二子玉川 de ぼちぼち絵日記

二子玉川在住主婦の好きなモノ絵日記。街歩きやスイーツ、エンタメ、昭和レトロ等 コメントお気軽に!☆

江戸東京博物館 「江戸と北京」展に行ってきました

2017-03-21 15:08:38 | 美術館・ART・博物館
江戸東京博物館で開催中の 

特別展「江戸と北京 -18世紀の都市と暮らし-」 ブロガー内覧会に参加させていただきました。



※博物館より許可を得て写真撮影しております

 江戸の人口が100万人を超え、都市として発達を遂げた18世紀は、北京も清朝の首都として最も繁栄を極めた時代でありました。
2002年以来、博物館どうしの交流を続けてきた北京の首都博物館から、一級文物を含む116件が日本で初公開されています。

みどころの絵巻がとても面白かったですね。

故宮博物院より日本初公開
「乾隆八旬万寿慶典図巻」(下巻)には1790年の乾隆帝80歳の祝賀の様子が描かれています。
色合いが非常に鮮やかで 大きなゾウの飾り物、本物のゾウなども通りを賑わせています。


そして、ベルリン国立アジア美術館所蔵の「熈代勝覧」(きだいしょうらん)原本を展示。
神田今川橋から日本橋までのメインストリートを約1700人もの人物とともにいきいきと描いています。


この絵巻は初めて知りましたが、江戸の町の人々の表情が豊かでユーモラスで、どことなく漫画のようでもあり、ずっと見飽きません。
自分が思うよりもずっと生活を楽しんでいるような温かみのある絵巻に、過去の暮らしに学ぶところが多いように思いました。
たとえば、現代の東京の絵巻を描いたとして こんなに温かい表情、仕草にはならない気がします。
便利になったはずなのに・豊かさってなんだろう、、とか。 

ほかにも、江戸と北京の都市生活、文化を比較していて興味深いものでした。

[装う]
女性婚服 (民国・首都博物館) ピンク色がとってもかわいらしい。。


18世紀江戸の町人階層の女性の着物。
武家女性の着物に比して現存品は大変少ないそう。今でも惚れ惚れする品の良いデザイン。


歌川広重の名所江戸百景から鯉のぼり


[遊ぶ]
江戸・鶉会之図屏風 18世紀後半

江戸時代には武家はもとより町人も鶉を愛好し、鳴き声や姿の優劣を競う鶉合わせが行われた。


民国・鳥かご
北京でも鳥を飼い、鳴き声を楽しむのは人気の趣味。(自分が鳥を飼っているので興味深く、、)


右:歌川国貞(初代)画 
土俵入りの様子を描いたものも両国らしくて楽しい


こちらは現在の両国駅ですw


撮影コーナーのモンチッチ。女性婚服をモチーフに特別製作された衣装をまとっています。
「モンチッチ」は現在、中国でも大人気で「萌趣趣」と呼ばれているそう。


江戸の生活のことをもっと知りたくなりました! 行かれる方はぜひ常設展と合わせて楽しんでくださいませ♪

特別展「江戸と北京 -18世紀の都市と暮らし-」
会期: 2017年2月18日~4月9日
休館日: 毎週月曜
会場: 東京都江戸東京博物館 1階特別展示室
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