊間は、けが人が続出、守りに不安がつきまとった。とっかえ、ひっかえのやり繰りとなったが、若林、阿波連、前原らが役割を果たした。
佐藤監督は「選手がうまく回転し、粘り強くやった」と、全員の力を強調したあとで、「…しいてあげれば森かな……」と、チームのかなめで、捕手の森の名前をあげた。北島、日野両投手の力を引き出す巧みなリードのほか、この日の試合でも、勝ち越しの本塁打を打つなど貢献。森はあわせて3本塁打をマークした。
チームの主軸が田中泰、森ら三年生。目標より一年早い優勝でもあった。「まだ、本物じゃない。ようやく野球らしくなった程度」と、佐藤監督は辛い評価をしたが、「これで練習が、また楽しくなってきた。東都リーグの代表としてやりますよ」。喜びもそこそこに目標は次の全日本大学野球選手権に向けられていた。
(『朝日新聞』昭和六十年五月二十五日付朝刊)


勝点
東洋大 9勝 3敗 4
青学大 8勝 5敗 1 4
駒沢大 8勝 6敗 3
亜  大 7勝 6敗 2
国士大 3勝 9敗 1
日本大 2勝 8敗 1



表彰選手・ベストナイン(満票25票)
最高殊勲選手
日野泰宏投手=13票・初

ベストナイン
捕  手:森  浩之=満票・二回目
三塁手:田中 泰 =満票・初
外野手:中川 洋 =23票・初

打撃十傑入り打者
 3位:田中泰12試合40打数14安打9打点3本塁打、打率・350
 4位:中  川12試合41打数14安打1打点0本塁打、打率・341

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第34回全為本大学野球選手権:二回目 準優勝

6月12日:一回戦
東洋大004 021 01  8
徳山大000 100 00  1
(東)北島・日野-森
(徳)寺田-藤田
二塁打:黒川・内藤2・田中泰(東)藤田(徳)

6月15日:準々決勝
創価大000 200 000  2
東洋大001 120 00X  4
(創)森-大塚
(東)日野-森
本塁打:黒川(東) 二塁打:森(東)深沢(創)

6月17日準決勝
九州東海大 000 000 000 0  0
東 洋 大 000 000 000 1  1
(九)松永-得津
(東)北島・日野-森
三塁打:島沢(東) 二塁打:黒川(東)

6月18日決勝
東洋大000 000 100  1
法政大010 300 00X  4
(東)日野・北島・保坂-森
(法)猪俣-高田
本塁打:山岸・松浦(法) 二塁打:高田(法)

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昭和60年秋・一部三位(国士大出場停止のため五校によるリーグ戦)


9/10 亜大一回戦 神宮 .....
東洋大 000 100 100  2 28 3 2 3 2 1 1 2 0 1
亜  大 110 100 00X  3 31 9 3 3 0 2 1 6 2 0
(東)●北島6 2/3回9安3責・保坂1/3回0安0責・中村1回0安0責ー森
(亜)○阿波野9回3安2責ー倉田本塁打:内藤(東) 二塁打:能田・鈴木(亜)


9/11 亜大二回戦 神宮 .....
亜  大 010 160 011  11 40 16 9 3 1 3 1 7 3 0
東洋大 000 100 010  2 30 5 2 8 2 1 0 4 0 2
(亜)○三原昇9回5安2責ー倉田
(東)●日野4 1/3回9安6責・中村3 2/3回5安1責・丸山1回2安1責ー森
本塁打:内藤(東) 三塁打:武田(東)吉田(亜) 二塁打:古川(亜)内藤(東)



10/2 日大一回戦 神宮 .....
東洋大 000 003 000  3 31 5 3 8 4 1 0 6 1 0
日本大 000 000 000  0 30 4 0 1 1 1 0 5 0 0
(東)○日野9回4安0責ー森
(日)●遠藤正7回4安3責・角津田2回1安0責ー遠藤俊
三塁打:黒川(東) 二塁打:黒川(東)
初勝利にホッ
春の覇者東洋大が三試合目でやっと初勝利。先月十一日に亜大に敗れてから、二十日余りの調整期間があり、みっちり練習してきた。この日、三塁の田中泰を二塁にまわし、一番に内藤を入れるショック療法をしたが、打線は相変わらずふるわず、日野の好投でようやく白星にこぎつけた。佐藤監督は「練習ではみんないいのに、ここへ来ると打てない」とさかんに首を振った。「この一勝でなんとかやれるんじゃないか」と初勝利にホッとしたよう。
(『朝日新聞』昭和六十年十月三日付朝刊)


10/3 日本大二回戦 神宮 .....
日本大 010 000 200  3 31 7 3 2 3 2 2 6 1 1
東洋大 001 000 001  2 31 8 2 6 7 2 0 11 2 0
(日)○林8 1/3回8安2責・角津田2/3回0安0責ー遠藤俊
(東)●中村6 1/3回7安3責・久利2/3回0安0責・北島2回0安0責ー森
本塁打:井上2(日) 二塁打:林(日)赤堀(東)


10/4 日本大三回戦 神宮 .....
東洋大 000 000 000  0 30 4 0 2 2 2 2 7 0 0
日本大 000 100 00X  1 30 9 1 4 1 1 1 7 0 3
(東)●日野8回9安1責ー森
(日)市原4回2安0責・〇遠藤正5回2安0責ー遠藤俊
三塁打:小笠原(日) 二塁打:桑本・倉本(日)



10/10 駒沢大一回戦 神宮 .....
東洋大 100 300 001  5 29 9 5 7 4 4 0 5 0 1
駒沢大 002 000 000  2 37 9 2 7 0 0 3 8 2 1
(東)○北島9回6安4責ー森
(駒)●新谷5回6安4責・新井2回0安0責・竹中1/3回1安0責・白井1 2/3回2安0責ー高柳
本塁打:田中泰(東) 二塁打:南谷・金指(駒)
暴投:1(駒)


10/15 駒沢大二回戦 神宮 .....
駒沢大 001 000 100  2 32 8 2 6 2 0 0 5 1 1
東洋大 000 100 000  1 27 2 0 6 6 2 2 7 1 0
(駒)○新谷9回2安0責ー木原・高柳
(東)●北島6回7安2責・保坂1回0安0責・久利1/3回0安0責・中村1 2/3回1安0責ー森
本塁打:篠原(駒) 三塁打:野村(駒)
暴投:1(駒) 捕逸:1(駒)


10/16 駒沢大三回戦 神宮 .....
東洋大 002 000 020  4 34 6 3 6 1 1 1 5 1 2
駒沢大 201 022 00X  7 32 12 6 3 1 3 0 5 2 2
(東)●日野4回5安3責・中村1 1/3回4安3責・北島2 2/3回3安0責ー森
(駒)○新井9回6安2責ー高柳
本塁打:為永(駒)森(東) 二塁打:為永・戸栗(駒)


10/22 青学大一回戦 神宮 .....
東洋大 000 000 200  2 31 6 2 4 3 3 0 8 1 1
青学大 000 100 000  1 31 7 1 4 1 2 0 6 1 2
(東)○日野7回7安1責・北島2回0安0責ー森
(青)●斉藤9回6安1責ー長谷川
二塁打:忍成(東) 


10/23 青学大二回戦 神宮 .....
青学大 000 000 000  0 31 6 0 5 1 1 0 6 2 1
東洋大 000 100 00X  1 28 7 0 9 1 3 0 7 0 0
(青)●斉藤8回7安0責ー長谷川
(東)○北島9回6安0責ー森
二塁打:忍成(東)


勝点
駒沢大 8勝 2敗 4
亜  大 7勝 3敗 3
東洋大 4勝 6敗 1
日本大 4勝 7敗 1
青学大 2勝 7敗 1



ベストナイン(満票27票)
なし

打撃十傑入り打者
 6位:内藤10試合28打数9安打3打点2本塁打、打率・321



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