山種美術館で開催中の「速水御舟の全貌」展に行ってきました。
明治末から昭和の初期に活躍した日本画家・速水御舟(1894-1935)は早世したため、山種美術館の創立者である山崎種二が実際に会うことはかないませんでしたが、機会あるごとに御舟の作品を蒐集し、自宅の床の間にかけて楽しんでいました。
1976年に旧安宅産業コレクションの御舟作品105点を一括購入し、計120点の御舟作品を所蔵することになった山種美術館は、以来、「御舟美術館」として親しまれてきました。このたびの展覧会では、開館50周年を記念し、当館の「顔」ともいえる御舟コレクションに、他所蔵の各時期の代表作品も加え、初期から晩年にいたる御舟の作品約80点でその画業の全貌をふり返ります。
以前 山種美術館のコレクション展で見た「炎舞」(1925年) が忘れられず、、
この絵を見たさに蛾のようにふらふらと、、
「炎舞」1977年に重要文化財に指定され、御舟の最高傑作として、また近代日本画史上における傑作としても評価の高い作品。
今回 第2展示室に展示されていた「炎舞」はそこだけ本当に野火が上がっているようで。美くしもあり怖くもあり…
この作品だけはやはり、圧倒的に格別な存在感でした!
場所を変えて何度も見返したり。
また展示の機会があれば 見たいと思う絵です。
写真や印刷で見ているものと迫力がまったく違うのでぜひ!原画をご覧くださいませ〜
鑑賞後は併設のミュージアムカフェで「Cafe 椿」で 「炎舞」をイメージしたオリジナル和菓子と珈琲を。(セットで1000円)
「ほの穂」 華やかな色のきんとんと 中には大島あん。
作家・向田邦子さんもご贔屓にしていたという青山の老舗菓匠「菊家」に特別にオーダーしているとか
以前にもここで和菓子を食べていました、こういう絵とスイーツのコラボもいいですね(*^^*)
幸せ
【開館50周年記念特別展】速水御舟の全貌―日本画の破壊と創造―
会期:2016年10月8日(土)~12月4日(日)
※ 会期中、一部展示替えを行います。
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
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