小学生の頃から図書室が大好きだった私。昔からいろんなジャンルの本に夢中でしたが、今でも鮮明にページの記憶が残っているのは、実は様々な図鑑だったりします。もちろん物語も沢山読みましたが、現在の仕事に直接繋がる予兆として、ビジュアルものを欲望のままにありったけ吸収したのは、やはりこの時期だったといえるでしょう。
現在定着している私の描くイラストスタイルは、大きく分けて2つのパターンがあり、1つは「背景を含むライフシーンのイラスト」、そしてもうひとつは「白バックに映える人物カット」ですが、この後者のスタイルは、間違いなく「昔から好きだった図鑑」的な、クールなイメージに起因するものであると言えます。
そんな図鑑好きの私にとってたまらない内容の本が、今日の写真「MONSTER HUNTER CG ARTWORKS」。先日ピエリの書店でたまたま見かけて即買いした本ですが、「モンスターハンター5周年記念書籍」ということで、これまでに制作されたモンハンのCGアートがほぼすべて網羅された凄い内容のビジュアルブック。
フロンティア登場の新モンスターをのぞく、2ndGまでのすべてのモンスターが3面図付きで掲載され、全武器、全防具のCGビジュアルが、まるで図鑑のように白バックのページにズラリと配置された内容は圧巻。また、見開きページにすべてのモンスターが実際のサイズで大集合している対比図は、最大のラオシャンロンからプーギーまで、モンハン世界のサイズ対比が一目瞭然出来るビジュアルで、息子たちも興味津々。まさに「こんな本を待ってた!」という感じの満足度200%のモンハン本として秀逸です。
これまで攻略本を見て、モンスターの絵を描いていた息子たちも、この決定版ともいえるビジュアル書を見て歓喜し、さらに創作意欲を刺激されて、作品の枚数を増やしております。彼らもおそらく、図鑑のクールさをこの本から感じ取ってくれているのではないでしょうか。