先回の続きです。⇒ 6月の花のアルバム ① 2023-07-06
今回も、前回同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
円形のサボテンで、頂部から根元にかけて「稜(りょう)」と呼ばれるラインが5本(5稜)入り、上から見ると星型になります。実生から10~15年後には6~8稜まで増稜し、円柱型になって30~60cmほどの高さまで生育します。

「鸞鳳玉(らんぽうぎょく)と呼ばれるサボテンの変種で、鸞鳳玉よりも大型になります。比較的丈夫で育てやすく、花をつけやすい種でもあります。花は黄色く、つややかな花をつけます。
<アストロフィツム・ミリオスティグマ(鸞鳳) サボテン科アストロフィツム属>
6/20 つくば実験植物園
マリゴールドの一種です。メキシコ、中央アメリカ原産で、16世紀にヨーロッパに渡り広く栽培されてきました。

その後スペイン経由でアフリカ北部に普及した経緯により、本種の名前がつきました。花はボール咲きの大輪で、猛暑に強いという特徴があります。
<アフリカンマリーゴールド(千寿菊) キク科マンジュギク属>
6/29 千葉公園
19世紀中期にイタリアで作出された交配種です。両親の長所である四季咲きといえるほど長い開花期や、半常緑でありながら寒さに強いという特徴を受け継いだ、優秀な園芸品種です。

野生種は、日本、中国、ヒマラヤ、メキシコに15種が分布する常緑、または落葉の低木で、日本には4種が自生しています。

別名のツクバネウツギは漢字では「衝羽根空木」と書きますが、これはウツギに似た姿で、プロペラのように広がる5枚の萼が花後も残り、羽根つきの羽根のように見えることに由来しています。

<アベリア(花園衝羽根空木) スイカズラ科アベリア属(ツクバネウツギ属)>
6/20 つくば実験植物園
ヨーロッパ原産のキク科の植物です。繁殖力が強く、在来の植物の生育場所を奪うなどの影響を与える可能性があるため、環境省により生態系被害防止外来種に指定されています。

葉や茎、総苞片に鋭いトゲがあるのが最大の特徴です。このトゲはとても尖っているため、手袋をしても貫通してしまうことがあります。
<アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊) キク科アザミ属>
6/6 近隣の路傍
別名「ビジョナデシコ」や「ヒゲナデシコ」等とも呼ばれる南ヨーロッパが原産の二年草もしくは短命の多年草です。

茎の頂部に小花が5~30個集まり球状の豪華な花(複散房花序)を咲かせます。個々の小花は直径2~3cmあります。花弁は5個でふち部分にギザギザとした鋸歯をもちます。

苞(花を支える部分)は先端が細長く伸びています。苞が多数集まりヒゲの様になるため和名の由来にもなっています。
<アメリカナデシコ(亜米利加撫子) ナデシコ科ナデシコ属>
6/20 つくば実験植物園
本種はアジサイ科の落葉低木で、アジサイの仲間です。その名の通り北アメリカ東部を原産地とし、日本ではやや珍しい花です。

アジサイと本種の違いは、花房の大きさと色です。日本でよく見かける「山紫陽花」は15cm~20cmの青色や紫色の花房ができるのに対し、本種は20cm~30cmの白色やピンク色の花房ができます。

園芸品種の‘アナベル’は、装飾花が多く手まり状になり、花房は直径30cmに達します。近年は、ピンク色の‘アナベル’も発表されています。

<アメリカノリノキ アジサイ科アジサイ属(ハイドランジア属)>
6/29 アンデルセン公園
北~南アメリカに自生する多年草です。草丈は20~40cmで、茎が地面をはうようにして生長します。1980年代に日本へ渡来し、1990年代には鉢花として広まりました。

その茎の先に、1~3cmほどの青い花を次々に咲かせ、ヒルガオ科特有の日が当たらないと花が閉じる性質をもちます。

本来は「エボルブルス」という呼び名ですが、アメリカからはじめて輸入するときに名前がわからず、「アメリカ原産の青い花」ということで、日本では本種の名前で呼ばれるようになりました。
<アメリカンブルー(エボルブルス) ヒルガオ科エボルブルス属>
6/15 アンデルセン公園
葉に荒い毛が生えているのが名前の由来で、本州(福井県以西の日本海側)、九州北部・東部関西以西に分布する日本固有種です。新枝の先に4~8cmの総状花序をつけ、下向きに多数の花を咲かせます。

ブルーベリー を小さくしたような実をつけ、食べることができます。 ナツハゼの実とは色も、房の付き方も違いますが、味は似ています。

<アラゲナツハゼ(荒毛夏櫨) ツツジ科スノキ属>
6/20 つくば実験植物園
ヨーロッパ南西部原産の多年草で、毎年初夏になると小さな青紫色の花を咲かせます。観賞用の草花というより、利用価値の高い作物・ハーブといった趣の強い植物です。

根は赤やピンクの染料の原料に、芳香のある葉は乾燥させてポプリに利用されます。古代エジプトでは化粧品になったり、昔のヨーロッパでは若葉や花が食用に、煎じた根はかゆみ止めや抗菌剤などの薬用になったそうです。

近年は肝臓に有害な物質を含んでいることがわかり、食用にはされなくなりました。
<アルカネット(薬用牛舌草) ムラサキ科ウシノシタグ属>
6/20 つくば実験植物園
チリを中心にブラジル、ペルー、アルゼンチンなど南米に60~100の野生種が分布します。
<インティカンチャ ’サンセット’>

原産地とその花姿から「ペルーのユリ」「インカ帝国のユリ」などの異名があります。
<インティカンチャ ’バレッタ’>

葉は、はじめは茎から新芽を伸ばしますが根元の所でぐるりと反転して育ちます。私たちが見ている葉は実は裏返しなのです。
<インティカンチャ ’マチュ’>

茎の先端に花がついており、特徴的で個性的な色合いを見せています。花は花弁が6枚。
<インティカンチャ ’マラガ’>

外側と内側3枚ずつ形が違います。外側は大きく丸みを帯びた花びら、外側よりも一回り小さな花びらが内側に3枚あります。
<インティカンチャ ’ロマンス’>

花びらにはまだら模様、縞模様がついているのが特徴です。
<インティカンチャ ’サンバースト’>

名前はスウェーデンの植物学者アルストロメール(1794年没)に由来します。
<インティカンチャ ’ハバナ’>

<アルストロメリア(百合水仙) ユリズイセン科ユリズイセン属>
6/21 あけぼの山農業公園
日本、台湾、中国~インド原産で、およそ200種類以上のたくさんの園芸品種があります。本来は多年草ですが、寒さには弱く日本では冬越しできない一年草扱いとなっています。

白い斑が美しい涼し気なリーフプランツです。透き通る様な白い葉は、若葉の頃だけで、生長すると緑色になります。夏には白~淡い桃色の小花を咲かせます。

和名「赤葉千日紅:アカバセンニチコウ」の由来は赤色(紫色)の葉とセンニチコウの様な球形の花からきています。
<アルテルナンテラ・エンジェルレース(赤葉千日紅) ヒユ科アルテルナンテラ属>
6/20 つくば実験植物園
埼玉県の安行に古くからある品種で、ヒメアジサイの一種です。

澄んだブルーの美しい花色で6月頃から咲き始め、霜が降りる頃まで少しずつ咲き続けます。
<アンギョウシキザキ(安行四季咲き:アジサイ) アジサイ科アジサイ属>
6/20 つくば実験植物園
メキシコからアルゼンチンにかけて発生する約30種の属で、オオバコ科に分類されます。主に乾燥および半乾燥の生息地で発生する草本植物です。

開花時期は主に夏を中心として初夏~秋、茎の上部、葉の付け根に次々とつぼみを付けます。花色は白、紫、ピンク、紫がかったブルーなどで、白と紫のツートンカラーになるものなどもあります。

エンジェルラベンダーの商品名で流通しているものもありますが、ラベンダーの仲間ではありません。
<アンゲロニア(細葉アンゲロン草) オオバコ科アンゲロニア属>
6/15 アンデルセン公園
ズイナ科ズイナ属の被子植物。中国西部の原産の常緑の低木(灌木)で、高さ3~5m、幅3mあります。

光沢のあるヒイラギのような葉を持ち、総状花序で緑がかった白色のをが夏から秋にかけて咲かせます。花は30cmの長さで、しな垂れ香ります。。

この植物は王立園芸協会のガーデン・メリット賞を受賞したことがあります。日本語ではシナズイナ(支那瑞菜)と呼ばれることがあります。
<イテア・イリキフォリア(支那瑞菜) ズイナ科ズイナ属>
6/20 つくば実験植物園
ユッカと呼ばれている北米原産のリュウゼツラン科の花です。テキーラの原料になるアガベ属とは違って日本では暖地向けの街路樹のひとつで、キミガヨランと同じ仲間です。

キミガヨランより耐寒性が高く、寒冷地でも冬を越えて元気に育っています。名前は学名と同じで葉の縁が細い糸状になることから付いた名前です。

<イトラン(糸蘭) リュウゼツラン科イトラン属>
6/20 つくば実験植物園
原種バラの1つで、イギリスでは野バラというとこの種のことを指します。この実がローズヒップで、お茶やジャムにして食用となります。

花は小さく楚々としていて「バラ」としてはボリュームに欠けますが、野趣があって日本人の美的感覚には合ってるかもしれません。花色は白〜淡いピンクと幅があります。

和名はドッグローズという英名からの直訳ではないかと思われます。学名からロサ・カニーナとも呼ばれます。
<イヌバラ(ロサ・カニーナ) バラ科バラ属>
6/6 近隣の畑
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「6月の花のアルバム ③」に続きます。
今回も、前回同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
円形のサボテンで、頂部から根元にかけて「稜(りょう)」と呼ばれるラインが5本(5稜)入り、上から見ると星型になります。実生から10~15年後には6~8稜まで増稜し、円柱型になって30~60cmほどの高さまで生育します。

「鸞鳳玉(らんぽうぎょく)と呼ばれるサボテンの変種で、鸞鳳玉よりも大型になります。比較的丈夫で育てやすく、花をつけやすい種でもあります。花は黄色く、つややかな花をつけます。
<アストロフィツム・ミリオスティグマ(鸞鳳) サボテン科アストロフィツム属>
6/20 つくば実験植物園
マリゴールドの一種です。メキシコ、中央アメリカ原産で、16世紀にヨーロッパに渡り広く栽培されてきました。

その後スペイン経由でアフリカ北部に普及した経緯により、本種の名前がつきました。花はボール咲きの大輪で、猛暑に強いという特徴があります。
<アフリカンマリーゴールド(千寿菊) キク科マンジュギク属>
6/29 千葉公園
19世紀中期にイタリアで作出された交配種です。両親の長所である四季咲きといえるほど長い開花期や、半常緑でありながら寒さに強いという特徴を受け継いだ、優秀な園芸品種です。

野生種は、日本、中国、ヒマラヤ、メキシコに15種が分布する常緑、または落葉の低木で、日本には4種が自生しています。

別名のツクバネウツギは漢字では「衝羽根空木」と書きますが、これはウツギに似た姿で、プロペラのように広がる5枚の萼が花後も残り、羽根つきの羽根のように見えることに由来しています。

<アベリア(花園衝羽根空木) スイカズラ科アベリア属(ツクバネウツギ属)>
6/20 つくば実験植物園
ヨーロッパ原産のキク科の植物です。繁殖力が強く、在来の植物の生育場所を奪うなどの影響を与える可能性があるため、環境省により生態系被害防止外来種に指定されています。

葉や茎、総苞片に鋭いトゲがあるのが最大の特徴です。このトゲはとても尖っているため、手袋をしても貫通してしまうことがあります。
<アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊) キク科アザミ属>
6/6 近隣の路傍
別名「ビジョナデシコ」や「ヒゲナデシコ」等とも呼ばれる南ヨーロッパが原産の二年草もしくは短命の多年草です。

茎の頂部に小花が5~30個集まり球状の豪華な花(複散房花序)を咲かせます。個々の小花は直径2~3cmあります。花弁は5個でふち部分にギザギザとした鋸歯をもちます。

苞(花を支える部分)は先端が細長く伸びています。苞が多数集まりヒゲの様になるため和名の由来にもなっています。
<アメリカナデシコ(亜米利加撫子) ナデシコ科ナデシコ属>
6/20 つくば実験植物園
本種はアジサイ科の落葉低木で、アジサイの仲間です。その名の通り北アメリカ東部を原産地とし、日本ではやや珍しい花です。

アジサイと本種の違いは、花房の大きさと色です。日本でよく見かける「山紫陽花」は15cm~20cmの青色や紫色の花房ができるのに対し、本種は20cm~30cmの白色やピンク色の花房ができます。

園芸品種の‘アナベル’は、装飾花が多く手まり状になり、花房は直径30cmに達します。近年は、ピンク色の‘アナベル’も発表されています。

<アメリカノリノキ アジサイ科アジサイ属(ハイドランジア属)>
6/29 アンデルセン公園
北~南アメリカに自生する多年草です。草丈は20~40cmで、茎が地面をはうようにして生長します。1980年代に日本へ渡来し、1990年代には鉢花として広まりました。

その茎の先に、1~3cmほどの青い花を次々に咲かせ、ヒルガオ科特有の日が当たらないと花が閉じる性質をもちます。

本来は「エボルブルス」という呼び名ですが、アメリカからはじめて輸入するときに名前がわからず、「アメリカ原産の青い花」ということで、日本では本種の名前で呼ばれるようになりました。
<アメリカンブルー(エボルブルス) ヒルガオ科エボルブルス属>
6/15 アンデルセン公園
葉に荒い毛が生えているのが名前の由来で、本州(福井県以西の日本海側)、九州北部・東部関西以西に分布する日本固有種です。新枝の先に4~8cmの総状花序をつけ、下向きに多数の花を咲かせます。

ブルーベリー を小さくしたような実をつけ、食べることができます。 ナツハゼの実とは色も、房の付き方も違いますが、味は似ています。

<アラゲナツハゼ(荒毛夏櫨) ツツジ科スノキ属>
6/20 つくば実験植物園
ヨーロッパ南西部原産の多年草で、毎年初夏になると小さな青紫色の花を咲かせます。観賞用の草花というより、利用価値の高い作物・ハーブといった趣の強い植物です。

根は赤やピンクの染料の原料に、芳香のある葉は乾燥させてポプリに利用されます。古代エジプトでは化粧品になったり、昔のヨーロッパでは若葉や花が食用に、煎じた根はかゆみ止めや抗菌剤などの薬用になったそうです。

近年は肝臓に有害な物質を含んでいることがわかり、食用にはされなくなりました。
<アルカネット(薬用牛舌草) ムラサキ科ウシノシタグ属>
6/20 つくば実験植物園
チリを中心にブラジル、ペルー、アルゼンチンなど南米に60~100の野生種が分布します。
<インティカンチャ ’サンセット’>

原産地とその花姿から「ペルーのユリ」「インカ帝国のユリ」などの異名があります。
<インティカンチャ ’バレッタ’>

葉は、はじめは茎から新芽を伸ばしますが根元の所でぐるりと反転して育ちます。私たちが見ている葉は実は裏返しなのです。
<インティカンチャ ’マチュ’>

茎の先端に花がついており、特徴的で個性的な色合いを見せています。花は花弁が6枚。
<インティカンチャ ’マラガ’>

外側と内側3枚ずつ形が違います。外側は大きく丸みを帯びた花びら、外側よりも一回り小さな花びらが内側に3枚あります。
<インティカンチャ ’ロマンス’>

花びらにはまだら模様、縞模様がついているのが特徴です。
<インティカンチャ ’サンバースト’>

名前はスウェーデンの植物学者アルストロメール(1794年没)に由来します。
<インティカンチャ ’ハバナ’>

<アルストロメリア(百合水仙) ユリズイセン科ユリズイセン属>
6/21 あけぼの山農業公園
日本、台湾、中国~インド原産で、およそ200種類以上のたくさんの園芸品種があります。本来は多年草ですが、寒さには弱く日本では冬越しできない一年草扱いとなっています。

白い斑が美しい涼し気なリーフプランツです。透き通る様な白い葉は、若葉の頃だけで、生長すると緑色になります。夏には白~淡い桃色の小花を咲かせます。

和名「赤葉千日紅:アカバセンニチコウ」の由来は赤色(紫色)の葉とセンニチコウの様な球形の花からきています。
<アルテルナンテラ・エンジェルレース(赤葉千日紅) ヒユ科アルテルナンテラ属>
6/20 つくば実験植物園
埼玉県の安行に古くからある品種で、ヒメアジサイの一種です。

澄んだブルーの美しい花色で6月頃から咲き始め、霜が降りる頃まで少しずつ咲き続けます。
<アンギョウシキザキ(安行四季咲き:アジサイ) アジサイ科アジサイ属>
6/20 つくば実験植物園
メキシコからアルゼンチンにかけて発生する約30種の属で、オオバコ科に分類されます。主に乾燥および半乾燥の生息地で発生する草本植物です。

開花時期は主に夏を中心として初夏~秋、茎の上部、葉の付け根に次々とつぼみを付けます。花色は白、紫、ピンク、紫がかったブルーなどで、白と紫のツートンカラーになるものなどもあります。

エンジェルラベンダーの商品名で流通しているものもありますが、ラベンダーの仲間ではありません。
<アンゲロニア(細葉アンゲロン草) オオバコ科アンゲロニア属>
6/15 アンデルセン公園
ズイナ科ズイナ属の被子植物。中国西部の原産の常緑の低木(灌木)で、高さ3~5m、幅3mあります。

光沢のあるヒイラギのような葉を持ち、総状花序で緑がかった白色のをが夏から秋にかけて咲かせます。花は30cmの長さで、しな垂れ香ります。。

この植物は王立園芸協会のガーデン・メリット賞を受賞したことがあります。日本語ではシナズイナ(支那瑞菜)と呼ばれることがあります。
<イテア・イリキフォリア(支那瑞菜) ズイナ科ズイナ属>
6/20 つくば実験植物園
ユッカと呼ばれている北米原産のリュウゼツラン科の花です。テキーラの原料になるアガベ属とは違って日本では暖地向けの街路樹のひとつで、キミガヨランと同じ仲間です。

キミガヨランより耐寒性が高く、寒冷地でも冬を越えて元気に育っています。名前は学名と同じで葉の縁が細い糸状になることから付いた名前です。

<イトラン(糸蘭) リュウゼツラン科イトラン属>
6/20 つくば実験植物園
原種バラの1つで、イギリスでは野バラというとこの種のことを指します。この実がローズヒップで、お茶やジャムにして食用となります。

花は小さく楚々としていて「バラ」としてはボリュームに欠けますが、野趣があって日本人の美的感覚には合ってるかもしれません。花色は白〜淡いピンクと幅があります。

和名はドッグローズという英名からの直訳ではないかと思われます。学名からロサ・カニーナとも呼ばれます。
<イヌバラ(ロサ・カニーナ) バラ科バラ属>
6/6 近隣の畑
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「6月の花のアルバム ③」に続きます。