Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

10月の花のアルバム 最終回

2022-11-16 | みんなの花図鑑
先回の続きです。10月の花のアルバム ③ 2022-11-12



今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回も私の最も苦手とする木の実や鳥がたくさん登場します。樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。





キク科の非耐寒性一年草。暑さに強く寒さに弱い性質の、基本的に丈夫で育てやすい植物です。5月~11月頃、独特な香りがする花を咲かせます。



花色は黄、オレンジ、白、赤、複色など様々で、花の大きさは小輪から大輪まであります。咲き方も一重咲き、八重咲き、クレスト咲きなど多様です。


大きく分けて、フレンチとアフリカンの系統に分けられます。その他には、メキシカンの系統もあります

<マリーゴールド(孔雀草) キク科タゲテス属> 10/12 北柏ふるさと公園




花の少ない早春に咲く、ユニークな黄色いリボン状の花を観賞するため庭木として各地に植栽されます。名前の由来は諸説ありますが、早春の林内で他に先駆けて「まず咲く」ことによるという説が有名です。


果実は堅く、表面は毛に覆われる。9~10月になると黄褐色に熟し、音を立てて二つに裂け、光沢のある黒い種子二つを遠くまで弾き飛ばします。

<マンサク(万作) マンサク科マンサク属> 10/20 柏の葉公園




葉は形の変わったもの、斑入り葉・黄金葉などバリエーションが多彩です。とにかく丈夫なことが特徴です。花は小さめの星型でどの種も共通しています。園芸では学名のセダムで流通しています。



<マンネングサ(セダム) ベンケイソウ科マンネングサ属> 10/12 大堀川畔




果実と常緑の濃緑色の葉を観賞する縁起植物として親しまれています。秋から冬になる赤い実は艶やかで美しく、鉢物として正月飾りに用いられます。



<マンリョウ(万両) サクラソウ科ヤブコウジ属> 10/28 柏の葉公園




日本の野山に自生し、古くから和紙の原料として利用されてきました。春早くにポンポンのような花が木の先端に咲く落葉樹です。



<ミツマタ(三又) ジンチョウゲ科ミツマタ属> 10/12 あけぼの山農業公園




美しい花を咲かせることから、17世紀には観賞用としてヨーロッパに導入されており、世界の広い地域で栽培されています。現在では、栽培を逸出したものが野生化し、各地で帰化植物として定着しています。



<ムラサキツユクサ(紫露草) ツユクサ科ムラサキツユクサ属> 
10/21 手賀沼湖畔




非常に強健で、暑い夏の盛りから秋まで花を咲かせてくれます。花色は濃い青から深い紫まであります。ガクが黒いのが特徴です。花の形を見ていると、なんだか恐竜の口元のようです。



<メドーセージ(サルビア・ガラニチカ) シソ科アキギリ属>
10/12 あけぼの山農業公園



※アブリルさんのアドバイスにより、「メマツヨイグサ」を「チョウジタデ」に訂正させていただきました。

湿地や水田などでみられる高さ15~100cmの一年草。葉は互生する単葉で、長さ1~10cm、幅0.4~2.5cmの披針形~長楕円状披針形となり、葉の縁が滑らかで、ぎざぎざがありません。


和名は花後の形が香辛料に使われるチョウジに似ていて、葉の形など全体がタデに似ることからきています。

<チョウジタデ(丁字蓼) アカバナ科チョウジタデ属> 10/21 手賀沼湖畔



メキシコから中央アメリカを中心に80種ほどが分布しています。夏から秋にかけて花を咲かせる春蒔き一年草で、数種の園芸品種が流通しています。こんもりと茂った株に、明るい黄色の小花を休みなく咲かせます。



<メランポジウム キク科メランポジウム> 10/20 柏の葉公園 




菊に似た白やピンクの花を咲かせる宿根草です。わが国へは古い時代に中国から入り、京都の貴船地方に野生化したものが見られます。この花は八重咲き品種です。



「貴船菊」、「秋牡丹」などの別名でも呼ばれ、欧米ではボーダーガーデンや日本風のガーデンには欠かせない植物となっています。



<ヤエザキシュウメイギク(八重咲秋明菊) キンポウゲ科イチリンソウ属>
10/12 あけぼの山農業公園




ヒマワリに良く似た形の小さめの花を株いっぱいにつけます。見た目は夏の花のような印象ですが、秋のだいぶ涼しくなった頃に花を咲かせます。



華やかで美しい花を咲かせることから世界で広く栽培されており、「ゴールデンピラミッド」という品種名だけで流通することも多々あります。

<ヤノギバヒマワリ(ゴールデンピラミッド) キク科ヒマワリ属> 
10/12 手賀沼湖畔




北海道から九州まで日本各地の山野に生える落葉半低木。秋に咲く淡い紅紫の花を観賞するため、庭園や公園、川岸などに植栽されます。



秋の七草の一つとして古くから日本人に親しまれるが、日本の固有種ではなく、アジア大陸東北部や朝鮮半島にも広く分布しています。

<ヤマハギ(山萩) マメ科ハギ属> 10/12 あけぼの山農業公園




田畑の畔や川べりなど、湿った場所を好んで育ちます。若菜には春菊のような香りがあり、山菜として人気が高い植物です。花の美しさを新妻に擬えて命名されました。



花の色合いや開花期間にちなんで、ゲンペイコギク(源平小菊)、ムキュウギク(無休菊)といった別名があります。



<ヨメナ(嫁菜) キク科ヨメナ属> 10/12 北柏ふるさと公園




繊細な切れ込みのシルバーグリーンの葉とラベンダー色の色合いが涼し気な雰囲気です。草姿がラベンダーのようにも見えることからサマーラベンダーの別名があります。



多年草のように扱われるシソ科の耐寒性低木です。セージと名前がついていますが、ペロブスキア属の植物でセージの仲間ではありません。

<ロシアンセージ シソ科ペロブスキア属> 10/12 北柏ふるさと公園


※さざんかさん、アブリルさんのアドバイスで、不明だった植物の名前が判明しましたので、追記いたしました。

枝が、車輪のスポークのように、一カ所から何本も出るのでついた名前です。果実は球形で、果実の頭に大きく柱頭の痕跡が残ります。初めは緑色で後に紅紫色になり、冬には藍黒色に熟します。


葉の形には,2タイプがあり下のように分ける場合もあるが,中間型もあり区別は難しいようです。
・タチシャリンバイ  葉が細く,ふち全体に鋸歯(きょし)がある。
・マルバシャリンバイ 葉が丸く,わずかに鋸歯(きょし)がある。

<シャリンバイ(車輪梅) バラ科シャリンバイ属> 10/21 手賀沼湖畔


10月の花のアルバム、4回に渡って72種類の花木をご覧いただきありがとうございました。11月も同様にアルバム形式で、出会った花木をご紹介する予定です。(12月投稿予定)また、ご覧いただけると、とても嬉しいです。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yokomasc1390)
2022-11-16 22:09:50
ninbuさん、こんばんは。
10月の花の最後版ですね。
ヤナギバヒマワリは分かりませんでした。
最後の実はシャリンバイのような気がしますが、よく分かりません。
シャリンバイの実は、今はもう黒くなっていますが、これは10月だから…???
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Unknown (なつみかん)
2022-11-16 22:40:26
ninbuさん、こんばんは~
10月編最終回、分からない花が結構ありました。
メドーセージはサルビア・ガラニチカがわかったので、いいとして、ヤエザキシュウメイギクは、え~!一重に見えていました・・・

ヤノギバヒマワリは初見です。
ロシアンセージも、そんなん知らんわ~(笑)
あとはまあまあ正解でした。
最後の実は・・・ちょっと分かりません。ごめんなさい!
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Unknown (breezemaster)
2022-11-17 06:44:37
おはようございます^^

マンサク、
個性的な花、こんな実になるんですね。
知らないんです。先月、一輪、咲いているマンサクをみたんです。
季節を勘違いしたのかもですね^^

マンリョウ、
少し茶色と赤、季節の変化を感じます。
鳥さんに食べられちゃいそうなのも感じます^^;

貴船菊、
京都を感じるキク、名前だけでも、そんな印象なので、
名前って印象を変えますので、変な名前なのに、
可愛い花のもの、変えてほしいものです^^;

実はなんでしょうね?
ベテランさんのお返事くるとよいですね^^
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Unknown (ninbu)
2022-11-17 16:25:17
@yokomasc1390 ヤナギバヒマワリ、ヒマワリと同属の近縁種なのですね。
ヒマワリが一年草であるのに対して、ヤナギバヒマワリは
多年草で宿根ヒマワリとも呼ばれているそうです。

最後の実、アドバイスありがとうございました。
シャリンバイやブルーベリーにも似ていますね。
ただ、葉の形が深い鋸葉なので、特定できません。

いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
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Unknown (ninbu)
2022-11-17 16:26:28
なつみかんさん、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。

ヤエザキシュウメイギクは正式名称ではないので、シュウメイギクで良いと思います。
ヤナギバヒマワリ、さざんかさんやなつみかんさんでも知らないとは・・・。(@_@)
意外と知られていないヒマワリの仲間なのですね。
ロシアンセージはセージの仲間ではないけど、姿・性質が似ているのでロシアンセージ
と呼ばれているそうです。別名の「ペロフスキア」がロシアの植物学者の名前だったから、
ロシアが付いたようです。

いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
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Unknown (ninbu)
2022-11-17 16:27:40
@breezemaster attsu1さん、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。

マンサクの実、もう少し時間がたつと皮が固くなり、弾けるそうです。
種子はパチンと音をたてて2m以上も飛ぶようですが、見てみたいですね。

マンリョウは12月になると、真っ赤になるでしょうね。
鳥も良く知っており、熟した頃を見計らって食べにくるでしょう。

貴船菊のように品のある名前の花もあり、ヘクソカズラのように下品な
名前もあり、名前を付けた人の感性が現れますね。(^.^)

最後の実は、もう少し写真の増やさないと判断が難しいでしょうね。

いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
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Unknown (アブリル (avril_kanabun))
2022-11-19 11:11:17
こんにちは~
最後の実が気になって仕方がありません!(^^)!
しょっちゅう見かける木のような気がするのですが、思い出せません。
私も少し画像検索してみたのですが、
果実の頭に大きく柱頭の痕跡が残っている果実というと
さざんかさんのおっしゃるようにシャリンバイかな~
という気がしてきました。
ヒサカキみたいな鋸歯の葉が気になりますが、
シャリンバイでも「タチシャリンバイ」と呼ばれる種類は
「葉が細く,ふち全体に鋸歯(きょし)がある」そうです。

あと、蛇足ながら、全く自信は無いのですが、
メマツヨイグサにはちょっと違和感を覚えます。
葉がちがうのではないでしょうか
例えばですが、同じアカバナ科のチョウジタデとか・・
https://waterplants.web.fc2.com/zufu_akabana.html
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Unknown (ninbu)
2022-11-19 14:02:03
アブリルさん、こんにちは。
私の投稿写真へのアドバイスをありがとうございます。
シャリンバイの葉、鋸歯が無いと思っていましたが、確かに「タチシャリンバイ」にはありました。調べたら、以下のような説明がありました。

葉の形には,2タイプがあり下のように分ける場合もあるが,中間型もあり区別は難しい。
・タチシャリンバイ  …葉が細く,ふち全体に鋸歯(きょし)がある。
・マルバシャリンバイ…葉が丸く,わずかに鋸歯(きょし)がある。

メマツヨイグサにもアドバイスをありがとうございます。
確かに葉の形を見ると、チョウジタデが細長く、メマツヨイグサの葉は幅広く鋸歯もあります。ご指摘のようにチョウジタデで間違いなさそうです。

さっそく、私のブログの内容を訂正して更新させていただきました。
アブリルさんのブログ、毎日拝見していますが、マクロ写真で植物の仕組みがよく理解できます。毎日のブログを拝見するたびに、新たな発見ができ、とても勉強になります。今後ともよろしくお願いいたします。
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