ここ数ヶ月、毎月1日になると近くの新聞配達所に出かけ、月に一度だけ京都新聞の朝刊を購入しています。我が家は新聞をとらない家ですが、現在、京都新聞の誌上で月一の連載広告のイラストを担当しているため、その「刷り上がり」を確認するためです。今日発売の分で4回目となりますが、京都の老舗の商品を、京都らしい背景や人物とともに描くこのお仕事は、毎回とても楽しく、京都人としての自分を思い出させてくれる短期的なライフワークとなっています。
さて、京都のイラストを描く郷愁感とは別に、ホントに懐かしい風景の写真には目がない私。先日書店に出かけた時にたまたま発見し、すぐにレジに持っていく程にその内容に魅了されたのが「思い出色のバス」という本。
車体のデザインのシンプルさはもちろんのこと、様々なボディの模様や配色が可愛すぎて卒倒しそうな、1950～60年代のバスが網羅されている、昭和好きにはたまらない一冊です。そのカラフルながらやっぱり昭和色…といえる微妙な配色のバスだけでもノックアウトされそうなのに、一緒に写っている街の建物や乗用車など、シビレポイント満載。タイムマシンに乗って、60年代の街に戻ってみたい…という気持ちを一層強くしてくれる強烈な資料となりそうです。