■□■カムイミンタラ■□■

旅の話、仕事の話、色々と書いてます。。。

MRI

2006-05-25 00:02:31 | Weblog
画像センターなる所にMRIを撮りに行った。

普通のビルの最上階にあるんだけどホテルみたいな感じ。

全く病院という気配を感じられない。木目調の壁やドア。

床も全て絨毯で病院にありがちな白い部分はどこにもない。

一応、ナースの制服は着ているけど対応もホテル並の接遇。

ご自由にどうぞと書かれた温かいおしぼりやお菓子に外国の水。

検査に対する説明も丁寧で不安なく過ごすことが出来た。

検査自体は20分ぐらいのもので動かないで寝ているだけのもの。

この動かないってのがくせ者で唾液すら飲んではいけないと言われた。

20分微動だにしないってのは結構辛くて後頭部が痺れて痛くなってくる。

昔、フェイシャルエステでパック中にやはり後頭部が痛くなったことを

思い出した。大きな音がするって事でヘッドフォンまでした。

実際には想像以上の大きな音で驚いた。でも一定のリズムは眠気を誘う。

眠気と戦いながら長い長い20分を無事終えた。

給料日前に9000円の出費は痛かったけど何もないことを祈る。

悲しみ

2006-05-23 23:32:23 | 病院のシゴト
一人のおばぁが亡くなった。

個人的に思い入れのあるおばぁだったので悲しい。

仕事上、誰に対しても思い入れは入れないようにしている。

逐一、親身になったりしていてはココロが保たない。

しかし、このおばぁだけは別だった。私が夜勤中に心不全で入院。

ボケボケだけど感情豊かでとにかく可愛らしい女性だった。

家族との信頼関係も出来上がり夜勤で出勤すると

「あなたがいるなら大丈夫ね、何かあったら必ず電話ちょうだい」

と、言われていた。元気になって退院することは出来ないと知っていたけど

「元気になったら美味しい天ぷらを御馳走してね」と約束していた。

夜勤明けの朝食、私が食事介助に入り、少しだけど梅干しご飯を食べた。

3日後に日勤で出勤すると重体で家族が来ている。昼過ぎに亡くなった。

この日の担当は私ではなかったので死後処置に入ったボスから

綺麗になったから会ってきなよと言われたが気持ち的に無理だった。

悲しすぎて会えない。家族にすら会う勇気がなかった。

未だにあの時さよならすべきだったのか答えが出ない。

房総半島

2006-05-21 22:58:58 | バイクのコト
以前からフェザー乗りの友人に頼まれていた。

ハーレーに乗っている女性の後ろに乗って酒を呑みながらツーリングしたい。

そんな我が儘な願いを叶えるべく房総半島の美味しいハム屋に向かった。

ツーリングをした事がないというグース乗りの友人がいて、タンデム初体験の

私にはペース的にちょうどいいだろうと思い彼も誘った。

このグース乗り、以前、一人で房総半島へのツーリングを試みたが数年ぶりの

首都高で風にあおられ壁に激突。奇跡的にも転倒は免れたらしいが途中で

コンビニに立ち寄ろうとバイクを降りたらあまりにもの足首の痛さにそこで

転倒してしまったらしい。笑。実は負傷していたということで初のツーリングは

挫折に終わったようで。さて、お目当てのハム屋は三芳村のセントシュバイン。

聖なる豚だ。ここのハムの盛り合わせが大好き。特にスモークレバー。

レバーが嫌いだった私はここで克服しました。ソーセージももちろん美味しい。

天気も良くテラスで食べる食事は最高の御馳走。

その後は、鯛ノ浦で遊覧船に乗って帰ってきた。

珍しく日曜日に走ったもんでサービスエリアにはバイクがわんさか止まっている。

ツーリングクラブやオーナーズクラブに入って友達増やしたいなぁと夜な夜な

ネット検索とかしていたけど実際に目の前にするとミョ~に恥ずかしい集団に

見える。頭の先から足の先までばっちし決めていじりたおしたバイクに乗る。

う~ん、全然、かっこよく見えない。何故だ・・・。顔か? 笑。

無意味に噴かすのも恥ずかしい。だいたい跨った時に靴下が見えているのが

チョ~NG。ださすぎる。駄目だ、恥ずかしすぎてあの中には入れない。

やっぱり現実にはキリンはいないのかな。ちなみに私が好きなのは

2代目のキリンなんだけどね。笑。

研修

2006-05-20 20:26:28 | 病院のシゴト
褥創の研修に行ってきた。褥創、いわゆる床ずれの事である。

本来ならナースが行くべきなのだが夜勤明けだからという事で私が行くことになった。

3部構成になっていて1部は専門看護ナースの話で車いすに座るときの予防ケアの話だったので

ヘルパーの私でもまぁ理解することが出来た。早い話がその人の体にあった車いすに座らないと

圧がかかるから床ずれが出来ると。その為に専門的な車いす、各パーツをカスタム出来る車いすが

あるからそれを日本でも普及させたいと。

えっと、おいくら万円?・・・15万から20万だそうな。

その後の2部、3部はドクターの話でヘルパーの私にはなんとなく理解できるかなみたいな。

専門用語、医学用語は私にはわかんね。みたいな。

特に参ったのが3部の形成外科医の講話。形成外科というのは損傷、欠損した部分の再生、修復。

事故なんかでベロっともげちゃった顔面半分を修復します、みたいな感じ。

胸の手術をしたら傷口が開いちゃって心臓も見えちゃっているのを背中の肉をはがして蓋します

みたいな。そんな様々な例をカラー写真で見るわけですよ。大画面で。挙げ句の果てに手術の

動画も見るんですよ。もっと驚いたのが糖尿病なんかでよく足先から腐ってしまって

ちょん切っちゃう事とかよくあるんだけど、形成外科ちうのはそれをちょん切らないで

なんとか再生させたいと。

で、腐った肉をまず切除しなくてはいけないんだけど最先端の治療法として、その腐った部分に

ウジ虫を放つんですって。そうするとウジ虫の習性上、腐った肉だけを食べてくれると。

それを動画で見るんですよ・・・・。

いやぁ、一介のヘルパーにはなんとも衝撃的映像でして・・・・。モザイク一切なし!!

質疑応答では、余所様のナースは「大変興味深い映像ばかりで楽しく拝見できました。」って

おい!! 楽しかねぇよ!! 吐きそうだよ!! めまい倍増だよ!!

ふぅ。女って本当に強いよね。

再診

2006-05-18 20:55:05 | Weblog
あまりにもめまいの薬が強かったため病院に電話をすると全ての薬を飲むのを

中止するようにとのこと。その後、再び見てもらったんだけど、一応、症状は

改善されているらしい。何か原因があるのかと聞いてみたら、わからないって

言われちゃった。苦笑。今後も強いめまいに襲われる可能性は十分にあると。

オイオイ、じゃぁ私はどうすればいいんだよ、と悩む。

疲労やストレスなどであろうから普段から体調には気を付けるようにと。う~ん。

薬は漢方薬に変わった。また極端な先生だなぁと思ったんだけど。

一応、脳家系の私としては頭から来ていたらどうしようかというのが一番の不安

だったので聞いてみたら、頭ではなく内耳からきているけど不安ならMRIを

撮りましょうって事になった。ついに禁断の地に足を踏み入れることになる。

母が脳出血、父が脳梗塞、叔母がくも膜下出血、祖父、祖母ともに脳梗塞という

超・脳家系。一度、MRIを撮った方がいいよなとは考えていたものの実際には

怖くて勇気がなかった。来週、撮影だが吉と出るか凶と出るか・・・。

めまい

2006-05-15 21:05:49 | Weblog
ここ10年ほど起床時に立っていられないほどのめまいを感じるときがある。

1、2時間横になっていれば治まるんだけど、先週の金曜日は左右の寝返りで

激しいめまいを感じた。とりあえず起きあがることは出来たので出勤。

忙しさでめまいを感じる暇はなかったけど胃がムカムカして仕方がなかった。

土曜日、夜勤の入りで昼起床。やはりめまいを感じた。食後、風呂にはいると

激しい吐き気。う~ん。休みたいけど夜勤は休めない。家に一人でいるよりは

病院にいた方が何かあったときに便利かなと安直な考えで出勤。

その時は既に正面以外をむくと倒れそうなほどのめまい、そして吐きそう。

一番仲の良いナースと一緒だったので自分の状態を説明して動けない訳じゃないし

病院にいた方がいいかなと思って、って話したら「アヒったら挿管するからね」と

なんとも頼もしいお言葉。夕食後、吐き気もピークでナースに吐き気止めの注射を

打ってもらう。なんとか乗り切った夜勤、明けて日曜日は寝ていた。随分とめまいは

治まったけどこんなになったことはないので月曜日の今日、耳鼻咽喉科に行った。

病名は頂かなかったけど、聴力検査の結果、内耳のリンパ液が溜まりすぎている時に出る

数値だったらしくリンパ液を出す治療をするとのことで薬を出してもらった。

これが4種類もあってさながら重病人のよう。錠剤が3種類と液剤。今まで風邪薬や

花粉症の薬しか飲んだことがなかったから、末梢血管を広げるとか神経の興奮を抑えるとか

利尿剤とか書かれているのを読むと怖い。メニエールで使う薬だったりするのでメニエールを

疑っているのかなぁとか考えてしまう。しかしながら副作用がすごい。眠たすぎて全身が

痺れているというか虚脱感というかそんな感じ。たまらず昼寝したら4時間も寝てしまった。

こんなんで本当に仕事が出来るのだろうか。とりあえず五日間。

何か大きな病気の前触れとかではないことを祈る大厄年の今日この頃であった。

新人

2006-05-13 00:42:42 | 病院のシゴト
人にモノを教えるというのは非常に難しい事だと思う今日この頃。

最近、ヘルパーとして26歳のex.エステティシャンなる人が入ったのですが

どもうこの人の扱いが難しい。もう少し素直で謙虚だといいのですが・・・。

ミスをミスだと絶対に認めないタイプ。何を教えても注意しても絶対に彼女から

すみませんという言葉は出てこない。わかりましたという言葉も出てこない。

ものすごく長~い、よく言えば状況説明、悪く言えば言い訳しか言わない困ったちゃん。

プライドが高いのでしょうか。それとも最初に舐められたらいかん!と思っているのでしょうか。

そして異様なまでのハイテンション。「はぁ~い、○○さぁ~ん、はじめましてぇ~。

○○ですぅ。お名前、言えますかぁ~。お名前、聞かせてくださぁ~い。」

とまぁ、よく言えば子供をあやす感じ悪く言えばここはキャバクラか?って感じ。

ここは病院なんですけど・・・。

さすがに熱発、肺炎疑いで入院してきた苦しんでいる患者にこれをやったときには止めました。

そして入って2週間しか経っていないのにナースに患者のことで注意をしたのには驚き。

そのナースも唖然としてしまって、スミマセンと言ってしまったそうな・・・笑。

無知って怖い。立場をわきまえないって恐ろしい。女の敵は女なのに・・・。

桜エビ

2006-05-10 13:56:51 | バイクのコト
一度は食べたいと思っていた、由比の桜エビ。日帰りで余裕でしょうと

シーズンの終わらないうちに行こう。

富士で高速を降りて歴史的国道を使って由比まで行く。

通り沿いに桜エビと看板は出ているけどあえて私は漁港をセレクト。

浜のおばちゃんが揚げてくれるかき揚げは、プロの料理人には劣るけどかき揚げ丼で560円

地元のわかめと桜エビのみそ汁が100円。目の前の漁船を眺めながら屋台で食べる風情に味も

値段も満足。続いて三保の松原に行こうと、地図を見ていると若い兄さんが「どこ行くの? 

俺、静岡だから教えてあげるよ」と声を掛けてきた。「三保の松原に行こうと思って・・・」

「三保?え~っとね、この道をまっすぐ行って清水インターも超えて、左に、えっとなんて

言ったらいいんだろう。まっすぐ行っちゃうとバイパスに乗っちゃうからそれは駄目なんだ。

とにかく左に行くと三保って看板が出てくるからそうすればわかるよ」

って兄さん、それ教えてるって言わないよ。

無事に三保の松原に着いて羽衣の掛かっていた松の木に会う。

天気がよければ富士山も見渡せる絶景ポイントがあるようなのだが生憎の曇り空。

日本平にも行きたかったけどこの調子じゃ上っても何も見えないと思いパス。

1号線を使って箱根を超えて芦ノ湖でも見て帰ろうと思いダラダラと走る。

箱根峠を上りきると霧で何も見えない。これじゃぁ観光しても意味ない。

こんだけ見えないと下りも怖いので新道を使ってしまった。

そのまま小田厚道も使い東名にのりサラッと帰ってきてしまった。

前に日本平に行ったときも雨で何も見えず。またリベンジに行かなくてはいけなくなってしまった。

次回三度目の正直となるのだろうか・・・

叫ぶ

2006-05-08 14:38:36 | 病院のシゴト
夜勤の入りで出勤すると新患さんがいた。脳梗塞後遺症による療養目的。

早い話が最近の病院は長期入院が出来ないのでたらい回しですな。

このじぃさん、若くて体もデカイ。しかしながら自力で立つことは出来ない。

食事も排泄も介助が必要なのだ。それはいいんだけど、恐ろしく要求が多い。

初対面だったので「今日の夜の当番です」と挨拶に行ったらいきなり

「看護婦さん、血糖値、血糖値、いくつ?」と聞かれてなんじゃこの人はと思い

何モノですか?と聞けばナースコール抜いてありますとの返事。笑。ようは困ったちゃんだ。

この病院での初めての夜、どうなる事やらと思ってたら案の定大変だった。

コールが抜いてあるから「看護婦さん、看護婦さん」と声を出す。5分と立たないうちに呼ぶので

対応しきれないしそのうちみんな無視し始める。そうすると「お~い。お~い」と声を出す。

この声が異様にデカイ。他の病棟にまで響き渡る。耐え難いほどのデカイ声で諦めずにひたすら呼ぶ。

4人部屋にいるのだけどほかのボケボケのじぃちゃんまでが「うるせぇよ」と声を出す。

向かいのベッドには心不全で危ないじぃちゃんが叫ぶ声にあわせて唸っている。(数日後、

このじぃちゃんは激しい嘔吐とともに失見当が激しくなる、叫ぶ声のストレスだよ)

夜中の12時を過ぎても止まない。眠剤は内服、点滴とどちらもいっているのに全く効かない。

さすがに困ったのでナースが当直医に連絡を取る。非常勤の先生だが精神科の先生のため

この手の患者はお手の物らしい。とある薬を静注している最中にコテっと寝てしまった。

ある意味、怖かった。ほんの何ccか入れている最中に秒単位で人間って寝てしまうんだと思うと。

あんまりにも爆睡しているので朝、覚醒しなかったらどうしようかと思ったけどこれが見事に

覚醒した。さすが医者と思った瞬間であった。

チップ

2006-05-06 14:58:36 | 病院のシゴト
患者さんからモノをもらうことがある。

私の働く病院は患者やその家族からスタッフへの差し入れは断りもせずに遠慮なくいただく。

最近の病院はスタッフへの差し入れは禁止になっているのが大半。

なかには付箋を付けて送り返すという話もあるぐらい。(これはやりすぎではと思うが)

まぁ、お世話になっている、なった気持ちをなんとか表したいというのも十分わかるが。

問題は個人的にもらう場合。看護婦さんよりヘルパーさんにお世話になっているからと

よくお菓子を渡されることがある。箱入りではなく、あめ玉とかチョコとかだったり

なんだけど。基本的には受け取ってはいけないと資格を取る際に学んでいるので最初の頃は

律儀に断っていた。ある時、「気持ちよく受け取ってよ!」と怒られたときがあるのでそれ以来、

もらうようにしている。まぁ、気を遣わないでくださいと一言付け加えてはいるが。

これを同僚に相談したところ、受け取っておいて寝ているときなんかにこっそり引き出しに

入れておけばいいんだよと教えてもらい納得。

もっと困るのが現金。それだけはマズイからとひたすら断るんだけど。

わかっているからわかっているからとオムツ交換の時に現金をポッケにねじり込まれる。

他の人にそんなときどうする?と相談しても誰も現金を渡された事なんてないと言う。

私はすでに3回目だったりする。まぁ、そのチップ受け取ったか返したかはご想像にお任せする。