■□■カムイミンタラ■□■

旅の話、仕事の話、色々と書いてます。。。

本日、退院しました。

2017-11-14 22:30:54 | 手術のコト
【本日、退院しました】

長かった…。

術後合併症を起こしてしまったので、予定の倍かかってしまいました。昨日の回診で「最後の卒業試験だね」とドレーン抜去。お腹に穴はまだ空いてるけどいずれ閉じるでしょう〜。

退院して終了ではないので、今後も色々心配な事があるけど、自宅に戻ってくるとやっぱり気持ちが違うね。

食事量は結局戻らず、5回食のまま完食できなかったけど、自宅では5回食にこだわらずお腹が空いたらつまんでる感じです。

自宅療養は1ヶ月。オペ後3ヶ月はデスクワークのみ。看護学校の講師はすぐに復帰していいと言われているので、そちらは来週から復帰予定です。毎日じゃないので、いいリハビリになるかな。

写真のスタバは退院が決まったら飲んでみよう!って決めていました。が、その後、下しまくったけどね´д` ; 消化管はいじってないんだけどなぁ〜〜。

ネタは、色々あったけどやっぱり入院中はそんな気分にもならず、この先思い出したように書ければいいんでないかと思っております(*´꒳`*)


【オペ後 12日目の開放感】

2017-11-04 15:29:37 | 手術のコト
今日の回診で、先生たちが何か話し合っている。
んで、

「バック外しますね。排液少ないと逆にチューブが長くて引けないから。」

と。ん?ドレーン抜けるの?

「じゃ、チューブ切るね」

切る?抜くんじゃなくて、切る?
な、何それ?切ってどうするの?
感染しないの?消化器外科、全然わかんない😢

私は、仰向けだから、お腹の上で先生たちが何をどうしているのか見えない…。

4日前に私のお腹にぶっ刺さった殺人級のチューブを入れ替えると言われた時にはビビリまくった。
抜くならまだしも、また入れるって…。
まぁ、サイズダウンではあるのだけど…。

ドレーンの入れ替えは、透視室で透視下でやったんだけど、もちろん、麻酔なんか一切なし。

あまりにものビビリ様に先生たちに笑われてしまった´д` ; まず、透視台に登ることを身体が拒否ってたら、先生に

「あなたのとこ透視ないの?」

と言われ、いや、わかる、わかってるよ´д` ;

ガイドワイヤーをお腹に通され、

「大丈夫?」

って、聞かれて「駄目です、駄目です」って首を振り、「熱いです。お腹が熱く感じます!」って訴えたけど、造影剤じゃあるまいし、って信じてもらえなかった´д` ;

挙げ句の果てに3人目の先生に

「あなたって、普段は何のお仕事しているのですか?」

って聞かれちゃった´д` ; 主治医が即座に「看護婦さんだよ」って答えてた´д` ;

そんなこんなで、殺人級の太さのドレーンから普通の太さのドレーンに入れ替え、排液バックは点滴棒にぶら下げて、24時間いつでもお供を引き連れて歩いていましたが、そんな生活も今日でおさらばしました。

ま、お腹にチューブは刺さっているのですが、1cmぐらいのところでカットされてガーゼ保護しているので、実際には手ぶらで歩いています!

いやー、この手ぶらで歩ける開放感が素敵です。

しかし、まだまだ退院のたの字も出ません😢

ザ・採血

2017-11-01 14:09:25 | 手術のコト
【ザ・採血】

オペ後から、ほぼ毎日の採血。
毎日⁈って、かなり驚いたんだけど。
まぁ、日々のデータ見るためには仕方のない事よね。

オペ時から左手に点滴が入っていたので、右腕からしか採血できないわけ。

採血は早朝するので、夜勤のナースが採血しにくるわけよ。んで、私の右腕を駆血しひとこと。


「血管、細いって言われますか?」

「は⁈ 言われた事ないよ。肉に埋もれてわかりにくいけど、刺せばいいのがあるよ。」


と、お伝えしたものの、若い人達はことごとく失敗する( ̄(工) ̄)

しかも!

針刺して、血管を探るんだよねಠ_ಠ
おいっ!血管探りは🆖だろ!…言わないけど。
同業者にそれをやる最近の若い人の根性って凄いな!ってある意味感心したよね。

ド紫だよね、私の右腕😢

「途中までしか、取れませんでした〜」って言うから、「…手背で取ってもいいよ」って冷たく言い放ってみる。

手背に挑戦する人もいれば、

「上の人にかわってもらいます。」

って、言う人もいたので、

「2回刺していいんじゃないの?」

と声かけたけど…

「自信がありませ〜ん😅」

ですって😅


もちろん、ベテランは私の右腕だって一発でしとめるけどね!


でも、ふと考えてみた。
そういえば、私、今まで左腕からしか採血したことないわ。


左手の点滴が終了したあとは、左腕から採血してもらっているので、誰も失敗しておりません😅

【お食事の話し。憧れの5回食開始】

2017-10-29 16:59:50 | 手術のコト
最後の晩餐は、21日の夕食だった。
ここの病院のお食事はとても美味しい😄

オペ前日は、紙パックの栄養剤が3回。
オペ日は、絶飲食。
オペ翌日は、水300mlのみ。
オペ後2.3日目は、3食ともコップ一杯のジュース。朝がりんご、昼がぶどう、夜がピーチだった。最後まで飲めるようになったから、次の日からの食事開始が楽しみだった。

オペ後4日目から、半固形食の半量が開始になった。

まぁまぁ、お腹も空いていると感じるし、食べたいなって意欲もある。匂いを嗅いで美味しそいだな、とも思う。

実際にここの半固形食は、とても美味しい。私、職場復帰したら栄養士に説教しようと思ったほど美味しい。給餌じゃなく食事をしていると感じるもの。

だが…

半量の半分も食べてないところで、汗だくになり苦しくなり、食べることができなくなった。

決して、気持ち悪いわけではない。

ナースに聞くと、「それがこのオペの特徴なんですよね〜〜」と話す。

昼ごはんは、もっと食べられなかった…。

夜ごはんは、数口食べて苦しくなり汗だく。ちょっと泣いちゃった。食べたいとも思うし、美味しいとも思うのになんで食べることが出来ないんだろう😢胃を切ったわけでもないのに。

退院したら、バーミキュラ買って身体にいいご飯を作ろうとか、コストコ行きたいな〜とか考えていたのになんで食べることが苦しくなっちゃうんだろう😢

テレビで矢田亜希子がコストコに買い物に行く番組を見ていたら主治医が来たから、食べることができないんだけど、なんで?って聞いてみた。

後腹膜臓器のオペだから、いっかい胃から剥がしているんだよね、だから胃の機能が停止しちゃったの。いずれ、戻るよ。

先生、オペ前の食欲まで戻る?

戻りますよ😄

よかったー。もう、コストコに行けないかと思ったの😢

ただ、そこまで戻るのには何ヶ月単位だろうと。現在の私は本当に食べられないので、すでに3キロも落ちました😅

そして、今日から固形食が開始になって、摂取量アップの為に5回食になりました。

だからといって、食べられる訳じゃないんだけどね。

今まで、5回食の援助する側で、おやつを持って行くたびに私も食べたいな〜〜なんて思ったこともあるさ😅

しかし、いざ10時にカロリーメイトを挑戦すると…。1本食べただけで、苦しくなってきて、でも頑張って全部食べて牛乳も飲んだら苦しくて悶絶😢

美味しいし、食べたいって思っているのにそれができない不思議な感覚

切腹4日目

2017-10-28 00:13:39 | 手術のコト
【切腹4日目】

拙者、切腹したでござるよ。

マジで切腹はキツかった。最初の2日は痛くて動けないただのトド状態。今は8割がた人に戻ってきた。

やー、術後翌日の夜にエピが抜けちゃう大事件。もう息が出来ない激痛。そりゃそーだわさ。切腹翌日だもの。流石に主治医が来たよね。

「せ、先生?私が動いたのが原因?傷開いたかと思ってビビっちゃったょ😭」

「それはないと思うなー。帯状に痛いって、どこ痛いの?ここ?ここ?うーむ。ドレーンのトコだね。まさしくエピを効かせていた部分。ちょっと背中見せて。あれ?何でここだけ濡れてるの?」

「汗。汗じゃない?私、めっちゃ汗ダクだもん。」

「いやー、丸く汗かく?エピ抜けたんじゃないかな?マーキングズレてるし。エピ漏れだよ。」

ええっ⁈って、おい!そんなことあんの?あんなに辛い思いで入れたエピ。エピなんて、麻酔下で入れると思っていたのに意識下だったんだから!stab me in the back!って、頭ん中で曲流れたから!

んで、私、どーなるの?このまま?

主治医が、ベッド柵を必死に握って横向いている私の手をトントンしながら、優しくこう言った。

「フェンタニル持続で流すから」

えー!フェンタニルやだー!あんな気持ち悪くなるものやだー!

カッコいい出来る先輩ナースが言った。
(この日の夜の私の担当は明らかに新人ぽく何も判断できない感じだったのよね´д` ;

「安藤さん!フェンタニル準備する間にロピオン流すから!」

えー!ロピオン!んなもん、効かないじゃーん!と声に出す気力なく、はぁはぁしながら待つしかなかった。

これがまた、フェンタニルが全くこない…。まぁ、フェンタニルだからしゃーないわな。待ってる間に私の命の灯火は消えるんじゃないかと思ったよね…。

やっとこさっとこ到着したフェンタニル。繋ぐのは新人。繋いで、「あの、痛かったら何度でも押してくださいね。一応、今、1回押しときますね。じゃぁ、消灯なのでみなさん、お部屋の電気消しますね。」って去っていったよね…。

あの…。

おっぱいから何までポロリの私はこの後どうしたら?フェンタニル流すのに副作用みないの?

まぁ、その後、少しは落ち着いてきたんだけどね。数時間後にはやっぱり痛くなってきて、夜中に新人に訴えたけど、逆に新人が私に聞いてくるんだよ、何のお薬使いますか?って´д` ; それ、私が決めんのか⁈ってイラついたけど、ちょっとどうしていいのかわかりません。って答えたさ。下肢のシバリングも出てきちゃったし。私、消化器外科の経験はないし( ˙-˙ )

そしたら、来たよね、カッコいい先輩ナース。的確な説明と判断をしてくれたおかげで、アセリオ流してくれた。

この人が今夜担当だったら、もっと早くから気がついてもらえたんじゃないかと思ったよね。

その後は、調子に乗って私もpcaを押しまくったよね。もう朝にはどうなってもいいやと思いながら。

結果、翌朝、1人で起き上がれたけど世界が回転してたよね´д` ; オェーぎぼぢわるい…。オペ後2日目からジュースが開始になったが、りんごジュース3口で限界。

ふらふらと下膳しに行ったら、カッコいい先輩ナースに再会。

「どう?大丈夫だった?」

「そっちよりも、気持ち悪くてダメ〜〜」

というと、「じゃあ、吐き気どめ使おう!」と。その後、プリンペランを持って来たのは新人だったけどね´д` ;

結局、60あったフェンタニルは私はたった一晩で20まで使っちまったらしい´д` ;持続は時間1だったしね…。

「フェンタニル、おかわりできるんで今夜なくなっても大丈夫です!」って翌夜の担当に言われた´д` ;

そして、オペ後4日目の今朝。ついにビーフリードが漏れた。左手背の20G終了。刺し直しもなぁ…。ちょうど主治医もきたので、漏れた話しをした。

「そんなに血管入らないの?この辺入りそうじゃない?」とグッと私の腕を掴んだが…

「ちょっ…先生…そこ漏れたとこだから、痛いですょ…」

結果、これを機に点滴終了。ってことはフェンタニルも終了😱

今、私に繋がっているものは、腹にブッ刺さった殺人級に太いドレーンのみ。そして、これが痛みの原因。

内服のみに切り替わり戦々恐々です。

ネタは盛りだくさんなので、と言っても看護師目線だが( ˙-˙ ) そろそろリハビリ兼ねて日々更新できるのではないかと思います(´・_・`)


退院4日目・抜鉤

2014-01-16 21:45:32 | 手術のコト
外来に来るようにと言われてた退院4日目。
抜鉤はオペ後、10日から2週間なのできっと今日やるんだろうな~とビクビク。
創が大きくサラッと数えても30針はあるので、抜くのも痛いんだろうなぁと。

診察の前に頭部CTを撮る。

先着順の病院なので早めに行ったけど、そこそこ待ったな~。
やっとこさ診察に呼ばれる。

CTの結果は問題ない。

先生、声高らかに

『抜鉤~!』

と叫ぶ。。。ああ、やっぱりね。。。
でも、誰もナースがおらず、もう一度、

『抜鉤~!』

と叫ぶ。そして続けて、、、

『ピンク針!』

えっ?ええ~~~~~~?なんでピンク針なの?ピンク針で抜鉤するの?
マジでビックリした。何も言えずに事の行く末を見守ると、ピンク針で
ナートした糸を何かしてた。苦笑。

見えないからわからないんだよね。ナートした糸を探しただけなのか、
ほどいたのか、はたまたちょん切ったのか、、、、

でも。危なくね?苦笑。

続けて抜鉤だが、何を使っているのか気になる気になる。でも見えない。
がんばって途中で覗き上げると、、、ちゃんと抜鉤器を使ってた。苦笑。

そして、抜鉤だが、やっぱり痛い。
感覚としては、髪の毛を1本1本抜かれている感じ。

全ての抜鉤が終了し、頭の傷を隠すように私の髪の毛をなでおろし

『完璧だよ』 とつぶやく先生。。。。

複雑な気持ちでした。苦笑。


そして、今後は、と思いきや、

『もう来なくていいよ』

え?もう? オペ後、1ヶ月フォローとかないの?

『アンギオ、いやなんでしょ?』

。。。嫌です。

『あなた、経過も良好だからいいよ、来なくて。』


ってなわけで、全てが終了しました。
あっけないエンディングでしたが。
まぁ、私が看護師だからってのがあるんでしょうけど。
自分でわかるよね、的な。。。苦笑。

一応、もう少し話して今後は自分の職場で
またまた脳ドックを受けてチェックしていくって事にしました。



まぁ、数年は脳ドックやめておこうかなって思っていますが。




クリッピング術~退院~

2014-01-05 22:45:35 | 手術のコト
その日の朝ご飯を運んで来たのは、ICUで担当してくれた看護師だった。

ICUの看護師が一般病棟の受け持ちをするとは思っていなかったので
全く私は気がつかなかったのだが、配膳時に

「○○さんって、未破裂の人だよね~?
 わー、全然違うね~! 覚えてる~?」

って声を掛けてくれた。覚えてますとも。
私を抑制した人ですよね?

その時の事を色々と話しをした。

「そんな事も覚えているんだ~?」

と驚いていたが、、、しっかり覚醒している!ってその時も
アピールしたのに! ドレーン抜かないよって言ったのに!

なのに。。。抑制したよね。

面会制限もしたよね。。。その話しもしたさ。

「面会ねぇ~。前にそれでトラブルになったことがあるからさぁ~」

まぁ、言いたい事はわかるのだが。


朝ご飯のあとは、割と早い時間に会計の請求がきたので
支払いに入退院窓口に向かう。

入院時に高額医療の限度額の申請をしていたので
治療費自体は、9万円いかないぐらいかな。
ほとんどが個室代の支払いで、トータル27万なんぼだったかな。

あとは、午前中のバイタル測って退院療養計画書を受け取り
退院処方薬を一応、一週間分お願いしたのでそれを受け取って
ステーションに挨拶して退院。

ホッチキス止めの頭は別に隠す気もないので、ちょっと髪の毛の
分け目を変える程度で。見えちゃってる方が、人が近づかないかと思って。。。

連れちゃんが、車で迎えに来てくれたので、10時半には退院できました。

12日振りの外の空気。思ったほど寒くなくて、でも冷たい空気が気持ちよかった。
まっすぐ帰るんだけど、帰っても食べるものもないし、ストーブ壊れてるしで
帰り道のAEONで買い物して帰る事に。

駐車場、何処に止めるか迷ったけど、今日ぐらい優先でもいいんじゃないかと。
何か言われたら、頭のホッチキス見せれば何も言われないっしょ。

まずは珈琲が飲みたかった。喫茶店で少しお茶をした。美味しかった。

日常生活を自分でするのが、リハビリなのでまずは今夜の夕飯作り。
といっても、切って入れればいいだけにと鍋にする。残りは翌朝に
雑炊にすれば、そこまで楽に進む。
食材買って、隣のホームセンターでストーブを新調する。

所要時間は、たったの2時間。

。。。立っていられないほど、バテバテ。苦笑。

ちょっと、ショック受けました。。。
ま、Hbも落ちてるしね。駐車場が目の前で助かった。。。


私が仕事で、主婦が退院するときに
主婦は家に帰ってからが大変ですよね、あまり無理しないでくださいね、と
声を掛けていたが。。。。

結局、自分も家に帰ればなんだかんだと動いてしまうのよね。

それでも、色々と手伝ってもらいながら
少しずつ少しずつ、元の生活に戻していこうと。


またココに帰ってこれたことを多くの人に感謝して。

クリッピング術~術後2日目から退院まで~

2013-12-29 16:44:15 | 手術のコト
■術後2日目

明け方近くになりだして、右目が開けられなくなってくる。
朝の検温時にナースに「ああ~、腫れちゃったね」って言われる。
ま、予想通り右目を中心に浮腫が始まる。どこまで浮腫むことやら。

まだまだ頭も痛いし、食欲ないし、熱発している。
トイレに行く以外は、ほとんど寝て過ごす。

夜中に頭が痛くなって寝られないのが辛いので、
その都度、ナースコールで頓服出してもらうのも気が引けるので
今年の私の看護目標は、疼痛コントロールだったってのもあり、
分3で内服している鎮痛剤をだいたい、8時15時22時ぐらいの
スパンで飲みたいと相談し許可を得る。

回診時に脳の浮腫のピークは術後2日間とのことで
明日からは、頭痛も軽減してくるのではないか、と言われ期待する。

ま、裏切られるけど。笑。

私の職場のナースも見舞いに来てくれて、その中で母が
9月に私と同じオペをした先輩がいて、経過を聞かせてもらう。
3日目から楽になったという話しに期待する。


■術後3日目

なんとなく、気分はいいのかな?
朝ご飯は半分、食べる事ができた。
今日までメインの点滴があるはずだから、今日から食べないと
点滴が延長になるであろうと考え、まずは半分の目標で食べる。

下膳に来たナースに「緑の野菜は嫌いかしら?」と聞かれるが、
いやいや、繊維質食べると頭が痛いんだってば。苦笑。


午前中の回診時に創消毒が行われる。
ぐるんぐるんに巻かれていた、頭の包帯とガーゼは外され
創部にガーゼとシルキーのみになる。

ここでも思ったのが、血液でバリバリに固まってしまった
ガーゼや包帯を外すときって痛いんだけど、
「痛いよね~、ごめんね~」と言いながら遠慮なく剥がすよね。苦笑。
やってたな、自分も。。。。

顔の浮腫もピークを向かえる。右目が開けられない。


昼ご飯も夜ご飯も半分は食べる事ができた。



■術後4日目

朝9時。全ての点滴が終了となる。やったー!!!
これで、体に色々と繋がっていたものが全て外された。
回診時にも洗髪の許可がおりた。

個室なので部屋にシャワーがついている。
担当ナースと相談して、頭だけナースに洗ってもらうことにした。
抜鉤せずに退院になるのはわかっていたから、最終的には自分で
できるようにしたいが、まだ自分で創部も見ていないので
ちょっと怖かったので洗ってもらった。

しかしながら、血液とイソジンでバリバリに固まってしまった
髪の毛は1回では奇麗にならない。また明日も洗えばいいやって
思って2度洗いはしなくていいと断った。

忙しいしね、看護婦さん。笑。


入院してから初めてのシャワー。
やっぱり気持ちがいいね。あんなに頭が痛いのに
気持ちいいことをしているときは忘れるね。

顔も初めて洗った。入院中は規則正しい生活と食生活で
お肌ぷるぷるになるよって言われていたけど、さすがに
4日も顔を洗わなければ、ガサガサだった。笑。
1回の洗顔では、ガサガサなままであった。浮腫んでいる肌は
脆弱性が高いのでここは無理せず。また明日。


晩ご飯で初めての完食となった。

テレビでも見ようかなって気分になったので、
テレビカードは上の階に売っているとの事で、
連れちゃんに付き合ってもらって、オペ後、初めての階段に挑戦。

意外と上りは大丈夫だったが、下りが膝が笑ってしまった。。。
私、エレベーター無しの5階に住んでいるのですが。。。


■術後5日目

まだまだ下を向くとそのまま頭から落っこちてしまいそうな感じではあるが
少すずつ少しずつ、回復している感じはする。しかしながら、頭痛が消えない。
拍動性の頭痛と絞扼感のある頭痛が時折出現する。やっぱり、髄液引いたせいかな。

この日は妹が来てくれたので、頭を洗ってもらった。
この日から、創部のガーゼもOFFとなし、ホッチキス止めの頭がむき出しになる。

顔面の浮腫も軽減しつつあるが、左側を向いている事が多いので
左側が浮腫はじめてきている。


■術後6日目

回診時に主治医に

「そんなに元気なら週末、帰っていいよ」

って言われる。連れちゃんと相談して、土曜日に退院する事に決めた。

もう自分の事は自分でできる。頭が痛いだけなので、まぁ、退院は
妥当だろうなと思う。


■術後7日目

痛み止めも飲まずにまずまず過ごす事ができている。
頭痛はゼロではないけど、ペインスケールで2~3程度かな。

ご飯も完食できてるし、ADLは自立している。

ご飯を食べては寝て、の繰り返し。
色んな人がお見舞いに来てくれて、寂しくなく過ごせている。
でも、疲れる。笑。


■術後8日目

退院後は外来でアンギオやるって言われて、嫌だって
だだこねて、とりあえず頭部CTになる

夕方、主治医のムンテラがあり、経過良好であると言われる。

退院後の日常生活に制限はあるのか聞くとないっていう。
じゃぁ、車の運転も?って聞くと、それは来月って言われる。

あるじゃんかよー。制限。苦笑。
他にも細々と、あれはいつからいいのかこれはいつかいいのか
聞こうと考えていたけど、きっとどれも来月って言われるんだろうな
って思って聞くのをやめた。


明日は、やっと退院だーと思いながら
おおおかみおとことあめとゆきを見ながら消灯となる。


クリッピング術~ICUから一般病棟へ~

2013-12-27 21:17:44 | 手術のコト
起床のための電気が付き、ようやく6時だ~と思った。
朝ご飯の音がゴトゴトとなりだす。(私は、昼食からなのでナシ!)

日勤担当のナースは昨日と同じ人だった。
うがいしたいって言ったら、もうお水飲んでいいんだよ~って言われる。
やっとだよ。。。でも、誰も私のグル音確認してないよ?

しばらくすると、温タオルを持って来て

「○○さ~ん、体、拭くよ~」って声をかけてきた。

はっきり言って、そんな事、どーでもいい。
今日、一般病棟に移れるんだから移ったら、妹に手伝ってもらって
のんびりやるから、とりあえず、「今はいいです」って言う。

「何でーーー??? ここは毎日やるって決まりだからー!!!」

また決まりかよ!! 患者の状態に合わせんのかい?!

「とりあえず、着替えだけでもしない? これ、気になるでしょ?」

・・・・。

そう、私、オペ着のままなので長衣を着ていて、しかもリハパン。
そう、ようは紙おむつ。そんでもって、熱発してるから、暑いので
バスタオル1枚で、おむつ履いた尻出して、ごろんごろんしている状態。

でも、はっきり言って、清拭も着替えも面倒。
今、やらなきゃいけない事じゃないじゃん。
しかしながら、百歩譲って着替えだけしました。

バルンどうするか聞かれて、今日、ドレーン抜ける予定なら抜く!と。

一般病棟に移れる時間もドレーンが抜ける時間も決まっては
いなかったけど、抜けるもんは抜いてしまえ!と抜いた。

意外と痛かった。。。

昼から食事が開始になるとの事で、常食にするかお粥にするか
聞かれて、大丈夫だろうと思って常食を希望した。
。。。のちのち、後悔したが。苦笑。


朝から鎮痛剤の使用を聞かれて、やっとこさ話す気力も出てきたので
注射って何使ってたの?って聞くと、ソセゴンだと言われる。
やっぱりねぇと思い、ソセゴンは気持ち悪くなっちゃうんだよねって
やっと伝えた。えー、最初に言ったー?そのことー!って言われた。

で、経口開始なので経口薬でいくことにした。
そんでもって、出されたのが、ロブ。なんじゃそりゃ?
なんとなーく、ロキソニンのジェネリックなんだろうなぁと感づいたけど。
で、胃薬なしかい! さりげなく、時折、気持ち悪いと伝えておく。

しばらくして、CTに呼ばれた。検査が終われば、そのまま一般病棟の
個室に移れることを説明される。やっと、やっと、ここから解放される!

ベッドごと、CT室に移動する。
CT室では、自分で検査台に移れるか聞かれる。

そーですよねー。私を移動させるの大変ですよね。。。
横にそのまま移動する方法ももちろん知ってますから、
移りますよ。自分で。。。。

検査も無事に終了し、一般病棟へ。
私が今使っているベッドはICU用なので、個室のベッドに
移動するというイベントが残っている。

個室内ではベッドが2台入らないので、廊下に2台並べて移動することに。
まぁ、それも、私自身が仕事でよくやることなので、想像はついていた。
ここでも、また自分で移動できるよね、と言われる。

もちろんですとも~と思ったとたん、三角巾で包まれた私の頭を
ハンドバックのようにガバッと持ち上げたナースマンがいた。
おいっ!!って思ったけど、私もそうしていることあるな~と
ここでも反省しました。。。

個室に移動して、やっと落ち着いた頃に妹が到着した。
昨日、連れちゃんがICUに入れなかった事を話すと、
連絡は取ってくれていたようで、「午後、早めに来てくれるって
連絡あったよ~」って教えてくれた。

そうしていると、お昼ご飯が運ばれてきた。

ドレーン抜けるまで起き上がりはできないけど、
ベッドアップはOKなので、ちょっとギャッチアップしてもらうけど、
40度ぐらいで限界。気持ち悪い。

お昼ご飯は全く食べる気が起きず。
メニューを見て、牛乳とキュウリの酢の物なら入るかな~と
キュウリを口の中に入れてもらう。。。そう、食事介助してもらう。。。

いやーーーーー。咀嚼すると、頭、痛いーーーーーー!!!

一口で挫折。。。ペースト食にしてもらえば良かった。。。。

何か食べられそうなモノをとプリンを買って来てくれる。
それを到着した連れちゃんに食べさせてもらう。。。
それでも、4口ぐらいでギブ。

ベッドマットも固マットからデクマットに代わっているお陰で
随分と腰も楽になっているけど、妹と連れちゃんが交代で
腰や背中をさすってくれる。涙がでるほど嬉しい。。。

しかし、時折、腰に痛い部位がある。見てもらうと、穿刺の痕。
しかも、2カ所。これまた、太っているせいか?
一発で脊髄に入らなかったのか?

というのも、太っている人は脳も太っているということで、
若いし頭蓋骨ぴっちりの脳ではオペはしない。
髄液を引いてオペをする。それによって、頭痛は増えるけどね。。。

もちろん、麻酔が効いているときにやっているので私自身に記憶はない。

で、なんだかんだと午後も頭痛がするので、痛み止めをもらう。
またまた、ロブしか持ってこない。またまた、気持ち悪いアピールする。
こんな免疫力低下しているのにNSAIDS飲み続けて出血したら嫌だもん。

夜から胃薬と合わせて鎮痛剤の定期内服開始になると説明を受ける。

そうこうしているうちに夕方になる。ドレーンはいまだ抜けず。
そろそろ、時間的にも排尿したいし、しておきたい。
もうちょっと我慢するか、リハパンに失禁するか、差し込み便器使うか。。。

悩んだあげく、出しとくべきだろ~と思い妹に頼んで差し込み便器を
借りてきてもらう。人生初のベッド上排泄に挑戦。そして、成功。
まぁ、これも妹だから頼みやすかったのもあるし。ナースコール押して
ナースに頼めたかというと、、、、わからなんな。
そして、いい加減、自分のパンツに履き替えたかったのでそれも頼んだ。

下半身が色々、スッキリしたところで、主治医登場。
ドレーン抜きます!

先生。。。ナートするんですよね。。。ビクビクです。。。

大丈夫だよ、痛くないようにやるから。

顔に緑布が掛けられた。えっ?そこまでするの?
そして、ドレーンが抜かれ、抜いた穴を1針、縫われた。麻酔なしで。


痛ってーーーーーーーーー!!!!


先生、めちゃくちゃ、痛かったです。涙。


これで、晴れて起き上がり開始となるが、夕食がきても
とてもじゃないが、起きて食べる気分なんて全くおきず。
まぁ、点滴も24時間キープだからとりあえずいっか。
ラクテックかソルデム3Aが流れている。

連れちゃんが食べられそうなモノを買ってきてくれる。
ヨーグルトとかゼリーとか。それでも、1個完食には至らず。


オペ後、ご飯が食べられない患者も今までみてきて
こんなに食べられないんだと体感。そして、手が動くんだから
自分で食べられるでしょって思った事も深く反省。。。。


そして、消灯。
寝る前にトイレに挑戦。自分で起き上がる事はできる。
でも、ぐわ~って回る感じする。
ナースにトイレに行く時は必ずナースコール押すように言われる。

はい。その重要性は理解しているので、守ります。。。

そして、またまた、38度越えの熱発。
熱、出てきたなって自分でわかるようになる。
氷枕を新しくしてもらって、おやすみなさい。


ウトウト程度だけど、少し眠れました。

クリッピング術~手術台からICU・集中治療室へ~

2013-12-26 21:09:19 | 手術のコト
ハッと気がつくと手術が終わっていた。

終わったよー。1、2、3、

の声かけで、ベッドに移された。術後、頭部CTを撮るはずだから
オペが終わったのか、検査が終わったのかはよくわからなかった。
なんたって、裸眼なので見えないんだよね。。。

そして、もの凄いシバリングに襲われた。自分でもビックリした。
多分、低体温を起こしているんだろうなと想像はついたけど。
とにかく自制が効かない。シバリングがずっと続いている。

そんでもって、右目の上辺りが痛いので手術したんだなって思った。
のたうち回るほどの痛みではなかったけど、痛ぇ~ってぐらい。

ICUに運ばれるのはわかっていたから、到着後、直に電気毛布に包まれた。
血圧計を巻かれて、SAT計を指にはめられて、尿道がチリチリするのを
感じたので、ああ、バルン入れられちゃったんだなぁって思った。


ICUでの担当ナースに気持ち悪い?って聞かれて、
えー?どうだろう?って思った瞬間に吐いたね。苦笑。
やっぱり麻酔は吐くのかぁと思ってみたり。
後日、何の麻酔を使ったかわかるんだけど、アルチバが入ってて
アルチバ使ったんだぁと納得した。


痛いか聞かれて、痛いと答えれば、ボルサポと注射と経口薬とあるけど
どーする?って聞いてくる。

どれでもいいから決めてくれ、って思った。
何て言うか、考えるのも答えるのも面倒くさい。

今まで自分もオペ後の患者に鎮痛剤の使用を聞いてきたけど、
オペ後の患者に自分で判断は難しいな、と実感した。

しばらくして、ナースが、先生に聞いたら注射使っていいっていうから
注射使うね~と側管から薬液入れてきた。

もしや、それって、ソセゴンじゃね? ソセゴンは私、吐くよって
思ったんだけど、もうね、それを伝えるのが面倒くさい。

そして、痙攣予防にフェノバールを筋注された。
が! これが、硬結した。オペ後2週間経った今でも
硬結は残っており、痛い。ヘタクソ!
私のような健康体?でも、一発で硬結するから
筋注後のモミモミは、本当に大事であることを改めて実感した。

脳外のオペだから観察項目も多く、四肢の運動としびれ、
瞳孔反射に口頭で日付、名前、今いる場所を答えなければいけない。

何度、自分の働いている病院の名前を言いそうになったことか。

さらにだ、ナースが聞いてくる。

「K病院なんだよねー?K病院ってどう?」

今かよ!今、その質問に答えるのかよ!!
なんでも娘が熱をだして、救急で来た事があるとやらで
そのときの印象がよかったらしく、どうなのか?と聞いてくる。

うざい。。。。ホント、答えるのが億劫だもんで

「ノーコメントで」

って答えるのが精一杯でした。


で、何が衝撃的だったって。。。。



抑制されました。



両手をベッド柵に。紐で縛りつけられました。
頭にドレーンが入っていたので、それを抜いてしまわないようにとのこと。
確かに抑制の同意書にサインはしたけど、ICUで抑制するだなんて
聞いていないし、覚醒不良で不穏になった場合の抑制だと思っていた。

ドレーン抜かないよって言うけど、決まりだからって。

今まで抑制する側だったけど、されてわかったね。
これは、心折れます。抑制するとより興奮して暴れる気持ちがわかったわ。

実は来年の私の目標は、抑制についての目標を掲げようと思っていたので
かなり貴重な体験になりました。

そして、抑制なんて時間をかければ外せるのは知っている。
じわじわと時間をかけては、抑制帯から手を抜き布団の中に
手を隠していました。そして、ラウンドの度にナースに
外さないでと怒られ、縛られる。の繰り返しでした。。。

ICUに運ばれてからしばらくすると妹と母が来た。
ICUでは面会制限があるし、5分程度って事は知っていたので、
妹は私の手を握り「今、2時だからね」と言った。

2時? 私の予想では、2時間程度のオペのはずから
昼ぐらいだと思っていたんだけど。。。

結局、開頭したら難しい位置にあったとかで、オペ時間が倍の
4時間程度かかったとのこと。

2時かぁ。。。明日まで起き上がれないのは確実だから
気の遠くなるのような時間の長さだなと、嫌になった。

足にはフットポンプを装着していた。もちろん、その意味は
説明を受けなくても知っているさ。一度、やってみたいと
思っていたけど、今の状態ではウザったいものでしかない。

明日には取れるからね~って言ってくれるけど、
その明日までが長いですよね、と答えるしかない。

とにかく目が悪いので、見えない。
壁に大きな時計であろう物体がかかっているのは見えるけど
何時だかさっぱり見えない。何時か聞いて、翌朝まであと
何時間もあるのかと考えるのが憂鬱だったので時間も聞かなかった。

何となく看護師達の業務の流れで大体の時間は把握できる。


そして、担当ナースが私に告げた。

「○○さ~ん、今ね、連れちゃんが来てるんだけど~、
 ダメだから。入れないから。」

はぁ?何でよ?アナムネにも書いたじゃん。

「一目だけでいいんですけど。。。」と弱々しく答える。

「うーん。決まりだから!私から状態は伝えておくから!
 元気だって伝えればいい?それともダメだって伝える?」

もう、ホント、どーでもいーわ。

「。。。お任せします。」


「今、帰ってもらったから~。ちゃんと大丈夫だって伝えておいたよ~」

チッ。いちいち、そんな事言ってこんでもええわ。
抑制と面会制限は、恨んでやるってほど精神的にくるね。苦笑。


その後、翌日まで本当に長かった。
主治医も何回か来て、その都度、大丈夫だからね!と言ってくる。

酸素いる?って聞かれたので、いらないって答える。
酸素吸入終了となる。1時間に10回の深呼吸してね、無気肺になるから。
って先生に言われる。ナースには、SAT90キープできればいいからと
指示を出している。

モニターのアラームが鳴るたびに、自分でSAT計をはめ直し
深呼吸をするのであった。


そして、自分の看護で深く反省した事が。。。

以前、夜勤でオペ患を受け持った時に何度も何度も
いやになるほど、ナースコールでうがいしたいと
言ってくる患者がいた。私は割とオペ患には、うがいとか
氷片飲水とか勧めている方なのだが、この時ばかりは
またかよ~とうんざりしたのだが。。。。

それを越すぐらい、私自身がうがいした!!!
挿管しているから喉が痛いし、前夜から禁飲食だから
喉が渇く渇く渇く渇く。

熱発もして、38度超えしてるから余計にね。。。

ナースコール押すのは申し訳ないので、足下を通る
ナースがいる度に、、、

「あの、、、すみません、、、、うがいしたいです、、、、」

と。何度も何度も。。。。苦笑。
仕事復帰したら、自分の看護を変えます。。。。

お腹が動いているのが自分でわかったから、氷片をお願いしたけど
ダメだって言われちゃったんだもの。。。。


熱発してるから、氷枕をお腹に抱えろって言うんだよ。
酷くね?術後吸収熱なんだから、いいよ放っておいてって思ったけど。
ベッドマットは固マットだから、腰が痛くてたまらんし。
手は縛られてるし。。。苦笑。


本当に本当に長い1日だった。
ICUには二度と入りたくないと思ったのであった。。。