二子玉川 de ぼちぼち絵日記

二子玉川在住主婦の好きなモノ絵日記。街歩きやスイーツ、エンタメ、昭和レトロ等 コメントお気軽に!☆

ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情

2008-11-28 23:02:00 | 美術館・ART・博物館
上野 西洋美術館で12月7日まで開催中の 
ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」 展に 行ってきました。


「背を向けた若い女性のいる室内」
1904年頃 ラナス美術館
Photo © Niels Erik Høybye


「ピアノを弾くイーダのいる室内」
1910年 国立西洋美術館



「白い扉、あるいは開いた扉」
1905年 コペンハーゲン、デーヴィズ・コレクション B309
Photo © Pernille Klemp



名前も知らなかったデンマークを代表する作家(1864~1916)の 日本で初めての回顧展。 

会場に足を入れた瞬間に 胸の辺りを きゅ~~っと締め付けられるような感じがしました。
怖いようでいて その先を見てみたい好奇心に襲われます。

背中を向ける女性像(主に妻のイーダ)や 誰もいないアパートの室内の絵が モノトーンの色調で延々と続いていきます …。

胸騒ぎや 閉塞感、不安、静寂。。 
短い時間でしたが すっかり 絵の虜(とりこ)になる、今までにない 不思議な感覚でした。

見に行きたい、と思ったきっかけは 弐代目青い日記帳のTakさんが 見逃すと後悔する! と 何度か 紹介されていたこと。 
行って本当に良かったと思いました。 強く 印象に残る企画展でした。 巡回はありません。
12月7日(日)まで。 (ぎりぎりですみません、お近くの方はぜひ♪)  フェルメールの前後にもGOODです。

半券で 常設展を見ることができます。 こちらでは モネやルノワールなど 色鮮やかな名画を さほど混んでいない中で鑑賞でき 得した気分になるのでした。


何もない静かな部屋… いいなぁ。。
うちの子が行ったら あっというまに 賑やかになるでしょう。。


⇒「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」   
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6 コメント

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こちらも・・・ (なのふ)
2008-11-29 20:25:02
先にフェルメールの記事を読んでしまいました~(汗)

胸がきゅ~・・・スノーパンダさんの載せてくださった画像でも
そんな感じがしましたよ
なんとも言えない静寂さが伝わってドキドキします

実際に見に行ってみたいですが~無理かも
返信する
Unknown (picco)
2008-11-29 21:12:45
あぁ~~
これは見てみたいです。。

静かですね。
写真を見ているだけで、自分の鼓動が聴こえてきそうです。

フェルメール展でのおじさんの言葉、
思わず叫んでしまう気持ち、、わかります(笑
返信する
ほー (ネオレトリバー)
2008-11-29 23:26:58
陰か陽かといえば、明らかに陰ですね。
でもモノカラーっぽいのに、ギリギリ落とさないのは、
黒色が少なめだったり女性がいるからでしょうか。
心の病持ちの画家だったのでしょうか・・?

すのさん、最後のイラストはオチですかぁ~?
普段静かな僕の寝室も、甥っ子が蛍光灯の長い紐をぶっちぎってくれました。
ギャーギャー♪ 言いながらですね。。
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なのふさんへ (すの)
2008-11-30 08:28:13
>先にフェルメールの記事を読んでしまいました~(汗)

あ、いいんですよ~♪

一度にアップしたので そういう順番で。

あまり今までに見たことのないジャンル、というか かなり印象に残りました。

もう少し 早くご紹介できたらよかったのですが… 駆け込みでごめんなさいね~
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picco さんへ (すの)
2008-11-30 08:30:38
静かな詩情、という副題がぴったりでした。

ずっと モノトーンを基調とした色彩で…

すっと こちらも静寂が伝わってきて いつまでもみていたくなる感じでした。

フェルメール… ほんとわかりますね♪
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Unknown (すの)
2008-11-30 08:37:55
初期のころは 風景とか、明るい色彩の色も描いてますね~

どうして、奥さんを描いているのに こんなに寂しい絵なんだろう、と イーダの方にたって 考えてしまいました。正面からの奥さんの絵は ひどく疲れていたし…

イーダは 身体が弱かったそうですが…


いろいろ好奇心がそそられますね。

なんで家族を描いているのに こんなに寂しいのかしら、って 静けさに耐え切れずに描いたのが ラストのかんたの絵でした。
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