6月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。6月はアジサイの季節であり、アジサイの園芸品種等、約220品種もの植物や野鳥を撮影しました。毎月恒例の記録として9~10回に分けて投稿させていただきます。
今回も、5月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
ゼラニウムは、熱帯アフリカ、シリア、オーストラリアなどに分布し、約280種が確認されています。園芸界でゼラニウムと呼ばれている植物群は、大きく分けてゼラニウム、アイビーゼラニウム、センテッドゼラニウム、ペラルゴニウムの4つに分類されます。

本種は、南アフリカのケープ地方が原産地のペルタツムを中心に交配された園芸品種群のことを指します。西洋ヅタのようなフォルムで、肉厚で光沢のある葉が特徴的です。また、枝が下垂する性質を持っています。

<アイビーゼラニウム フウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)>
6/9 柏の葉公園
南アフリカに10~20種ほどの原種が自生し、交配などにより300以上の園芸品種が育成されています。

初夏に光沢と厚みのある葉の株元から花茎を立ち上げて、花火のような形状の涼やかな花が開花します。

小さなユリに似た花をたくさん咲かせるので、英名では「アフリカンリリー」と呼ばれ、和名では「紫君子蘭」と呼ばれます。

<アガサンパス(紫君子蘭) ヒガンバナ科ムラサキクンシラン属(アガパンサス属)>
6/21 北柏ふるさと公園
地中海沿岸地方を中心に50種ほどがありますが、最も一般的で多く栽培されている種が、和名で葉薊(ハアザミ)と呼ばれる品種です。

草丈、株張りともに1.5mほどになる大型の宿根草で、ほぼ周年観賞できます。6月から8月に咲く花は、紫色の萼と白い花弁のコントラストが際立ち、開花後も萼は長く残ります。

<アカンサス(葉薊) キツネノマゴ科ハアザミ属(アカンサス属)>
6/21 北柏ふるさと公園
地中海地方~南欧原産のキツネノマゴ科の多年草。草丈は1~1.5m程度で、和名のトゲハアザミは葉に棘が多く見られる葉棘(アカンサス)の意味からきています。

5~8月頃、長い花組を立ち上げ、上部に総状花序を出し、長さ4~5㎝程度の漏斗状花を多数つけます。日本へは明治初期に渡来しています。

<アカンサス・カロリアレクサンドリ(棘葉薊:トゲハアザミ) キツネノマゴ科アカンサス属>
6/20 つくば実験植物園
アザミに似たつつましく、1~1.5㎝程の可憐な花を咲かせる熱帯アメリカ原産の、非耐寒性の多年草です。

高性種と矮性種がありますが、ポット苗でよく出回っているのは矮性種の方です。高性種は切花に用いられます。

和名のカッコウアザミは、葉がシソ科のカッコウ、花がアザミに似ていることからきています。
<アゲラタム(郭公薊) キク科カッコウアザミ属(アゲラタム属)>
6/15 アンデルセン公園
キツネノマゴ科アシスタシア属の常緑小低木。アシスタシア属は熱帯アジアやアフリカに40種くらい生息しています。本種の原産地はフィリピンです。

成長が早く、高さは1~2メートルほどになります。 葉は、卵形からほぼ円形をしています。開花時期は2~5月で、温室などでは周年開花をします。花色は、白、淡い黄色、青、紫色などがあります。

別名、赤道桜草(セキドウサクラソウ)とも呼ばれています。

<アシスタシア・ガンゲティカ(赤道桜草) キツネノマゴ科アシスタシア属>
6/20 つくば実験植物園
原産地は日本、中国、朝鮮半島、北アメリカ。日本の山野にもチダケサシやアワモリショウマなど6種が自生しています。これらを元に、主にヨーロッパで数多くの品種が育成されています。

円錐形の優雅で綿菓子のような花穂を伸ばし、こんもり茂った葉とのバランスもよく、安定した草姿が魅力です。

和名のアワモリソウ(泡盛草)は、白い泡が集まったような花を形容してつけられたました。
<アスチルベ(泡盛草) ユキノシタ科チダケサシ属> 6/9 柏の葉公園
地中海沿岸地域原産のキク科の常緑多年草。本種は、原産地の沿海地で岩礫質な土壌に自生する野草です。日本の園芸界では 1年草扱いとされています。

花茎の先に鮮黄色の頭花をつけます。花は黄色い舌状花が周囲に、黄色い筒状花が中央部にと、キク科特有の構成となっています。

和名のゴールドコインは花色が鮮黄色で丸い花形から金貨を思わせることから、英名の直訳と思われます。
<アステリスカス・マリティムム "ゴールドコイン" キク科アステリスカス属>
6/20 つくば実験植物園
北アメリカ東部に自生するアメリカノリノキの変種を品種化したアジサイです。園芸品種として作出されたものではなく、イリノイ州のアンナ市の近くで発見された、野生のアジサイです。

通常のアメリカノリノキは小さな装飾花が花序の周囲に額のように付きますが、発見された変種は大きな装飾花を手毬状に咲かせるものでした。この変種をオランダで選別・改良し、品種化したものです。

<アナベル(アメリカノリノキ) アジサイ科アジサイ属(ハイドランジア属)>
6/20 つくば実験植物園
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「6月の花のアルバム ②」に続きます。
今回も、5月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
ゼラニウムは、熱帯アフリカ、シリア、オーストラリアなどに分布し、約280種が確認されています。園芸界でゼラニウムと呼ばれている植物群は、大きく分けてゼラニウム、アイビーゼラニウム、センテッドゼラニウム、ペラルゴニウムの4つに分類されます。

本種は、南アフリカのケープ地方が原産地のペルタツムを中心に交配された園芸品種群のことを指します。西洋ヅタのようなフォルムで、肉厚で光沢のある葉が特徴的です。また、枝が下垂する性質を持っています。

<アイビーゼラニウム フウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)>
6/9 柏の葉公園
南アフリカに10~20種ほどの原種が自生し、交配などにより300以上の園芸品種が育成されています。

初夏に光沢と厚みのある葉の株元から花茎を立ち上げて、花火のような形状の涼やかな花が開花します。

小さなユリに似た花をたくさん咲かせるので、英名では「アフリカンリリー」と呼ばれ、和名では「紫君子蘭」と呼ばれます。

<アガサンパス(紫君子蘭) ヒガンバナ科ムラサキクンシラン属(アガパンサス属)>
6/21 北柏ふるさと公園
地中海沿岸地方を中心に50種ほどがありますが、最も一般的で多く栽培されている種が、和名で葉薊(ハアザミ)と呼ばれる品種です。

草丈、株張りともに1.5mほどになる大型の宿根草で、ほぼ周年観賞できます。6月から8月に咲く花は、紫色の萼と白い花弁のコントラストが際立ち、開花後も萼は長く残ります。

<アカンサス(葉薊) キツネノマゴ科ハアザミ属(アカンサス属)>
6/21 北柏ふるさと公園
地中海地方~南欧原産のキツネノマゴ科の多年草。草丈は1~1.5m程度で、和名のトゲハアザミは葉に棘が多く見られる葉棘(アカンサス)の意味からきています。

5~8月頃、長い花組を立ち上げ、上部に総状花序を出し、長さ4~5㎝程度の漏斗状花を多数つけます。日本へは明治初期に渡来しています。

<アカンサス・カロリアレクサンドリ(棘葉薊:トゲハアザミ) キツネノマゴ科アカンサス属>
6/20 つくば実験植物園
アザミに似たつつましく、1~1.5㎝程の可憐な花を咲かせる熱帯アメリカ原産の、非耐寒性の多年草です。

高性種と矮性種がありますが、ポット苗でよく出回っているのは矮性種の方です。高性種は切花に用いられます。

和名のカッコウアザミは、葉がシソ科のカッコウ、花がアザミに似ていることからきています。
<アゲラタム(郭公薊) キク科カッコウアザミ属(アゲラタム属)>
6/15 アンデルセン公園
キツネノマゴ科アシスタシア属の常緑小低木。アシスタシア属は熱帯アジアやアフリカに40種くらい生息しています。本種の原産地はフィリピンです。

成長が早く、高さは1~2メートルほどになります。 葉は、卵形からほぼ円形をしています。開花時期は2~5月で、温室などでは周年開花をします。花色は、白、淡い黄色、青、紫色などがあります。

別名、赤道桜草(セキドウサクラソウ)とも呼ばれています。

<アシスタシア・ガンゲティカ(赤道桜草) キツネノマゴ科アシスタシア属>
6/20 つくば実験植物園
原産地は日本、中国、朝鮮半島、北アメリカ。日本の山野にもチダケサシやアワモリショウマなど6種が自生しています。これらを元に、主にヨーロッパで数多くの品種が育成されています。

円錐形の優雅で綿菓子のような花穂を伸ばし、こんもり茂った葉とのバランスもよく、安定した草姿が魅力です。

和名のアワモリソウ(泡盛草)は、白い泡が集まったような花を形容してつけられたました。
<アスチルベ(泡盛草) ユキノシタ科チダケサシ属> 6/9 柏の葉公園
地中海沿岸地域原産のキク科の常緑多年草。本種は、原産地の沿海地で岩礫質な土壌に自生する野草です。日本の園芸界では 1年草扱いとされています。

花茎の先に鮮黄色の頭花をつけます。花は黄色い舌状花が周囲に、黄色い筒状花が中央部にと、キク科特有の構成となっています。

和名のゴールドコインは花色が鮮黄色で丸い花形から金貨を思わせることから、英名の直訳と思われます。
<アステリスカス・マリティムム "ゴールドコイン" キク科アステリスカス属>
6/20 つくば実験植物園
北アメリカ東部に自生するアメリカノリノキの変種を品種化したアジサイです。園芸品種として作出されたものではなく、イリノイ州のアンナ市の近くで発見された、野生のアジサイです。

通常のアメリカノリノキは小さな装飾花が花序の周囲に額のように付きますが、発見された変種は大きな装飾花を手毬状に咲かせるものでした。この変種をオランダで選別・改良し、品種化したものです。

<アナベル(アメリカノリノキ) アジサイ科アジサイ属(ハイドランジア属)>
6/20 つくば実験植物園
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「6月の花のアルバム ②」に続きます。