「あさもやのなかにたたずむオトコ、にらです」
今朝は雨の翌日で、夜中に気温が下がったこともあり、霧が発生していました。
高速道路が通行止めになってたらしいから、郊外はすごいことになってたんでしょう。
幻想的な逆光写真を撮ったつもりでしたが・・・!
「カメラマンのせいですよ、おしゃしんの出来がわるいのは!」
モデルさんが良すぎるせいですね、きっと!
さて、にら家がこの地に引っ越してきて、もうすぐ丸三年になります。
それまでまったく縁のない地域でしたが、思った以上にのんびりした良いところだと気に入っています。
住み始めてからわかったこと、多々あります。
中でも一番驚いたのはラッキー君の存在でした。
近くの比較的大きな交差点に時々現れて、大きな声で怒鳴り散らしている男の人がいるのです。
年の頃は40半ばでしょうか・・・
初めて見たときは本当に驚きました。
道行く人々は誰一人、彼に注意を払いません。
存在自体をきれいさっぱり無視してるっていうのかな。
『バカヤロー』とか、『このやろー』とか叫んでる人をですよ!
最初はホームレスかと思いました。
でも、それにしては格好が違う感じ。
もともと私は下町のお世辞にも上品とはいえない地域出身の人間なのでホームレスには驚かないのですが、あんまり怒鳴り散らすホームレスっていないものだし。
とにかく最初のうちは、怖くて見ないようにして早々に退散しました。
いちゃもんつけられたらイヤですから。
それが、交差点でちょくちょく目にするようになり、散歩中にすれちがったりするうちに、私も次第に慣れてきていちいち驚かなくなりました。
その人、結構行動範囲が広くて、4~5キロ先で叫んでるのもみかけたり・・・
どうやら神経を病んだ気の毒な人だとわかりました。
同じ服ばかり着てるかと思えば、洗濯された別の服を着ている時もあるし、髪も時折短くなる、ひげもそれなりにあたっているから多分お世話する人もいるのでしょう。
家はどこなのかまったくわかりませんが、おそらくは同じ地域に住んでる人でしょうし、どうせちょくちょく目にするのなら、プラスのイメージを持つようにと思い、彼を勝手にラッキー君と命名しました。
その上、彼に会った日は良いことがあるって設定しました。
(実際には良い事なんてそうそうありませんが)
面白いもので、そうすると、彼を見てもあまり嫌な気持ちにはならないのです。
その頃には彼が他人に危害を加える事はしないとわかってきましたし。
それが、この冬状況が変わってしまいました・・・
いつも気をつけて見ているわけではないのでいつからそうなったかはっきりとはわかりませんが、この冬に、気がついたら、ラッキー君がホームレスのような外見になっていたのです。
冬なのに上着を着てなくて、着ている物はあちこち破けてぼろぼろで、顔もどす黒く、髪も伸び放題です。
交差点で怒鳴ってるのは同じなのですが見た目が全然違うのです。
これは勝手な憶測ですが、お世話していた親族が病気で入院などして、彼の世話をする人がいなくなったのではないかと・・・
心なしか痩せたような気もするし、ちゃんと食べているのかしら・・・
そうと気づいてからは、気になって気になって仕方がありません。
このままで大丈夫なのかととても心配です。
ラッキー君のことももちろんですが、追い詰められた彼が、通りすがりの物や人に当り散らすのではないかと・・・
凶暴に変身したらどうしよう・・・とも・・・
あいかわらず3日おきくらいに目にしますが、なるべく近づかないようにしています。
らーすけがうっかり吠えたりして怒らせたくないので・・・
この先どうなっちゃうんだろう・・・
さっきもすれ違って、またしても不安になったので、記事にしてしまいました。
癒し系ブログのはずだったのに・・・すみません!
でも書かずにはいられなかったの~
「ボクとお花でお口直ししてくださいね!」