「ミス・ポター」。 ピーター・ラビットの作者、ビアトリクス・ポターの半生を描いた映画を見てきました。
昔 絵本で見たミス・ポターの写真は、白黒で少し気難しそうな淑女の写真でしたから、彼女にこんなにも素敵で切ない恋愛物語があったことを初めて知りました。 よくこんなにも優しいチャーミングな映画に仕立てたものだなぁ、と感心します。
子供の頃から絵を描くのが好きで、自分の「友達」の動物をスケッチしては空想の物語にふけっていたビアトリクス。(←あ~、なんだか自分みたいだっ☆)
水彩絵の具を溶かして 画面に向かう冒頭のシーンから、今回は主人公に感情移入してしまいました。
裕福な家庭に育ったのに 30歳過ぎても結婚しないで 絵に夢中なミス・ポター(レニー・ゼルウィガー)は当時は「ちょっと変わり者」に見られていたのではないかと想像できますが、自分の絵と物語を理解してくれた出版者ノーマン(ユアン・マクレガー)と 初めての恋に落ちます。
この辺りのレニー・ゼルウィガーの表情がとっても素敵!
作品を褒められたときの 「あ~、貴方はわかってくれるのね!」っていう照れ笑いの嬉しそうな表情が上手で、こちらも目を細めて見てしまいます。
(← そうそう、自分の作品を褒められると もう ふにゃっとなるんですよ)
「トレインスポッティング」ではジャンキー役をしてカリスマ的存在だった ユアン・マクレガーがもうこんな 優しい表情のイギリス紳士の役を演じられるようになっていたんだ、とこちらもビックリしました。 身分違いの恋に夢中になる青年役、とっても良かったですよ
ストーリーはあまり書かずにおきますが、映画の後半から ミス・ポターは作品で得た収入で、湖水地方の農家を買い取り、自然保護運動に情熱を注ぎます。 職業婦人のさきがけだったのですね。
娘の結婚に反対する気難しい母親は登場しますが、全編を通して、登場人物はみな温かくて優しい。美しい湖水地方の風景をバックに繰り広げられるお話は まさに彼女の絵本を読んでいるようでした。
ピーター・ラビットは物語の色づけ程度に出てきます。恋人や家族と見るのがオススメかな、93分があっという間の、爽やかな映画です コメント、TB 歓迎です!
まだ若かりし20代半ばに ウィリアム・ワーズワースの詩に憧れて このイギリスの湖水地方を旅しました。 もう一つ訪ねたのが湖水地方を南下したところにある「嵐が丘」の舞台ハワース。 何もなかった。。 ただただ行くだけで満足しました。 そんな当時のヤングな情熱を 映画を見ていたらふっと思い出しました
それだけで、マリーは嬉しいですよ♪
私のブログでもスノーパンダさんのリンク紹介するね(^-^)
スノーパンダさんは絵がお得意ですから、ビアトリクスと同じ心境になられたのですね。感情移入されたのは当然ですよね。
英国の湖水地方や「嵐が丘」の舞台を旅されたのですか。羨ましい!
私は、絵も描けないし、中国以外は海外へ行ったことはありませんが、それでも充分楽しめた映画でした。
TBさせて頂きます。
同じ日に、「ミス・ポター」を取り上げたのも、なにかのご縁ですね。
それにしても、絵のお上手なこと!
思わず、何日分も見せていただきました。
いわさきちひろ美術館もでてきて....安曇野の絵本美術館にも行ったくらい、ファンなんです。
なんとなく、やさしく、ふわりとした絵の雰囲気が似ていますよ。
ほかに手塚治虫さんのこととか、共感することが多かったです。
なんて素敵なブログ&イラストなんでしょう!!
開いた瞬間にひとめぼれしてしまいましたよ~
後程また、ゆっくりお邪魔させてくださいね。
『ミス・ポター』鑑賞後は、清々しく優しい気持ちになれる作品でした。
私も、冒頭のシーンで早々に心を奪われてしまいました。
絵を描かれるスノーパンダさんであれば、尚更でしょうね。
湖水地方を旅されたとのこと、羨ましい限りです。観ていて思い出とリンクされたのでは?
ヤングな情熱を私も呼び覚まさなければ!(笑)
初々しい大人の恋を、レニーとユアンがチャーミングに演じていたと思います。流石でですね~
他の記事も一緒にTBさせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。
素敵なイラストを描かれてるんですネ~。
温かみのある絵に思わず笑顔になってしまいました♪。
湖水地方も嵐が丘の舞台も行かれたんですね。アスカパパさん同様,羨ましいです。実際の舞台を旅されたならば、この映画をより一層味わえたことと思います。
優しい穏やかな作品で細部までこだわって作ってあるのが嬉しかったです。
これからもどうぞよろしくお願いします。
(°O°;)
そして娘達に伝えました。
「え~~子どもの本にしてはリアルだな=」でした。
クリック率、絶対アップ出来ると思います~
なったなんて。
イギリスは一度だけ行ったけど残念ながら湖水地方には行けませんでした。イギリスに関係した(でも叶わない)夢の為、英語を長く勉強してます。
次回こそピーターの故郷に行きたいです。
それとリンク有難うございました。これからもよろしく。
コメントありがとうございました。
湖水地方行かれたのですね?
一般公開されているポターの家の回りは正にピーター・ラビットの世界でした。
私は絵は全く書けない人なので、こんな素敵な絵を描かれるなんて素晴らしいです!
TBさせていたが来ました。
少しずつ買っていたのですが~。
育って来た娘に必要な本を優先せざるおえない
内に、そろわないままになってしまいました。
なかなか映画館へ足を運べないのですが、
見たいなあ~と思う映画はつねにあります。
スノーパンダさんお上手な絵やお話から、
とっても素敵な映画のようでワクワクしました