「ふまじめ」作品展 中京・ヒルゲート
入場者の中には、御影石の作品「石頭用の石枕」に寝て、具合を確かめた人も=中京区
「日常」の味方変えれば
ばかばかしいか、おもしろいかー。京都彫刻家協会に所属する作家6人の作品を集めた「日常の中のユーモアとナンセンス」展が21日まで、中京区寺町通三条上がるのギャラリー「ヒルゲート」で開かれている。
不景気で重苦しい世の中、まじめばかりが芸術ではないと、初めて企画された。
サブタイトルは、「気楽で変な提案」。
日常にあるものへの見方を変え、ばかばかしいけれど面白いと思えるような表現に取り組んだ。粘土や石、鉄、ポリエステルなどの素材を使い、千本の樹を持つ「千樹観音」や、あみを載せればコンロになって焼き肉もできる「高が空き缶(たかがあきかん) 然れどアキカン(されどアキカン)」、「ネジれたネジ廻し」「石頭用石枕」などユニークな作品が並ぶ。
出展者の1人、京都市立芸術大名誉教授の佐野賢さん(68)は、「真っ正面からだけでなく、斜めから後ろからなど見方を変えると、『日常』に潜む不思議な一面がわかる。自分の判断力も広がり、新しい発見の手がかりとなる」と話す。 2010.11.17(水) 朝日新聞朝刊より
入場者の中には、御影石の作品「石頭用の石枕」に寝て、具合を確かめた人も=中京区
「日常」の味方変えれば
ばかばかしいか、おもしろいかー。京都彫刻家協会に所属する作家6人の作品を集めた「日常の中のユーモアとナンセンス」展が21日まで、中京区寺町通三条上がるのギャラリー「ヒルゲート」で開かれている。
不景気で重苦しい世の中、まじめばかりが芸術ではないと、初めて企画された。
サブタイトルは、「気楽で変な提案」。
日常にあるものへの見方を変え、ばかばかしいけれど面白いと思えるような表現に取り組んだ。粘土や石、鉄、ポリエステルなどの素材を使い、千本の樹を持つ「千樹観音」や、あみを載せればコンロになって焼き肉もできる「高が空き缶(たかがあきかん) 然れどアキカン(されどアキカン)」、「ネジれたネジ廻し」「石頭用石枕」などユニークな作品が並ぶ。
出展者の1人、京都市立芸術大名誉教授の佐野賢さん(68)は、「真っ正面からだけでなく、斜めから後ろからなど見方を変えると、『日常』に潜む不思議な一面がわかる。自分の判断力も広がり、新しい発見の手がかりとなる」と話す。 2010.11.17(水) 朝日新聞朝刊より