猫面冠者Ⅱ

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東洋大学野球部の歴史-戦後編43:平成8(1996)年

2014-05-25 16:26:00 | インポート
主なメンバー
守備 氏名 出身校 学年
佐藤一郎 伊奈学園総合
大和弘靖 土浦日大
塩崎貴史 広陵
森田徹夫 広島商
渡辺順高 桐生一
倉則彦 常総学院
田中充 浦和学院
福原忍 広陵
宮石和成 浦和学院
益永一功 大阪桐蔭
堂前義晴 桐生一
鈴木功 越谷西
山下歩 御殿場西
圓城寺隆光 常総学院
小林大介 PL学園
唐須信哉 東洋大姫路
今岡誠 PL学園
金田昌巳 東海大甲府
徳田浩史 東亜学園
小山豪 帝京
増田浩之 伊奈学園総合
川本大 秋田中央
山崎英紀 浦和学院
松下幸司 PL学園
前田忠節 PL学園
西村吉弘 帝京
鎌田光貴 土浦日大
辻田摂 PL学園
小屋亮彦 土浦日大
古川岳幸 PL学園
植田祐造 大阪桐蔭
壇原健浩 松商学園
矢端大誉 関東一
久保田智 浦和学院
西川誉 智弁学園
桜井大介 成田
関口将人 桐生一




平成八年春・一部六位


4/17 専修大一回戦 神宮
東洋大 012 002 012  8 37 17 8 6 6 3 2 11 6 1
専修大 000 000 100  1 30 6 1 6 4 2 0 8 0 0
(東)○塩崎9回6安1責ー小林・圓城寺
(専)●岩渕5 2/3回9安5責・吉武1 1/3回3安0責・萩原2回5安3責ー西野
本塁打:小山(東) 三塁打:小屋(東) 二塁打:久保田・植田・増田(東)

4/18 専修大二回戦 神宮
専修大 300 400 000  7 31 7 5 7 3 2 1 2 1 2
東洋大 000 020 020  4 34 10 3 2 8 0 0 11 2 1
(専)○黒田6回6安2責・吉武1 2/3回3安1責・萩原1 1/3回1安0責ー西野
(東)●福原3 1/3回4安3責・佐藤1 2/3回2安2責・田中4回1安0責ー小林・圓城寺・山下
三塁打:河野(専) 二塁打:金田(東)西野・山崎(専)
暴投:1(東)1(専) 捕逸:1(東)

4/19 専修大三回戦 神宮
東洋大 000 000 000  0 34 7 0 5 4 0 0 11 0 0
専修大 000 000 31X  4 30 8 4 2 4 1 0 7 0 2
(東)●塩崎6 2/3回4安3責・田中2/3回0安0責・佐藤2/3回4安1責ー小林
(専)○岩渕9回7安0責ー西野
本塁打:山崎(専) 三塁打:田島(専) 二塁打:山崎・川底(専)

4/23 青学大一回戦 神宮
青学大 000 000 000 02  2 38 9 2 2 4 4 0 11 1 0
東洋大 000 000 000 00  0 38 6 0 16 1 1 0 7 0 0
(青)○沢崎11回6安0責ー清水
(東)●塩崎10 1/3回9安2責・田中1/3回0安0責・佐藤1/3回0安0責ー小林・圓城寺
三塁打:窪田(青) 二塁打:小山(東)清水(青)
捕逸:1(東)

4/24 青学大二回戦 神宮
東洋大 100 130 000  5 33 7 3 5 4 3 2 8 0 1
青学大 200 011 31X  8 28 7 7 2 12 1 0 9 2 2
(東)佐藤5 2/3回4安4責・田中0/3回0安0責・●塩崎1 2/3回2安3責・鈴木2/3回1安0責ー小林・圓城寺
(青)倉野5回6安2責・〇中野2 1/3回0安0責・沢崎1 2/3回1安0責ー清水
本塁打:広川(青) 三塁打:渡辺2(青) 二塁打:川本・古川(東)榑松・広川(青)
捕逸:1(青)

5/8 立正大一回戦 神宮
東洋大 001 000 000  1 29 4 1 8 4 1 0 6 2 0
立正大 000 300 00X  3 26 5 3 9 3 3 0 5 1 1
(東)●塩崎8回5安3責ー唐須
(立)○広田9回4安1責ー坂田
三塁打:今岡(東) 二塁打:小沢・白井(立)
暴投:1(東)

5/10 立正大二回戦 神宮
立正大 000 000 420  6 34 12 4 6 3 3 1 7 1 1
東洋大 000 000 104  5 31 6 4 9 8 1 2 8 0 1
(立)○広田8回5安4責・辻1/3回1安1責・山田2/3回0安0責ー坂田
(東)●塩崎6 1/3回8安3責・倉1回3安2責・佐藤0/3回1安0責・田中2/3回0安0責・福原1回0安0責ー唐須・小林
本塁打:坂田(立) 三塁打:水上・白井(立) 二塁打:小野田(立)桜井(東)
暴投:1(立) ボーク:1(東)

5/14 駒沢大一回戦 神宮
駒沢大 000 100 000  1 35 11 1 2 1 1 0 9 0 1
東洋大 000 200 00X  2 26 4 1 6 0 1 2 1 1 0
(駒)●高橋8回4安1責ー鈴木
(東)○塩崎9回11安1責ー唐須
二塁打:板野(駒)
捕逸:1(東)

5/15 駒沢大二回戦 神宮
東洋大 000 020 000 00  2 37 4 2 7 3 0 0 5 1 0
駒沢大 000 000 101 00  2 38 9 2 3 5 3 1 11 1 4
(東)倉6 2/3回6安0責・塩崎4 1/3回3安1責ー唐須・小林
(駒)安井6回3安2責・高橋5回1安0責ー鈴木
二塁打:光武徳(駒)
捕逸:1(東)
復活
ひじの故障で長い間試合から遠ざかっていた東洋大の左腕エース倉が、今季初先発した。七回、光武徳に内角高めを二塁適時打されて降板したものの、制球も球威もまずまず。今季は十日の立正大戦で1回を投げただけで、2回以上の登板は半年ぶり。「痛みもしびれもない。もう大丈夫」と笑顔を見せた。
(『朝日新聞』平成八年五月十六日付朝刊)


5/16 駒沢大三回戦 神宮
東洋大 001 100 010  3 32 6 3 3 2 0 2 4 0 3
駒沢大 400 120 21X  10 33 12 7 4 5 2 0 6 2 0
(東)●鈴木1/3回4安4責・田中4回3安1責・佐藤2 2/3回3安1責・堂前1回2安1責ー唐須・小林
(駒)ランドル3 2/3回5安2責・〇高橋4 1/3回1安1責・影山1回0安0責ー鈴木
本塁打:小林(東) 三塁打:大森・古川(駒) 二塁打:徳田・壇原・古川(東)古川(駒)
暴投:1(東)

5/17 駒沢大四回戦 神宮
駒沢大 200 000 011  4 33 8 4 6 4 2 1 8 2 0
東洋大 000 000 000  0 30 5 0 5 1 1 1 5 0 1
(駒)○高橋9回5安0責ー鈴木
(東)●塩崎8回6安3責・倉1回2安0責ー唐須・小林
本塁打:板野(駒) 三塁打:今岡(東)
捕逸:1(東)

5/21 亜大一回戦 神宮
亜  大 000 002 010  3 32 5 3 3 3 1 0 6 2 1
東洋大 000 000 000  0 32 5 0 10 4 0 1 9 0 3
(亜)○部坂9回5安0責ー中野
(東)●塩崎8回5安2責・佐藤1回0安0責ー唐須・小林・山下
三塁打:高橋(亜) 二塁打:中野(亜)小屋(東)
東洋大が最下位 12季ぶり
東洋大-亜大の1回戦は、東洋大が今季4度目の完封負けで9敗目、十二季ぶりの最下位が決まった。

火噴かず
昨春の覇者、東洋大がまさかの最下位に。10試合連続の一けた安打でチーム打率は2割6厘と、とにかく打てなかった。五輪代表候補で主将の今岡が不振で、チームの雰囲気も沈滞した。高橋監督は「昨年と戦力的には劣っていないのに、打線が火を噴かなかった」とため息。
(『朝日新聞』平成八年五月二十二日付朝刊)


5/23 亜大二回戦 神宮
東洋大 000 020 000  2 30 5 2 4 2 1 1 4 0 0
亜  大 000 006 40X  10 32 11 10 2 5 4 1 7 6 0
(東)●倉5回4安5責・佐藤1/3回1安1責・田中1回5安4責・森田1 2/3回1安0責ー小林・唐須
(亜)○部坂9回5安2責ー中野
本塁打:壇原(東) 三塁打:増田(東)



勝点
青学大 9勝 4敗 1 4
亜  大 8勝 5敗 1 4
駒沢大 7勝 5敗 1 3
専修大 8勝 6敗 1 3
立正大 4勝 8敗 1 1
東洋大 2勝 10敗 1 0



ベストナイン(満票20票)
なし

打撃十傑入り打者
なし


一部・二部入替戦
6/16 一回戦
東洋大000 200 020  4
国士大020 410 00X  7
(東)塩崎・田中・佐藤ー唐須・山下
(士)千葉・筒井ー佐藤則
本塁打:吉川・石本(士)今岡(東)

6/17二回戦
国士大000 000 011  2
東洋大100 100 41X  7
(士)筒井・椎橋・高沢・桧山ー佐藤則
(東)倉ー唐須
本塁打:今岡(東)田中高(士)

6/19 三回戦
東洋大402 246 300  21
国士大000 000 000  0
(東)倉ー唐須
(士)千葉・椎橋・筒井・東山・小野・高沢ー佐藤則・国井・加納
本塁打:今岡(東)
*東洋大・倉則彦投手が無安打無得点、今岡誠選手が三試合連続本塁打
(東洋大2勝1敗=一部残留)

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東洋大野球部:これまでの入替戦戦績

*7月20日から8月5日まで行われたアトランタ五輪・野球競技の日本代表に現役学生の今岡誠内野手とOB黒須隆捕手(日産自動車)が選出された。

今岡誠:8試合23打数10安打7打点2本塁打、打率・435
黒須隆:3試合3打数0安打


平成八年秋・一部三位


9/7 駒沢大一回戦 神宮
駒沢大 000 120 000  3 30 6 2 6 2 2 0 4 1 2
東洋大 100 010 000  2 30 5 2 3 1 3 0 5 1 0
(駒)○高橋5 1/3回4安2責・安井3 2/3回1安0責ー鈴木輝
(東)●倉8 1/3回6安3責・佐藤2/3回0安0責ー唐須・圓城寺
本塁打:矢端(東) 三塁打:工藤(駒) 二塁打:今岡2(東)工藤(駒)
暴投:2(東)

9/8 駒沢大二回戦 神宮
東洋大 000 000 100  1 30 7 1 7 4 3 0 7 0 0
駒沢大 000 200 00X  2 27 6 2 4 3 3 0 7 1 1
(東)●福原3回4安2責・田中充3 1/3回1安0責・塩崎2 2/3回1安0責ー唐須・圓城寺・河村
(駒)影山4回3安0責・〇安井3 1/3回2安1責・高橋1 2/3回2安0責ー鈴木輝
本塁打:板野(駒) 二塁打:西村(駒)

9/17 専修大一回戦 神宮
専修大 100 230 010  7 35 12 7 5 4 5 4 10 0 1
東洋大 000 020 303x  8 36 13 8 4 6 0 0 8 1 1
(専)黒田6 2/3回6安3責・●岩渕2回7安4責ー西野
(東)倉3 1/3回6安3責・佐藤1 2/3回4安3責・田中充2 1/3回2安1責・〇福原1 2/3回0安0責ー唐須・圓城寺・河村
本塁打:田中光(専)古川・小山(東) 三塁打:小山(東)栗田(専) 二塁打:岡村・栗田・岩谷(専)今岡(東)
○…東洋大が「劇的」に勝利をものにした。5-7で迎えた九回。二死三塁から古川が8球目の直球を右に打ち込んで同点。続く小山も初球のスライダーを右越えに一発、勝負を決めた。見事な集中力だった。
(『朝日新聞』平成八年九月十八日付朝刊)


9/18 専修大二回戦 神宮
東洋大 000 000 500  5 32 6 5 3 6 2 0 8 1 0
専修大 000 000 70X  7 31 9 7 6 2 2 0 4 0 1
(東)●塩崎6 2/3回5安6責・福原1 1/3回4安1責ー唐須・圓城寺・山下
(専)萩原6 1/3回5安3責・〇岩渕2 2/3回1安1責ー西野
二塁打:栗田・山崎・馬場(専)山崎英・今岡(東)
暴投:1(専)

9/19 専修大三回戦 神宮
専修大 001 010 000  2 35 12 2 9 3 3 1 12 0 1
東洋大 000 000 001  1 29 3 1 3 2 1 1 4 0 0
(専)○黒田9回3安1責ー西野
(東)●倉8 1/3回12安2責・塩崎2/3回0安0責ー山下・唐須
本塁打:壇原(東) 二塁打:西野(専)

10/2 青学大一回戦 神宮
青学大 120 010 221  9 36 14 9 12 11 2 1 13 3 1
東洋大 000 310 000  4 31 7 3 11 3 2 3 5 0 2
(青)○沢崎9回7安3責ー清水
(東)●倉1 2/3回2安3責・佐藤1 2/3回2安0責・田中充1 2/3回2安1責・福原2 2/3回7安4責・大和1回1安1責・益永1/3回0安0責ー唐須・圓城寺・山下
本塁打:東(青) 三塁打:渡辺2(青) 二塁打:今岡3(東)竹谷・清水(青)
暴投:1(東)

10/3 青学大二回戦 神宮
東洋大 005 010 010  7 34 11 6 3 8 3 0 11 1 0
青学大 010 500 000  6 31 10 6 4 5 4 3 7 2 3
(東)倉3 1/3回5安5責・福原0/3回2安1責・田中充2 1/3回2安0責・〇佐藤3 1/3回1安0責ー圓城寺・唐須
(青)倉野2 1/3回4安3責・柳沢2 2/3回3安2責・●中野4回3安0責ー清水
三塁打:四十万(青) 二塁打:松木・渡辺・増田・井口(青)徳田(東)
*青学大・井口が四回に通算100安打を達成

10/4 青学大三回戦 神宮
青学大 020 011 000  4 33 7 3 8 1 1 1 4 1 2
東洋大 020 100 002x  5 35 8 3 12 2 0 1 6 1 1
(青)●沢崎8 2/3回8安3責ー清水
(東)倉1 1/3回3安2責・〇佐藤7 2/3回4安1責ー圓城寺・唐須
本塁打:清水(青)壇原(東) 二塁打:増田(青)
暴投:1(東)
顔も気分もバラ色
「いやー、こんなこともあるんですね」。東洋大の高橋監督は劇的なサヨナラ勝ちの後、ほてった顔の汗をふいた。昨春優勝しながら、今春は投打とも不振で最下位に。今季も2勝5敗と苦しかったが、佐藤の好投もあり、一年ぶりの勝ち点をあげた。「プロ並みの青学大にうちのアマチームが勝った。久しぶりに気分はバラ色」とはしゃいでいた。
(『朝日新聞』平成八年十月五日付朝刊)


10/9 亜大一回戦
亜  大 222 202 000  10 34 12 7 4 9 3 2 9 5 0
東洋大 100 002 000  3 32 8 3 4 2 0 2 4 1 4
(亜)○部坂9回8安3責ー中野
(東)●福原1/3回2安2責・佐藤3 1/3回5安3責・田中充5回5安2責・益永1/3回0安0責ー唐須・山下・圓城寺
三塁打:中野(亜)小山・壇原(東) 二塁打:高橋・康原(亜)壇原(東)

10/10 亜大二回戦 神宮
東洋大 000 001 310 02  7 37 10 6 8 12 3 2 12 0 1
駒沢大 020 210 000 00  5 40 12 4 8 5 2 1 9 4 2
(東)倉2回4安2責・佐藤3回3安2責・福原4回5安0責・〇田中充2回0安0責ー唐須・圓城寺・山下・河村
(亜)佐藤宏3 1/3回4安0責・坂田4 1/3回2安3責・●部坂3 1/3回4安2責ー中野
本塁打:山田晋・福井・山本(亜)今岡(東) 二塁打:小屋・古川(東)
○…東洋大が終盤に粘って追いつき、5点差の試合をひっくりかえした。七回、四球の連発を突いて3点を挙げ、八回には4連続四死球の押し出しで同点に。延長十一回の古川の適時二塁打に結びつけた。亜大は3本塁打を実らせられなかった。
(『朝日新聞』平成八年十月十一日付朝刊)


10/11 亜大三回戦 神宮
亜  大 100 110 010  4 27 5 4 6 4 3 0 3 3 0
東洋大 200 000 30X  5 32 9 5 5 6 1 2 10 4 1
(亜)●佐藤宏6 1/3回6安5責・部坂1 2/3回3安0責ー中野
(東)佐藤4 1/3回5安3責・〇倉4 2/3回0安0責ー唐須・河村・圓城寺
三塁打:植田(東) 二塁打:今岡2・小山(東)福井(亜)
ボーク:1(亜)

10/22 立正大一回戦 神宮
立正大 000 020 000  2 32 6 2 8 4 0 1 7 0 1
東洋大 310 031 00X  8 29 10 8 9 3 4 0 4 0 0
(立)●広田6回8安7責・森戸2回2安0責ー坂田
(東)倉4 2/3回3安2責・〇佐藤4 1/3回3安0責ー唐須
本塁打:壇原(東) 三塁打:壇原(東) 二塁打:坂田(立)桜井(東)

10/23 立正大二回戦 神宮
東洋大 030 000 011  5 34 7 4 4 6 0 1 8 5 2
立正大 200 000 000  2 34 7 2 5 5 0 1 10 4 3
(東)福原3 2/3回6安2責・〇田中充4 2/3回1安0責・佐藤2/3回0安0責ー圓城寺・河村
(立)●中口8回7安2責・山田康1回0安0責ー坂田
三塁打:野中(立) 二塁打:前田(東)
井口には負けられない
今岡も100安打

東洋大が連勝し、勝ち点をあげた。アトランタ五輪代表の今岡誠(四年、PL学園)は最終戦で通算100安打を達成。連盟に記録の残っている一九五二年以降では、今季の井口(青学大)に次いで九人目となった。

最終試合で達成
東洋大の今岡は通算100安打で、大学最終シーズンを終えた。前日は「意識しすぎて」足踏み。この日は監督の親心で、一番に座った。
二回一死満塁、第2打席で130キロの甘い直球を狙い打ち、一、二塁間を抜く同点打。「この一年、長かった。でもいい形で終えてよかった」と話した。
アトランタ五輪にも出場して、銀メダル獲得に貢献。「やっと個人成績より、チームのために徹する大切さに気づくことができました」。卒業後はプロを希望している。「井口に早く追いつくよう、もっとうまくならなきゃね」
(『朝日新聞』平成八年十月二十四日付朝刊)



勝点
亜  大 8勝 4敗 3
青学大 7勝 5敗 3
東洋大 7勝 6敗 3
専修大 6勝 6敗 3
駒沢大 5勝 6敗 2
立正大 2勝 8敗 1



ベストナイン(満票22票)
遊撃手:今岡誠=満票・二回目

打撃十傑入り打者
 5位:今岡13試合50打数18安打17打点1本塁打、打率・360
 9位:小屋13試合45打数15安打 6打点0本塁打、打率・333


*11月14日、現役学生対OBプロ選手による東都大学野球連盟結成65周年記念試合がおこなわれ、東洋大からは現役学生の佐藤一郎(投)・倉則彦(投)・今岡誠(内)・壇原健浩(外)、OBプロから関口伊織(投=横浜)・徳田吉成(捕=日ハム)・仁村徹(内=ロッテ)・桧山進次郎(外=阪神)・清水隆行(外=巨人)が出場した。
試合は2-1で現役学生の勝利。

一足早くプロを体験
ドラフトで阪神を逆指名している東洋大・今岡は二回、巨人・阿波野の初球を右前にきれいに運んだ。「これがプロの球なんだと、かみしめながら打ちました」。試合前、阪神・桧山にトスを上げてもらい打撃練習。守備練習では阪神・和田に話しかけられた。「緊張でガチガチでした。ただ、はい、としか返事できませんでした」とはいうものの口は滑らかで、「参加できてよかった。雰囲気に慣れるという意味では大きかった」と元気に答えた。
(『朝日新聞』平成八年十一月十五日付朝刊)

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