先回の続きです。⇒ 6月の花のアルバム ② 2023-07-08
今回も、前回同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
世界の熱帯から温帯に約650種が自生しています。よく栽培されているのは、野菜としても栽培されるサツマイモの園芸品種です。
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花は目立ちませんが、アサガオの葉に似た形をした黄緑や斑入り葉を楽しみます。株はほふくして横に伸びます。地中にはイモがあります。
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<イポメア ヒルガオ科サツマイモ属>
6/15 アンデルセン公園
南アフリカ原産で、太平洋の海岸線に分布しています。明治時代に輸入されたハマオモト属の栽培種です。本種の名前は通称で、現在は「アフリカハマユウ」が正式名称とされています。
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白いラッパ状の大きな花を咲かせます。うすいピンク色の品種もあり、海岸沿いに植えられることが多いようです。
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<インドハマユウ(アフリカハマユウ) ヒガンバナ科ヒメノカリス属>
6/9 柏の葉公園
アジアやアフリカに500種以上が分布しています。日本で流通しているのは、ワレリアナ種で、その交雑種も含まれています。
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19世紀にヨーロッパに渡り、オランダを中心にヨーロッパ、アメリカなどで品種改良が進んで、園芸品種として人気が高まりました。現在では、その品種は2,000を超すといわれています。
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和名は、アフリカ鳳仙花といい、「アフリカからもたらされた鳳仙花」という意味でつけられました。
<インパチェンス(アフリカ鳳仙花) ツリフネソウ科ツリフネソウ属(インパチェンス属)>
ヨーロッパからアジア西部に分布する常緑性の小低木(もしくは多年草)です。7月-8月にピンクがった紫色の小花が茎の先端近くに、まばらな穂状につきます。
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歴史的には、痛風の治療のための薬草として、時にはベニスの糖蜜の成分として使用されていました。 観賞用にも使われます。
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日本名は苦草の意味であるが、この植物の茎や葉は苦くなく、名前の由来は不明です。
<ウォールジャーマンダー(苦草) シソ科ニガクサ属>
6/20 つくば実験植物園
咲き始めは黄色で外弁にうっすらピンクがかり、咲き進むと透明感のある黄色に、花の終わりには退色して蛍光色のピンクとなって、一株で色々な花が楽しめます。
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中輪のボタンアイのロゼット咲き。淡いながらもティーの香りがあります。葉は照葉。早咲きの四季咲き性ですが暑さにやや弱く、夏場に生育が弱まります。名前の由来は、今は亡き愛兎(ロップ)に捧げるバラです。
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<うさぎのロップ(バラ) バラ科バラ属> 2023年 坂野ローズガーデン作出
6/12 自宅
濃い青紫色の花弁が特徴のハーブです。粘液を豊富に含むハーブとして知られ、風邪によるのどの腫れや痛み、胃炎、膀胱炎、尿道炎などの際に粘膜保護のために伝統的に用いられています。
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また、ハーブティーとして飲む際に色の変化を楽しむことができるという特徴を持っています。英名では、コモンマロウまたはマロウブルーといいます。
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<ウスベニアオイ(薄紅葵) アオイ科ゼニアオイ属>
6/21 千葉公園
マダガスカルの砂漠地帯に自生するゴマ科ウンカリナ属の落葉小高木です。黄色い筒状花の先端が5裂し、喉部は暗紫色をしています。
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花は一日花です。果実に鈎爪状の突起物があり、刺さると抜け難いです。果実の棘を食べたライオンが口内から棘が取れなくなり、食べ物を摂取できなくなり死んだことから’ライオン殺し’という別名があります。
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また、葉を水に浸して揉むと出る粘液がシャンプー代わりになることから、別名で’マダガスカルのシャンプーの木’とも呼ばれます。
<ウンカリナ・グランディディエリ(黄花艶桐草) ゴマ科ウンカリナ属>
6/9 柏の葉公園
北米東部原産で、キク科の耐寒性多年草です。花の中心部がクリのイガのように球状に大きく盛り上がり、そのまわりに細長い花弁が放射状に広がります。
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日本には昭和の初めごろ(1926年)渡来しました。主に栽培されるのは、ムラサキバレンギクと呼ばれるプルプレア種です。
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ハーブとして利用され、ハーブティでは風邪に効果があると言われています。元々、北アメリカ先住民が薬草として利用していたことから、インディアンのハーブとも言われています。
<エキナセア・プルブレア(紫馬簾菊) キク科ムラサキバレンギク属(エキナセア属)>
6/20 つくば実験植物園
もともと中国に自生する一年草です。日本に伝えられてからは、様々な品種改良が行われ、花の色、形、咲き方、大きさ、草丈の高さなど多様な品種が生み出されています。
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七分咲きや八重咲き、ポンポン咲きといわれる咲き方から、マーガレットのような咲き方をするものもあり、花びらは直径3~15cm、草丈も15~100cmと花の姿にもバリエーションが豊富です。
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園芸(特に切花)では単に「アスター」といえばこちらをさすことが多いです。小菊に似ていることから和名が付けられました。
<エゾギク(蝦夷菊) キク科エゾギク属>
6/6 近隣の畑
オニユリの突然変異で黄色い花を咲かせます。自生地の対馬では採集圧により野生状態ではほとんど見られませんが、ムカゴにより容易に増えるため各地で栽培されています。
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花期は7月から8月で、花弁は強く反り返り、黄地に赤の斑点を生じます。葉の付け根にムカゴを作ります。種子をつける物が大半であるユリの中にあって、本種の大きな特徴の1つといえます。
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<オウゴンオニユリ (黄金鬼百合) ユリ科ユリ属>
6/20 つくば実験植物園
昭和26年、千葉市の東京大学農学部検見川厚生農場で、ハス博士といわれた故「大賀一郎」博士(当時関東学院大学教授)が、縄文時代に咲いていた古代ハスの種3粒を発見し、そのうちの一粒の開花に成功したものです。
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年代測定の結果、少なくとも2000年以上前のハスであることがわかっています。2000年の眠りから目覚めた古代のハス。古い地層から発掘され、発芽・生育に成功した蓮として世界最古です。
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<オオガハス(大賀蓮) スイレン科ハス属>
6/28 千葉公園
キジカクシ科の多年草で、山地の草原や明るい林に自生しています。葉は根ぎわに集まり長い葉柄を持つ葉は30㎝以上になり、本種の名前の通り非常に大きく存在感があります。
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7月頃、白い花を付けます。春先の芽生えや若い葉はウルイと呼ばれ、山菜として利用されます。名前の由来は橋の欄干に付けられるねぎ坊主のような飾りに似ていることから付けられました。
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<オオバギボウシ(大葉擬宝珠) キジカクシ科ギボウシ属>
6/20 つくば実験植物園
日本、韓国、中国など東アジアに分布する毎年花を咲かせるサクラソウ科の草花です。世界の温帯・亜熱帯に160種前後が知られ、日本ではそのうちおよそ15種が分布します。
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日本では日当たりのよい山すその草原などで群生している様子を普通に見られる野草です。茎は枝分かれせずにまっすぐ伸びて高さは1mに達します。
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花の咲く時期はおもに夏で、白い小花を密に付けて房状の花穂をつくります。花穂は直立せずにくにゃりと曲がった姿になり、その様子を虎の尻尾に見立てて名前があります。
<オカトラノオ(丘虎の尾) サクラソウ科オカトラノオ属>
6/20 つくば実験植物園
南アフリカを原産とするキク科の多年草です。花びらがきらきらとして艶があり、太陽とともに開き、夜間や曇天、雨の日は花びらが閉じます。
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花の色は、薄紫やピンク・赤・オレンジ・黄色・白など。花姿は、八重咲きや花びらがスプーンのような形をしたものなど、品種によってさまざまです。
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<オステオスペルマム(阿弗利加金盞花) キク科オステオスペルマム属>
6/20 つくば実験植物園
尾瀬ヶ原の池沼に生える水草で、花茎を水上へ突き出し、2~3cmの黄色い花をつけます。
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ネムロコウホネ(根室河骨)の変種で、ネムロコウホネに比べて雌しべの柱頭が赤くなるのが特徴です。オゼの名を冠する、維管束植物レッドデータブックに記載のある希少種です。
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<オゼコウホネ(尾瀬河骨) スイレン科コウホネ属>
6/20 つくば実験植物園
古来より日本にある植物で、江戸時代前半から観賞用に多くの品種が改良された古典園芸植物です。5月~6月頃に、浅い水辺から50cm~70cmの丈を伸ばし深みのある鮮やかな青色の花を咲かせます。
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江戸時代中期に入るとあやめ(菖蒲)の品種改良が進み、あやめ(菖蒲)の人気が出てきました。あやめ(菖蒲)は本種とよく似た花の形をしています。
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この2つの植物は比べられるようになり、どちらも素敵で選ぶのに迷うほどよく似ています。本種は水辺で茎を出し花を咲かせ、あやめ(菖蒲)は乾燥した土から茎を出し花を咲かせています。
<カキツバタ(杜若) アヤメ科アヤメ属>
6/15 アンデルセン公園
私たちがよく知っているポンポンのような花をつけるアジサイの元となった原種です。アジサイにはない野性味と、ちょっと儚げな印象があります。
<古里の夢>
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一般的知られている「ホンアジサイ」とは違って、花の中心に蕾のような花が集合し、その周りにガクと呼ばれる葉っぱが変化した部分がついているのが特徴です。
<潤水>
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花の色は、植える土のpH(酸性度合い)の影響を受けます。酸性に傾いていると青色に、アルカリ性に傾いているときはピンク色になります。
<斑入り>
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<ガクアジサイ(額紫陽花) アジサイ科アジサイ属>
6/20 つくば実験植物園
南アフリカが原産の多年草で根茎をもちます。鮮やかな色彩とさまざまな花色が魅力の草花で花期が春から秋までと長く、グランドカバーにも使用されます。
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草丈30センチほどで長い花柄をだして直径5~15センチほどの花を咲かせます。花は光があたると開く性質があるため朝に開き夜には閉じてしまいます。また曇りの日にも花が開かないことがあります。
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他種との交雑によって黄、オレンジだけでなくピンクや赤、白、複色など花色は豊富にあります。また照り葉や銀葉の品種もあり葉の美しさも特徴です。
<ガザニア(勲章菊) キク科ガザニア属>
6/15 アンデルセン公園
柏の葉のような形の大きな葉とピラミッド形に咲く花が特徴のアジサイの仲間です。
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秋になると深いボルドー色に美しく色づきます。葉の形も大きくて印象的な形なので、紅葉も見どころのある植物です。紅葉した後、冬は落葉して越冬します。
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<カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) アジサイ科アジサイ属>
6/8 柏の葉公園
原産地の熱帯アメリカには数種類が自生しています。葉の模様が美しいサトイモ科の観葉植物です。
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葉模様や色が様々あり、白の斑模様は涼し気な爽やかなイメージ、赤の斑模様はカラフルでトロピカルなイメージです。
<カラジウム(錦芋) サトイモ科カラジウム属>
6/15 アンデルセン公園
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「6月の花のアルバム ④」に続きます。
今回も、前回同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
世界の熱帯から温帯に約650種が自生しています。よく栽培されているのは、野菜としても栽培されるサツマイモの園芸品種です。
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花は目立ちませんが、アサガオの葉に似た形をした黄緑や斑入り葉を楽しみます。株はほふくして横に伸びます。地中にはイモがあります。
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<イポメア ヒルガオ科サツマイモ属>
6/15 アンデルセン公園
南アフリカ原産で、太平洋の海岸線に分布しています。明治時代に輸入されたハマオモト属の栽培種です。本種の名前は通称で、現在は「アフリカハマユウ」が正式名称とされています。
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白いラッパ状の大きな花を咲かせます。うすいピンク色の品種もあり、海岸沿いに植えられることが多いようです。
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<インドハマユウ(アフリカハマユウ) ヒガンバナ科ヒメノカリス属>
6/9 柏の葉公園
アジアやアフリカに500種以上が分布しています。日本で流通しているのは、ワレリアナ種で、その交雑種も含まれています。
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19世紀にヨーロッパに渡り、オランダを中心にヨーロッパ、アメリカなどで品種改良が進んで、園芸品種として人気が高まりました。現在では、その品種は2,000を超すといわれています。
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和名は、アフリカ鳳仙花といい、「アフリカからもたらされた鳳仙花」という意味でつけられました。
<インパチェンス(アフリカ鳳仙花) ツリフネソウ科ツリフネソウ属(インパチェンス属)>
ヨーロッパからアジア西部に分布する常緑性の小低木(もしくは多年草)です。7月-8月にピンクがった紫色の小花が茎の先端近くに、まばらな穂状につきます。
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歴史的には、痛風の治療のための薬草として、時にはベニスの糖蜜の成分として使用されていました。 観賞用にも使われます。
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日本名は苦草の意味であるが、この植物の茎や葉は苦くなく、名前の由来は不明です。
<ウォールジャーマンダー(苦草) シソ科ニガクサ属>
6/20 つくば実験植物園
咲き始めは黄色で外弁にうっすらピンクがかり、咲き進むと透明感のある黄色に、花の終わりには退色して蛍光色のピンクとなって、一株で色々な花が楽しめます。
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中輪のボタンアイのロゼット咲き。淡いながらもティーの香りがあります。葉は照葉。早咲きの四季咲き性ですが暑さにやや弱く、夏場に生育が弱まります。名前の由来は、今は亡き愛兎(ロップ)に捧げるバラです。
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<うさぎのロップ(バラ) バラ科バラ属> 2023年 坂野ローズガーデン作出
6/12 自宅
濃い青紫色の花弁が特徴のハーブです。粘液を豊富に含むハーブとして知られ、風邪によるのどの腫れや痛み、胃炎、膀胱炎、尿道炎などの際に粘膜保護のために伝統的に用いられています。
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また、ハーブティーとして飲む際に色の変化を楽しむことができるという特徴を持っています。英名では、コモンマロウまたはマロウブルーといいます。
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<ウスベニアオイ(薄紅葵) アオイ科ゼニアオイ属>
6/21 千葉公園
マダガスカルの砂漠地帯に自生するゴマ科ウンカリナ属の落葉小高木です。黄色い筒状花の先端が5裂し、喉部は暗紫色をしています。
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花は一日花です。果実に鈎爪状の突起物があり、刺さると抜け難いです。果実の棘を食べたライオンが口内から棘が取れなくなり、食べ物を摂取できなくなり死んだことから’ライオン殺し’という別名があります。
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また、葉を水に浸して揉むと出る粘液がシャンプー代わりになることから、別名で’マダガスカルのシャンプーの木’とも呼ばれます。
<ウンカリナ・グランディディエリ(黄花艶桐草) ゴマ科ウンカリナ属>
6/9 柏の葉公園
北米東部原産で、キク科の耐寒性多年草です。花の中心部がクリのイガのように球状に大きく盛り上がり、そのまわりに細長い花弁が放射状に広がります。
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日本には昭和の初めごろ(1926年)渡来しました。主に栽培されるのは、ムラサキバレンギクと呼ばれるプルプレア種です。
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ハーブとして利用され、ハーブティでは風邪に効果があると言われています。元々、北アメリカ先住民が薬草として利用していたことから、インディアンのハーブとも言われています。
<エキナセア・プルブレア(紫馬簾菊) キク科ムラサキバレンギク属(エキナセア属)>
6/20 つくば実験植物園
もともと中国に自生する一年草です。日本に伝えられてからは、様々な品種改良が行われ、花の色、形、咲き方、大きさ、草丈の高さなど多様な品種が生み出されています。
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七分咲きや八重咲き、ポンポン咲きといわれる咲き方から、マーガレットのような咲き方をするものもあり、花びらは直径3~15cm、草丈も15~100cmと花の姿にもバリエーションが豊富です。
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園芸(特に切花)では単に「アスター」といえばこちらをさすことが多いです。小菊に似ていることから和名が付けられました。
<エゾギク(蝦夷菊) キク科エゾギク属>
6/6 近隣の畑
オニユリの突然変異で黄色い花を咲かせます。自生地の対馬では採集圧により野生状態ではほとんど見られませんが、ムカゴにより容易に増えるため各地で栽培されています。
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花期は7月から8月で、花弁は強く反り返り、黄地に赤の斑点を生じます。葉の付け根にムカゴを作ります。種子をつける物が大半であるユリの中にあって、本種の大きな特徴の1つといえます。
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<オウゴンオニユリ (黄金鬼百合) ユリ科ユリ属>
6/20 つくば実験植物園
昭和26年、千葉市の東京大学農学部検見川厚生農場で、ハス博士といわれた故「大賀一郎」博士(当時関東学院大学教授)が、縄文時代に咲いていた古代ハスの種3粒を発見し、そのうちの一粒の開花に成功したものです。
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年代測定の結果、少なくとも2000年以上前のハスであることがわかっています。2000年の眠りから目覚めた古代のハス。古い地層から発掘され、発芽・生育に成功した蓮として世界最古です。
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<オオガハス(大賀蓮) スイレン科ハス属>
6/28 千葉公園
キジカクシ科の多年草で、山地の草原や明るい林に自生しています。葉は根ぎわに集まり長い葉柄を持つ葉は30㎝以上になり、本種の名前の通り非常に大きく存在感があります。
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7月頃、白い花を付けます。春先の芽生えや若い葉はウルイと呼ばれ、山菜として利用されます。名前の由来は橋の欄干に付けられるねぎ坊主のような飾りに似ていることから付けられました。
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<オオバギボウシ(大葉擬宝珠) キジカクシ科ギボウシ属>
6/20 つくば実験植物園
日本、韓国、中国など東アジアに分布する毎年花を咲かせるサクラソウ科の草花です。世界の温帯・亜熱帯に160種前後が知られ、日本ではそのうちおよそ15種が分布します。
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日本では日当たりのよい山すその草原などで群生している様子を普通に見られる野草です。茎は枝分かれせずにまっすぐ伸びて高さは1mに達します。
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花の咲く時期はおもに夏で、白い小花を密に付けて房状の花穂をつくります。花穂は直立せずにくにゃりと曲がった姿になり、その様子を虎の尻尾に見立てて名前があります。
<オカトラノオ(丘虎の尾) サクラソウ科オカトラノオ属>
6/20 つくば実験植物園
南アフリカを原産とするキク科の多年草です。花びらがきらきらとして艶があり、太陽とともに開き、夜間や曇天、雨の日は花びらが閉じます。
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花の色は、薄紫やピンク・赤・オレンジ・黄色・白など。花姿は、八重咲きや花びらがスプーンのような形をしたものなど、品種によってさまざまです。
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<オステオスペルマム(阿弗利加金盞花) キク科オステオスペルマム属>
6/20 つくば実験植物園
尾瀬ヶ原の池沼に生える水草で、花茎を水上へ突き出し、2~3cmの黄色い花をつけます。
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ネムロコウホネ(根室河骨)の変種で、ネムロコウホネに比べて雌しべの柱頭が赤くなるのが特徴です。オゼの名を冠する、維管束植物レッドデータブックに記載のある希少種です。
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<オゼコウホネ(尾瀬河骨) スイレン科コウホネ属>
6/20 つくば実験植物園
古来より日本にある植物で、江戸時代前半から観賞用に多くの品種が改良された古典園芸植物です。5月~6月頃に、浅い水辺から50cm~70cmの丈を伸ばし深みのある鮮やかな青色の花を咲かせます。
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江戸時代中期に入るとあやめ(菖蒲)の品種改良が進み、あやめ(菖蒲)の人気が出てきました。あやめ(菖蒲)は本種とよく似た花の形をしています。
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この2つの植物は比べられるようになり、どちらも素敵で選ぶのに迷うほどよく似ています。本種は水辺で茎を出し花を咲かせ、あやめ(菖蒲)は乾燥した土から茎を出し花を咲かせています。
<カキツバタ(杜若) アヤメ科アヤメ属>
6/15 アンデルセン公園
私たちがよく知っているポンポンのような花をつけるアジサイの元となった原種です。アジサイにはない野性味と、ちょっと儚げな印象があります。
<古里の夢>
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一般的知られている「ホンアジサイ」とは違って、花の中心に蕾のような花が集合し、その周りにガクと呼ばれる葉っぱが変化した部分がついているのが特徴です。
<潤水>
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花の色は、植える土のpH(酸性度合い)の影響を受けます。酸性に傾いていると青色に、アルカリ性に傾いているときはピンク色になります。
<斑入り>
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<ガクアジサイ(額紫陽花) アジサイ科アジサイ属>
6/20 つくば実験植物園
南アフリカが原産の多年草で根茎をもちます。鮮やかな色彩とさまざまな花色が魅力の草花で花期が春から秋までと長く、グランドカバーにも使用されます。
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草丈30センチほどで長い花柄をだして直径5~15センチほどの花を咲かせます。花は光があたると開く性質があるため朝に開き夜には閉じてしまいます。また曇りの日にも花が開かないことがあります。
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他種との交雑によって黄、オレンジだけでなくピンクや赤、白、複色など花色は豊富にあります。また照り葉や銀葉の品種もあり葉の美しさも特徴です。
<ガザニア(勲章菊) キク科ガザニア属>
6/15 アンデルセン公園
柏の葉のような形の大きな葉とピラミッド形に咲く花が特徴のアジサイの仲間です。
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秋になると深いボルドー色に美しく色づきます。葉の形も大きくて印象的な形なので、紅葉も見どころのある植物です。紅葉した後、冬は落葉して越冬します。
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<カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) アジサイ科アジサイ属>
6/8 柏の葉公園
原産地の熱帯アメリカには数種類が自生しています。葉の模様が美しいサトイモ科の観葉植物です。
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葉模様や色が様々あり、白の斑模様は涼し気な爽やかなイメージ、赤の斑模様はカラフルでトロピカルなイメージです。
<カラジウム(錦芋) サトイモ科カラジウム属>
6/15 アンデルセン公園
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「6月の花のアルバム ④」に続きます。