新しい志村像ができるはずだった。これまで、コント以外の仕事は断ってきたから、素の志村さんらしさを彷彿とさせる作品が見たかった。「隣のシムラ」は、
素晴らしい片鱗を感じさせた。志村さんも、手応えがあり、これからは、違う表現のものにも、取り組むはずだった。
私が好きなのは、伊藤沙莉ちゃんとのコント、警察を定年退職した男が、私立探偵事務所を開設して、賢い助手と、事件を解決するもの。
生きておられたら、もっともっと傑作が、うまれただろうと。
新しい志村喜劇見たかったなあ。
最後の喜劇人!
山田洋次監督が、『コメディアンは、危険な道を必死で歩き続けるものと、渥美清さんが言っていた。志村さんもまた、危険な道を歩き続ける 本当のコメディアンだった。』と話されていた。豊かな表現力の半分も出さないうちに亡くなってしまわれた。残念でたまらないと、言う言葉が印象に残った。